面白いレースだった。1年半ぶりくらいで、マイケルが勝ったレースを見たような気がする。昨年のアメリカGPは、マイケルが勝利したレースというにはあまりに・・・だものネ。
ルノー・チームが最後のピットインを早めずに、予定通りの周回でピットインしていれば、おそらくはアロンソが勝っていたことだろう。だが、ルノーを焦らせたのは、ツボを押さえてスキのない走りをみせた、マイケルの力だったように思う。そういう意味では、タイム差以上にマイケルの完勝だったといえるかもしれない。彼は、ここまできたら、来シーズンも走ってリカルド・パトレーセの最多出走記録も塗り替えるべきであろう。ともあれ、今年のシーズンが少し面白くなってきたことは確かだ。
マクラーレン勢があまり目立たないことも気になるが、やはりホンダ勢のピット戦略&ピットワークのお粗末さが最も悲しいことだ。やはり、この辺りが元気になってこないと、みんなF1よりも「赤い衝撃」の再放送の方を見てしまうであろう。今後に期待します。