序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

ワーク只今進行中

2013-01-20 16:10:25 | 日記・エッセイ・コラム

先週の火曜日から始まった第二次ワーク。

今回は2名の新参加者を加えて9名。

台本が6名のキャストの作品ですが、ABCの三班を作って全員固定の役で稽古しています。

この台本は私が昔北海道釧路のFM放送のラジオドラマに書き下ろしたものを、劇団の稽古台本に改訂したもので、全部で23ページ。約45分の作品です。

タイトルは「電話」

北国の小都市にあるアマチュア劇団の稽古場を舞台に、本番近くの劇団員たちの集合から稽古始めまでの時間に起こった出来事を描いたものです。

特別大きな事件が起きる訳ではありません。

いろんな職業に携わっている人達が、芝居するという一点で集まるアマチュア劇団。

その一人ひとりの登場人物の人間性の表現。

ここで私が役者諸君に要求しているのは徹底的な人間創りです。

一人一人の人間が芝居の役割から解き放たれて、自分の自由な発想からの自分創り。

案内役は台本です。

それがなかなかうまくは運びません。

それは多分、素直に案内役の言葉を読んでないから、又は自分の都合の良いように曲解して読んでいるからです。

そこで私の出番となるのですが、出来るだけ私の出番はない方が良い稽古なんですよ。

だから、チョイとしたヒントだけになるべく止めます。

やはり自分でたどり着くべきです。

まだまだ考える時間はあります。

健闘を祈る。


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