'80年代前半、中学生だった私の主な音楽ソースは「貸しレコード屋」と「FM放送」であった。あの当時のFM放送は今と違って、音楽にDJのナレーションがカブることもなく、ホントに良質な音楽ソースを提供してくれていた。中でも、NHK-FMでときたま流してくれる「有名アーティストのLIVE」放送は、とても素晴らしかった。それらを「エア・チェック」したカセットテープのうちの数本は、今も我が家に現存している。これもそのうちの一つである。
1.夜のバス
2.夕立
3.東へ西へ
4.闇夜の国から
5.ダンスの流行
6.ジェニー・マイ・ラヴ
7.海へ来なさい
8.なぜか上海
9.白い一日
10.心もよう
11.灰色の指先
12.神無月にかこまれて
13.ゼンマイ仕掛けのカブト虫
14.勝者としてのペガサス
15.帰れない二人
16.娘がねじれる時
17.青空、ひとりきり
18.ミス・コンテスト
19.ジェラシー
20.My House
21.氷の世界
このライヴのドライヴ感溢れるバックバンドの演奏は、私の記憶が正しければ、確かメジャーになる前の「安全地帯」だったはずだ。そして、そこに陽水のツヤのある妖しい歌声と意味不明なトークが絡み、もう、たまりませんなぁ。
最近私は、カセットをCD化する方法を会得したので、コレをCDにしたもので愉しんでいる。当時私が使っていたカセットデッキが高性能だったこともあって、音質も、20年以上前のものとは信じがたいくらい鮮明である。だが、旧いカセットはどうしても高音が甘くなる。ちょっとしたコツとしては、「DOLBY-IN」で録音したテープだったのだが、CD化する時は、多少のヒスノイズには目をつぶって、「DOLBY-OUT」で再生したのである(わっかるかなあ?)。今後もLPのCD化・VHSのDVD化等、課題は山積みだ。定年までに全部終わらないかも・・・プラモも作らんとなぁ。