某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

プロのアドバイスは真剣に聞いてくださいね

2008年06月24日 00時45分09秒 | 真面目な独り言
振り込め詐欺の被害者、3割が行員の説得「無視」(朝日新聞) - goo ニュース

振り込め詐欺は他人事。
私も学生時代はそう考えていました。
しかし、結構怪しい振込みをしている高齢者って多いんですよ。

私のような下っ端が、ATMなんかの案内に駆り出される事はよくあります。
流石に3年目ともなるとなかなか無くなりましたが、1年目のころは毎日のようにやっていました。

そのなかで、ここに振り込みたいんだけど、と聞かれる時、どうもその人の態度がおかしいことがあります。
私が一年目のころから、振り込め詐欺は社会問題になっていましたから、それに気をつけるよう様々な資料が配られていましたし、研修や勉強会も行われていました。
だから、あまりにもおかしい時は「その振込みはどちらへされるんですか?」というように質問を良くしていました。

大抵はおかしな態度なのはATMの捜査に慣れていない、もっといえば機械操作に慣れていなくてそわそわしているだけの人でした。
しかし、中には明らかに振り込め詐欺と言えるようなケースもチラホラ。

私が明らかに振り込め詐欺だと感じ、「確認してみては?」といった人は皆思いとどまってくれました。
中には後日来店し、「振り込め詐欺の被害にあわずに済んだ。ありがとう。」とお礼をいってくれる人もいました。

だから、この記事のように行員の説得を無視して振り込め詐欺の被害にあっている人がいるなんて信じられません。
もしかしたら、地域性なども関係あるのでしょうか。
誰かに調べてもらいたいものです。

誰か止める人はいなかったの?

2008年06月23日 22時24分10秒 | 日記
今回も書きやすいニュースで。

グリーンピース部長 鯨肉窃盗罪「成立せぬ」 開き直り、専門家は「犯罪」 (産経新聞) - goo ニュース

グリーンピースジャパンの部長が捕鯨船の乗組員の宅配物を勝手に持ち帰り、その箱の中にあった鯨肉を食べてしまった問題ですが、あまりにもツッコミ所が多すぎて逆に何処から書いていい河からなくなりました(苦笑

前提として、逮捕された人は日本人で、日本の法律を全く知らないということはないはずです。
そして日本では、捜査機関が犯罪を疑われている対象者を捜査する場合、必ず裁判所の捜査令状が必要です。
それが例え暴力団だとしても、勝手に証拠品をもって変えることはできません。
ということは、仮に彼らが言うように犯罪の証拠品であったとしても、勝手に持って帰ってはいけないということは簡単にわかるはずです。

また、様々な鑑定をすればわかるはずのものを、勝手に食べるというのはどういうことなのでしょうか。
さらにいえば、彼らは反捕鯨の立場なのに、なぜ鯨を食べようと思ったのか、そしてなぜ鯨肉の味を知っているのか…
疑問は尽きません。

そして最大の謎は、そんな彼らの言動を止めようとする人がグリーンピースジャパンの内部に一人もいなかったのか、ということです。
それほどまでに反捕鯨に妄信的になっているのか、それとも今回この行動をした人が「部長」という要職だったため誰も反対できなかったのか。
どちらにしろ、組織内の人間の犯罪行為を止められないようでは、組織として終わっていますけどね。

全体の奉仕者であるという意識は?

2008年06月22日 15時43分03秒 | 日記
久しぶりなので書きやすいニュースを。

橋下知事、労組と徹夜バトル 怒号も 人件費削減案巡り(朝日新聞) - goo ニュース

日本国憲法には、
すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
という一文があります。

しかし現実には往々にして公務員は一部の奉仕者になっています。
さらに悪いことに、その一部には公務員自身も含まれているわけです。
そのため今の日本には嫌官僚、厭公務員的な感情が渦巻く結果になったわけなのですが。

だからこそ橋下知事を大阪府民は選択したのでしょう。
一部の奉仕者に成り下がった公務員に厳罰を与えるために。

しかしオプチミスト揃いの公務員の方々には、そんな感情がわかっていないようです。
もしかすると、ただの嫉妬ややっかみ程度にしか思っていないのかもしれません。
もしくは、自分は優秀だからこのくらいの待遇は当然だとでも思っているのでしょうか。

記事の中にある個々の言動にはあえて触れる必要すらないと思います。
全体の奉仕者であるという精神をなくし、ただただ己の私利私欲のために見苦しい言動をする醜い公務員しかそこにはいませんでしたから。

おそらくこの流れは全国へ波及するでしょう。
夕張のように潰れる前にその膿を取りきれればいいのですが、それができない自治体も数多く出てきてしまうでしょうね。

最近のブログで気になること

2008年06月16日 23時33分29秒 | 日記
最近、様々なブログを見ていて、ありゃ?っと思うことがあります。
同じニュースに関係するブログをみていて、全く同じ文章を見かけることがしばしば。
同じ人が複数のブログを同じ内容で運用しているのかなぁと思ったりもしましたが、そんな意味の無いことをする人がいるとは思えません。
以前、ブログの文章を勝手に考えてくれるソフトだかサイトがあると聞いたことがあるように思いますが、それを利用しているからなのでしょうか。

