最近はPAYPAYだとかAIRPAYとか、
なんやらかんやら携帯電話のアプリで支払うという、
キャッシュレス決済の時代だという。
とは言いつつ、どうもイマイチあの手の、
「他人に財布」預けるような感覚が理解出来ず、
「旧人類」の潮風太子はいまだに、
SUICAとPASMOしか日常的に使用していない。
あとはクレジットカードか・・・
これもチケット入手とかネットでの買い物とか、
突発事態に備えての、
あくまで補助ツールとして所持しているだけで、
利用後すぐに一括払いで支払いをしているため、
〇ヶ月分割とかリボ払いとやらに使うことはナイです。
今では例のキャッシュレス決済で、
自販機で飲み物を購入することも可能だが、
これまた自販機で飲み物を購入する際、
どうしても「小銭」で購入してしまう性分。
ということで先日、
寒かったので缶コーヒーを購入しようと、
500円玉を自販機に投入するも、
返却口にカランとはじき出される・・・
2,3度繰り返してムッとしつつ、
「入れ方悪りぃのかな?」と思うと同時に、
「いや、まさかの今や昔の500ウォン変造硬貨?」
なんて思いながら手のひらにある500円硬貨をみてみると、
なんと昭和58年モノ。
「ありゃこれが原因か!」と少々ビックリ。
この手の「古銭」は最近の自販機や両替機では使用不可のようで、
「怪しいコイン」扱い。
店員のいるコンビニやスーパーでしか使用できないので、
仕方なし財布から1000円札を出して購入。
ただ、こうして安易に「お札」を両替してしまうと、
アッという間に小銭が消えてしまうのは、
「サラリーマンあるある」。
この11月というボーナス前の月は、
ほとんどのサラリーマンたちにとって金難の月で、
前半余計な出費をどれだけ抑えて乗り切るか?
本当に神経を使いますな(笑)
そういえば、この500円玉が登場したのが、
私、潮風太子が中1の頃の昭和57年と。
そして、今回手にした500円玉が中2だった頃の、
昭和58年の36年前。
そしてウチのバカ息子1号が現在、
中2病の中2真っ只中と。
これも何かの縁か・・・?
この500円古銭しばらく保管しておくことにした次第。
今から36年前の潮風太子は、
ちょうど「進学塾」へ通っていた頃。
受験戦争世代なもので…
もちろん親に言われて行ったってだけで、
ほとんど「効果」ありませんでしたケドね。
それが現在の有様ですから。
ただ毎日忙しいだけの貧乏暮らし。
こんなハズじゃあなかったんですがねぇ・・・
しかし我々の頃と比べると、
ホント今なんか少子化で受験なんぞ超楽チンと思いきや、
どうもそうではナイらしく・・・
羽生田文科大臣の問題発言。
国公立の大学共通試験の英語の試験において、
最近の受験生は英語スキルが低すぎるので、
民間企業の行う「英語試験」を
導入することになっていたと。
本受験プラス、
民間の英語試験の受験料プラスそれに伴う講習やら模試など、
また地方の受験生には高額な交通費(宿泊費)まで、
費用が余計に掛かってしまい、
更なる負担となることや、
マークシート式ではない記述式となるため、
採点は「バイト」によるものとなり、
果たして公平公正な採点ができるのか?という疑念。
対象受験生は約50万人という。
なるほど。
するとこれに反対した受験生を中心にした現役大学生など、
若者たちが反発してデモが起きたと。
また例によって、
このデモの件は殆どの大手マスコミは、
大々的に報道をしなかった。
ほどなく大災害が毎週起きて、
その都度、大規模災害となってしまったり、
人気芸人チュートリアルの徳井が「納税」をしていなかったことで、
大騒動に発展したりと、
なかなかセンターニュースとして取り上げにくかったようだが、
いやいや、これ日本の未来の教育問題として、
とても重要なニュースだったハズ。
そんなドサクサ紛れに、
コッソリ英語の試験をやってしまおうと、
思っていた矢先、
受験生諸君は、
「自分の身の丈に合わせて勝負して頑張れ」と、
アホな文科大臣がついホンネを言ってしまい、
これを「言葉狩り」風にマスメディアが取り上げたことで、
皮肉なことに、
この件が、
ようやく世間の日の目を浴びることとなったと。
まぁ要するに貧乏人は、
大学なんか無理して行かないで、
さっさと働けよ!と。
ほぉなるほど。
すると、あれよあれよと、
この英語の試験の問題点が次々に発覚。
おまけに安倍内閣閣僚のスキャンダルも次々と発覚し、
閣僚辞任のドミノ現象。
立憲民主党を中心とした野党は連日、
国会で安倍総理の任命責任追及で国会はすったもんだ。
結局は来年度施行されるハズだった、
外部民間企業(ベネッセなど)による英語の試験は、
見送ることになり、
オジャンと・・・
これに振り回される受験生と教育現場そして親たち。
しかし正直言うと私メ個人としては、
「身の丈に合った人生を送れ」ってのは、
理解できます。
身の丈に合った人生を送りなさいという、
それなりに結果を出した「オトナの忠告」としては、
分からないでもナイ。
羽生田大臣は勝ち組代表のような元医師ですからね。
ただ、この人「身の丈に合う」という意味を、
どの程度理解できているのか?
