某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

失ったものは大きいか

2006年11月04日 12時21分36秒 | 日記
日本テレビの夜のニュース番組、今日の出来事が終わり、NEWS ZEROにリニューアルしてはや1月。
やはり結果は残念な方向に行っているような気がします。

今日の出来事は非常にシンプルなつくりで、ストレートに事実を伝える、これぞニュース番組という内容でした。
事実を淡々と伝えていく姿勢に、日本で一番よいニュース番組はこれだ、と思ったものです。
52年という歴史の重みや、他のニュース番組にありがちな、キャスターのコメントに頼らない姿勢が非常に好感をもてたためだと思っています。
しかし、末期では少しそれが崩れ始め、塾の講師をゲストに呼んで政治問題を尋ねたりと、ちょっと違うのでは…という感じになっていってしまいました。

そんな中で後継番組として始まったNEWS ZERO。
やはり懸念は当たってしまったようです。
ちょっと違うといった方向に大きく舵を取り、バラエティ化が進んでしまいました。
こういったスタイルの番組は、テレビ朝日のニュースステーション(報道ステーション)が確立し、またそれだけで十分だと思っています。
NHKニュース10の失敗に学ぶことは出来なかったのでしょうか。

現在、ストレートニュースといえる、本当の意味での夜のニュース番組はフジテレビのニュースJAPANだけになってしまいました。
残念といえば残念ですが、逆にニュースJAPANの価値が上がり、その姿勢に磨きをかけてくれればと思います。

とはいえ、日本テレビでちゃんとしたニュース番組がなくなったわけではないと思っています。
CSですが、日テレNEWS24はかなり好感が持てます。
深夜にフィラーでよく見ており、今でもニュースがない時間などに見ていますが、あのシンプルな報道姿勢は非常に気に入っています。

出来れば地上波でもああいった番組を作ってもらえればいいんですが。