先日仕事で勝どきに行きました。
私がまだ20代の頃、築地市場でアルバイトをしていまして、この界隈懐かしい所です。当時はまだ漁師町の面影を残して情緒のある下町でした。
あれから40年。
この変貌には目を見張るものがありました。
月島から勝どきにかけて、今新しいビルがまるで雨後の竹の子の様に建っているではありませんか。
その変貌振りには驚きました。
そんな中、現代と過去とが、己が存在を張り合っている様な風景があったので撮ってみました。
後ろの青い壁の様なものがビルです。その前の同じ造りの五棟のしもた屋が並んでいました。
何となくしもた屋が、時代の流れに健気に逆らっている老人に見えるのは私だけでしょうか。
でも、この光景はきっと永くは続かないのでしょうね。古きものは時代の波に淘汰され消えていくのでしょうね。
私の若い時もそうでした。今から四十年前です。
東京オリンピックを境に日本はまさに高度経済成長の真っ只中へ突入しました。まだ戦後の復興の余韻を残す広場の多い大都会だった東京は急速な変貌を遂げました。
その四十年前に建てた家が今や風前の灯の様な様相を見せています。
まあそうやって現在は未来に続いていくのでしょう。
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