という点においては、
素朴な疑問は持たざるを得ないんですな。
今から36年前の我が国はというと、
たいていの「進学塾」で、
「これからは英語の資格を取得する時代です!
さぁ皆さん英検を受験しましょう!」
ってな調子で当時まだ草創期にあった英検の、
受験推奨キャンペーンが展開されていた。
かくしてオツムのイイ子たちは、
こぞって英検を受験したもの。
大学生までに2級取得が目標!
これが当時のスローガンだった。
が、そのうち英検だけでは実用的でないとかになって、
TOEICやらTOEFL、IELTSだのと始まる。
超大手企業や公務員の採用試験でも、
この手の資格所有者を「優遇」する傾向となった。
英検推奨キャンペーンから36年が過ぎた今、
自動翻訳システムが飛躍的な発展を遂げ、
携帯電話のアプリですら、
英会話いや何十か国の言語を、
即、翻訳できるまでになった。
このままAI化が進めば「通訳」はいらなくなるだろうという、
未来予測をする経済学者、言語学者もいる。
それでも、やはり人間同士「直接会話」が基本、
「読み書き」できて初めて英語が理解できたことになる!
と、いまでも「英語資格神話」は我が国で息づいている。
が、どうだろう?
今の日本。
口は達者だけど「中身」そのものがカラッポってな、
人間ばかりになってきていないだろうか?
英語はペラペラなんだけど、
なんの技術も持っていないとか、
それはもう、
プラモデルもつくったことがナイという、
ヒモすらまともに結べない手先の不器用な輩とか、
設計図をみても立体図がまったくイメージできない輩とか、
数字を見てもまったくピンとこず、
とんでもないミスを毎回毎回しでかす輩とか・・・
こういう優秀な学生が、
難関突破で「工業系企業」に入社すると、
残念、
ブルーカラー側の「現場」に配属されてしまうと、
どうなるか?
「Youは何しに我が社へ?」となる。
また外国人クライアントと談笑の折、
葛飾北斎とか安藤広重、菱川師宣といった、
「日本人画家」の絵画について、
初歩的な質問をされたにも拘わらず、
恥ずかしげもなく「私、まったく存じません」とか言って、
「あなたは本当に日本人ですか?」と、
クライアントから子バカに窘められる、
日本文化にまったく無知なアホとか、
それどころか相手は初老の知的教養の高い人物というのに、
「クラシック音楽のハナシとかされても、
全然わかんないんすよねぇ」とか言って、
自分の得意なジャンルのこと以外「無知」でかまわないと、
本気で思っている愚か者等々・・・
英語がペラペラであることが逆に、
むしろ厚顔無恥を晒してしまっている、
珍妙な若手エリート社員が会社を滅ぼす?
なんて事態が所々で発生・・・
というのが現在「現場」で起きているということを、
どのくらい承知しているのだろう?
本当の身の丈に合った教育とは何なのか?
その昔、貧乏で上の学校に行けず、
「金の卵」と呼ばれた、
地方出身者の集団就職組の人達の技術力が、
この国の繁栄の基盤を築いてくれた。
我々世代以降は、
その「遺産」を食いつぶしているというのが、
今の現状。
現在、確実に日本の現場レベルでは、
あらゆるジャンルにおいて技術力が、
年々低下の一途を辿っている。
富裕層が身の丈に合ったエリート教育をするのは結構。
ではエリートになれそうにない層をどうフォローするのか?
それこそ政治の役割だろう。
職人の育成について、
まったく無関心な現在の在り方には、
ほとほと疑問というか危惧を感じざるを得ない。
職人の数がどんどん減少していっている。
物凄いスピードで。
この先例えば大工や鳶がいなくなったら、
どうなるか?
町工場の旋盤工やフライス工がいなくなってしまったら・・・
農家や漁師、林業に携わる人がいなくなったら・・・
英語力も大切だが、
日本古来からなる伝統的な技術力に関して、
まったく無頓着過ぎ。
こういう「教育」も幼少期から始めないといけない。
その程度の教育すら満足にできないクセに、
とにかく国際レベルの英語力を!とは・・・・
こういうニュースを見ると、
つくづく思うのだが、
こんなんで大丈夫かニッポン?
まずはこの国のレベルに合った、
現時点での「身の丈」を知らないと・・・・
ちょっとムリしちゃいないか?
