久々に、「チリトマトヌードル」でのランチ。
1982年登場の、この製品。
今年で35周年を迎えたとのことで、その登場は、実は1984年発売の「シーフードヌードル」よりも、先なのだ。
豆知識として、憶えておこう。
マイナーチェンジを繰り返し、生ける歴史となった、チリトマトヌードル。
新開発の「白い謎肉」が具材になったというのが、今回の大きなトピックである。
原材料からは、「どのような工程で謎肉が白くなったのか」ということを、読み取るのは難しい。
さて、出先で嬉しい「別袋なしオール・イン・ワン」タイプの、この製品。
何度も口を酸っぱくして私が言ってきたように、やはりこれは「日清カップヌードルシリーズの最大の美点」なのだ。
また、細かいようだが、「フタ止めシール」の存在も、見逃せないチャームポイントと言えましょう。
お湯を注いで3分後。
トマトの赤・コーンの黄・いんげんの緑のシグナルカラーも鮮やかに、それはふっくらと出来上がった。
「白い謎肉」は、トマトスープを吸ったがゆえか、頬を染めて恥じらう乙女のような、表情を見せている。
チープといえばチープな食感なのだが、その平麺はスープをよく拾いあげ、相変わらずの「比類なき安定感」である。
「白い謎肉」のお味は、「ノーマル謎肉」よりも若干クリスピーな歯応えを残す、鶏肉系の味わいだ。
それとの相性バツグンなのが、紅に染まるチリトマトスープ!
私は、ここ数年、「チリトマトヌードルのスープの辛さがマイルドになったなぁ・・・」と感じていた一人なのだが、今回のリニューアルで、若干だが、スープのチリテイストがかつての水準に近づき、辛さが増したような感想を抱いた。
粛々と進化を続ける、チリトマトヌードル。
そこに、毎年の年改で熟成されていくスバルのクルマと同じスピリットを、私は感じる。
日清食品さん、ありがとう。