獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

2012F1ブラジルグランプリ

2012年11月27日 | CARS&F1

    
 11月26日月曜日。私はBSフジで22時から放送される今季のF1最終戦(録画放送)を愉しもうと、インターネットの情報を遮断していた。だがしかし、その日の夕刊にはデカデカとこのような記事が!
 まあ、結果を知ってしまってから観るレースというのもなんとも切ないモノだが、一応、観ることに。ううっ。

    
 まずはオープニングラップ。予選4位スタートのフェテルがいきなりスピンし最後尾に!
    
 どうも、ブルーノ・セナとの接触があったらしい。アイルトンの甥っ子の彼。ヘルメットのカラーリング、変えたんですネ。

    
 30周目。小林可夢偉が、なんとフェテルをパス!
    
 さらに、32周目。なんとなんとアロンソをもパス!この時点で4位である。
 ・・・結果を知らずに観ていたら、盛り上がったんだろうなぁ・・・

    
 シューマッハとライコネンの超接近戦。タイヤが絡み合いそうになりながらも、接触しない。さすがに元ワールドチャンプ同士のバトルは高次元だ。

    
 53周目。最後尾から8位まで順位を上げたフェテルは、タイヤをドライのミディアムに変更。

    
 55周目。トップ走行中のハミルトンに、ヒュルケンベルグが仕掛け、接触!    
    
 ハミルトンのマクラーレンでのラストレースは、リタイヤとなってしまった。
 速いが接触リタイヤの多いハミルトンのキャラクターは、ナイジェル・マンセルとかぶる。
 今年1番速かったのは、マクラーレンのマシンだったと思うのだが。残念。

    
 そしてその周。2周前に換えたドライタイヤでは走れないコンディションと分かり、フェテルは再びピットイン。インターミディエイトを装着。この辺のドタバタが、レッドブルチームの弱点であろう。

    
 57周目。アロンソは落ち着いてインターミディエイトに交換。

    
 大健闘だったヒュルケンベルグは、ハミルトンとの接触の責を問われ、ドライブスルーペナルティを受けた。あれは、レーシングアクシデントだったと、個人的には思うのだが・・・もったいない。

    
 62周目。マッサがアロンソを先行させる。フェラーリお得意のチームプレイ。

    
 64周目。若きドイツ人フェテルが、引退するレコードホルダーの同国人シューマッハをパス。6位の座をもぎとる。

    
 そして、そのシューマッハに背後から近づくのは、我らが可夢偉!
    
 ・・・だがしかし。接触があり、可夢偉はシューマッハの前に出ることは出来ず、順位を落としてしまった。

    
 70周目。ディレスタがクラッシュし、セーフティーカー導入。
    
 結果、そのままのポジションキープで、レースは終了となった。ファイナルラップの熱いバトルを観れなかったのは、やや残念か。

    
 優勝はバトン。可夢偉もなんとか9位入賞を果たした。

    
 荒れたレースに強く、気が付いたらトップに立っているバトン。往年のネルソン・ピケを彷彿とさせる。

    
 最後尾から追い上げて、6位入賞。フェテルは、セナ・シューマッハレベルの、天性の速さを持つドライバーだと思う。
    
 273p+8p=281pで、3年連続のワールドチャンプを獲得。彼は、どこまで記録を伸ばすのだろう。
    
 マイケル・シューマッハの最多勝記録は、永遠に破られることは無いだろうと、私は思っていた。
 だが、セバスチャン・フェテルは、全ての記録を塗り変える可能性を持っていると思う。マシンの力だけではない。彼の天性の速さだ。
 なんてったって、彼は「トロ・ロッソのマシンで勝った男」なのだから。

    
 260p+18p=278p。健闘しながらも、わずか3点差で、タイトルを手にできなかったアロンソ。そのしぶとさとしたたかさは、往年のプロストを思わせる。
 レッドブル、マクラーレンよりも劣るマシンで、今年のチャンピオンシップを盛り上げた彼。
 今年は、アロンソの凄さをまざまざと見せつけられたシーズンだった。名は獲れなかったが、実は獲った。来年も愉しませてほしいものだ。   
    

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャロ君写真館 ’08.12.1~’10.11.28

チャロ君写真館 ’10.12.18~’11.12.24

チャロ君写真館 ’12.01.01~’12.12.24

チャロ君写真館 ’13.01.01~’13.12.29

チャロ君写真館 ’14.01.01~’14.12.27

チャロ君写真館 ’15.01.01~’15.12.27

Waterlogueチャロ君

チャロ君写真館 ’16.01.01~’16.06.25

チャロ君写真館 ’16.07.29~’16.12.28

チャロ君写真館 ’17.01.01~’17.12.21

チャロ君写真館 2018

チャロ君写真館 ’19.01.01~’19.09.07

チャロ君写真館 ’19.09.22~’19.12.31

チャロ君写真館 ’20.01.01~’20.04.27

チャロ君写真館 ’20.05.01~’20.08.26

チャロ君写真館 ’20.09.02~’20.12.31

チャロ君写真館 ’21.01.02~’21.07.21

チャロ君写真館 ’21.09.02~’21.12.31

チャロ君写真館 ’22.01.01~’22.04.30