ではまた次回。
なんやらかんやら携帯電話のアプリで支払うという、
キャッシュレス決済の時代だという。
とは言いつつ、どうもイマイチあの手の、
「他人に財布」預けるような感覚が理解出来ず、
「旧人類」の潮風太子はいまだに、
SUICAとPASMOしか日常的に使用していない。
あとはクレジットカードか・・・
これもチケット入手とかネットでの買い物とか、
突発事態に備えての、
あくまで補助ツールとして所持しているだけで、
利用後すぐに一括払いで支払いをしているため、
〇ヶ月分割とかリボ払いとやらに使うことはナイです。
今では例のキャッシュレス決済で、
自販機で飲み物を購入することも可能だが、
これまた自販機で飲み物を購入する際、
どうしても「小銭」で購入してしまう性分。
ということで先日、
寒かったので缶コーヒーを購入しようと、
500円玉を自販機に投入するも、
返却口にカランとはじき出される・・・
2,3度繰り返してムッとしつつ、
「入れ方悪りぃのかな?」と思うと同時に、
「いや、まさかの今や昔の500ウォン変造硬貨?」
なんて思いながら手のひらにある500円硬貨をみてみると、
なんと昭和58年モノ。
「ありゃこれが原因か!」と少々ビックリ。
この手の「古銭」は最近の自販機や両替機では使用不可のようで、
「怪しいコイン」扱い。
店員のいるコンビニやスーパーでしか使用できないので、
仕方なし財布から1000円札を出して購入。
ただ、こうして安易に「お札」を両替してしまうと、
アッという間に小銭が消えてしまうのは、
「サラリーマンあるある」。
この11月というボーナス前の月は、
ほとんどのサラリーマンたちにとって金難の月で、
前半余計な出費をどれだけ抑えて乗り切るか?
本当に神経を使いますな(笑)
そういえば、この500円玉が登場したのが、
私、潮風太子が中1の頃の昭和57年と。
そして、今回手にした500円玉が中2だった頃の、
昭和58年の36年前。
そしてウチのバカ息子1号が現在、
中2病の中2真っ只中と。
これも何かの縁か・・・?
この500円古銭しばらく保管しておくことにした次第。
今から36年前の潮風太子は、
ちょうど「進学塾」へ通っていた頃。
受験戦争世代なもので…
もちろん親に言われて行ったってだけで、
ほとんど「効果」ありませんでしたケドね。
それが現在の有様ですから。
ただ毎日忙しいだけの貧乏暮らし。
こんなハズじゃあなかったんですがねぇ・・・
しかし我々の頃と比べると、
ホント今なんか少子化で受験なんぞ超楽チンと思いきや、
どうもそうではナイらしく・・・
羽生田文科大臣の問題発言。
国公立の大学共通試験の英語の試験において、
最近の受験生は英語スキルが低すぎるので、
民間企業の行う「英語試験」を
導入することになっていたと。
本受験プラス、
民間の英語試験の受験料プラスそれに伴う講習やら模試など、
また地方の受験生には高額な交通費(宿泊費)まで、
費用が余計に掛かってしまい、
更なる負担となることや、
マークシート式ではない記述式となるため、
採点は「バイト」によるものとなり、
果たして公平公正な採点ができるのか?という疑念。
対象受験生は約50万人という。
なるほど。
するとこれに反対した受験生を中心にした現役大学生など、
若者たちが反発してデモが起きたと。
また例によって、
このデモの件は殆どの大手マスコミは、
大々的に報道をしなかった。
ほどなく大災害が毎週起きて、
その都度、大規模災害となってしまったり、
人気芸人チュートリアルの徳井が「納税」をしていなかったことで、
大騒動に発展したりと、
なかなかセンターニュースとして取り上げにくかったようだが、
いやいや、これ日本の未来の教育問題として、
とても重要なニュースだったハズ。
そんなドサクサ紛れに、
コッソリ英語の試験をやってしまおうと、
思っていた矢先、
受験生諸君は、
「自分の身の丈に合わせて勝負して頑張れ」と、
アホな文科大臣がついホンネを言ってしまい、
これを「言葉狩り」風にマスメディアが取り上げたことで、
皮肉なことに、
この件が、
ようやく世間の日の目を浴びることとなったと。
まぁ要するに貧乏人は、
大学なんか無理して行かないで、
さっさと働けよ!と。
ほぉなるほど。
すると、あれよあれよと、
この英語の試験の問題点が次々に発覚。
おまけに安倍内閣閣僚のスキャンダルも次々と発覚し、
閣僚辞任のドミノ現象。
立憲民主党を中心とした野党は連日、
国会で安倍総理の任命責任追及で国会はすったもんだ。
結局は来年度施行されるハズだった、
外部民間企業(ベネッセなど)による英語の試験は、
見送ることになり、
オジャンと・・・
これに振り回される受験生と教育現場そして親たち。
しかし正直言うと私メ個人としては、
「身の丈に合った人生を送れ」ってのは、
理解できます。
身の丈に合った人生を送りなさいという、
それなりに結果を出した「オトナの忠告」としては、
分からないでもナイ。
羽生田大臣は勝ち組代表のような元医師ですからね。
ただ、この人「身の丈に合う」という意味を、
どの程度理解できているのか?
という点においては、
素朴な疑問は持たざるを得ないんですな。
今から36年前の我が国はというと、
たいていの「進学塾」で、
「これからは英語の資格を取得する時代です!
さぁ皆さん英検を受験しましょう!」
ってな調子で当時まだ草創期にあった英検の、
受験推奨キャンペーンが展開されていた。
かくしてオツムのイイ子たちは、
こぞって英検を受験したもの。
大学生までに2級取得が目標!
これが当時のスローガンだった。
が、そのうち英検だけでは実用的でないとかになって、
TOEICやらTOEFL、IELTSだのと始まる。
超大手企業や公務員の採用試験でも、
この手の資格所有者を「優遇」する傾向となった。
英検推奨キャンペーンから36年が過ぎた今、
自動翻訳システムが飛躍的な発展を遂げ、
携帯電話のアプリですら、
英会話いや何十か国の言語を、
即、翻訳できるまでになった。
このままAI化が進めば「通訳」はいらなくなるだろうという、
未来予測をする経済学者、言語学者もいる。
それでも、やはり人間同士「直接会話」が基本、
「読み書き」できて初めて英語が理解できたことになる!
と、いまでも「英語資格神話」は我が国で息づいている。
が、どうだろう?
今の日本。
口は達者だけど「中身」そのものがカラッポってな、
人間ばかりになってきていないだろうか?
英語はペラペラなんだけど、
なんの技術も持っていないとか、
それはもう、
プラモデルもつくったことがナイという、
ヒモすらまともに結べない手先の不器用な輩とか、
設計図をみても立体図がまったくイメージできない輩とか、
数字を見てもまったくピンとこず、
とんでもないミスを毎回毎回しでかす輩とか・・・
こういう優秀な学生が、
難関突破で「工業系企業」に入社すると、
残念、
ブルーカラー側の「現場」に配属されてしまうと、
どうなるか?
「Youは何しに我が社へ?」となる。
また外国人クライアントと談笑の折、
葛飾北斎とか安藤広重、菱川師宣といった、
「日本人画家」の絵画について、
初歩的な質問をされたにも拘わらず、
恥ずかしげもなく「私、まったく存じません」とか言って、
「あなたは本当に日本人ですか?」と、
クライアントから子バカに窘められる、
日本文化にまったく無知なアホとか、
それどころか相手は初老の知的教養の高い人物というのに、
「クラシック音楽のハナシとかされても、
全然わかんないんすよねぇ」とか言って、
自分の得意なジャンルのこと以外「無知」でかまわないと、
本気で思っている愚か者等々・・・
英語がペラペラであることが逆に、
むしろ厚顔無恥を晒してしまっている、
珍妙な若手エリート社員が会社を滅ぼす?
なんて事態が所々で発生・・・
というのが現在「現場」で起きているということを、
どのくらい承知しているのだろう?
本当の身の丈に合った教育とは何なのか?
その昔、貧乏で上の学校に行けず、
「金の卵」と呼ばれた、
地方出身者の集団就職組の人達の技術力が、
この国の繁栄の基盤を築いてくれた。
我々世代以降は、
その「遺産」を食いつぶしているというのが、
今の現状。
現在、確実に日本の現場レベルでは、
あらゆるジャンルにおいて技術力が、
年々低下の一途を辿っている。
富裕層が身の丈に合ったエリート教育をするのは結構。
ではエリートになれそうにない層をどうフォローするのか?
それこそ政治の役割だろう。
職人の育成について、
まったく無関心な現在の在り方には、
ほとほと疑問というか危惧を感じざるを得ない。
職人の数がどんどん減少していっている。
物凄いスピードで。
この先例えば大工や鳶がいなくなったら、
どうなるか?
町工場の旋盤工やフライス工がいなくなってしまったら・・・
農家や漁師、林業に携わる人がいなくなったら・・・
英語力も大切だが、
日本古来からなる伝統的な技術力に関して、
まったく無頓着過ぎ。
こういう「教育」も幼少期から始めないといけない。
その程度の教育すら満足にできないクセに、
とにかく国際レベルの英語力を!とは・・・・
こういうニュースを見ると、
つくづく思うのだが、
こんなんで大丈夫かニッポン?
まずはこの国のレベルに合った、
現時点での「身の丈」を知らないと・・・・
ちょっとムリしちゃいないか?
ではまた次回。