どちらにしても、自分で文章を書く気が無いブログに意味はないと思います。
同じように、ただニュースのリンクを張るだけのブログにも意味は無いといえるでしょう。

「今日は○○をたべた。美味しかった」
そういう内容でも、上記のような意味の無いブログよりはずっと価値があると思います。
他の人が何を思い、何を発信したいかを見るためにブログを見ているのです。
ただ形式上記事が並んでいるだけでは、ブログの意味が無いなぁと思っています。

確かに毎日書いていくのは大変で、私も結構サボりがち。
一時期までは絶対に毎日書いていましたが、社会人になるとなかなかそうも言ってられません。
継続の難しさをブログからしり、その偉大さも学んだように思います。

ノア「GREAT VOYAGE’08 in Yokohama」

2008年06月15日 11時17分30秒 | 日記
また放置気味になったので、久しぶりにプロレスネタで。

森嶋GHC初防衛も「すいません」/ノア(日刊スポーツ) - goo ニュース

昨日横浜文化体育館で行われたノアですが、観客は3600人と寂しいもの。
私も行きたかったのですが、G+観戦でした。
内容自体は面白かったんですけどね。

第4試合の「付き人だよ全員集合!」
三沢の過去の付き人に三沢自身を加えたタッグマッチ。
ネーミングのセンスはともかくとして、ノアのシリーズ最終戦で、三沢が出る試合にしては珍しくコミカルな立ち上がり。
太田を弄る試合だなぁと言うことは明白でしたね(笑

試合自体は低レベルだとかそんなことはなく、若手の太田が先輩に果敢に食らいついていっているのが良くわかりました。
太田は以前に比べてかなり成長してますね。
顔がアンタッチャブルの山崎に似ていなければ、女性ファンも多くできたんじゃないかなぁと思うと残念です。
それに最近表に出ることが少ない浅子さんが見れたり、丸藤がSDAを決めたりと、なかなか見所の多い試合でした。

第6試合の6人タッグマッチ。
何故平柳が?それにいつの間にか改名してたんだ、と思う試合。
昔のイメージが残っていて、大丈夫かなと思ったのですが、自分のキャラを確立しつつある様子。
試合への介入もスムーズでしたし、やられ役として美味しいところの持って行き方も理解しつつあるようです。
それに最後のマイクパフォーマンスも、その小悪党キャラをアピールするには最高のできでした。
ノアには今までいなかったキャラなので、その個性を大事にしていって欲しいですね。

第7試合は本当にすごい試合でした。
今年のプロレス大賞のベストバウト候補といってもいいでしょう。
小橋と健介の試合で悪くなることはありえないとはいえ、今回はパートナーのKENTAと中嶋がさらにその上を行っていました。

昨日の健介オフィス興行で敗れた中嶋が燃え上がるのは当然だったのかもしれませんが、前夜の疲れなど微塵も見せないハイペースな試合運び。
これじゃ15分くらいで勝負が付きそうだなぁ、とみていたら、そのままのペースで30分終わってしまいました。
ただの打撃ではなく、STFやアンクルホールドといった絞め技、関節技でも盛り上がっていましたが、この二人の奥深さを感じることができました。

以前、KENTAではなく潮崎がはいったタッグマッチを見たとき、5年後このカードがまた身値と思いましたが、今回のカードは来年、いや半年後にまたみたいと思ってしまいました。
KENTAと中嶋、この二人のストーリーが今後どうなっていくのか非常に気になります。
しかし中嶋はまだ二十歳。
末恐ろしい若者になってしまいましたね。

メインのGHCヘビー級選手権試合。
内容自体は悪くないと思います。
しかし、どうしても前の試合と比べられてしまうのは仕方が無いところ。
森嶋も果敢に色々なことにチャレンジしていましたし、杉浦も体重差をものともしない試合運びでした。
もう少し時間をコンパクトにして、休む時間を短くすれば、もっと違う印象になっていたかもしれません。

3年目の罠

2008年06月12日 00時26分40秒 | 
私も銀行員生活が3年目になり、だいぶ社会人らしくなってきたかなと思ってきています。
取引先にはおべっかを使い、上司の誘いは断れず、無茶な仕事も黙々とこなす。
だんだんとそれができつつあるなぁ、と感じています。

しかし、まだ甘かった…と感じる出来事が起こりました。
それは住民税のことなんです。

住民税というのは、所得税とは徴収する方法が違います。
前年の1月から12月までの所得に応じて納税額が決まるのですが、サラリーマンの場合、納税額はその年の6月から翌年の5月まで、12回に分けて給与から天引きされます。

具体的に言うと、社会人1年目の4~5月は、大学2年の1月から大学3年の12月までの所得額に応じるので、ほとんどの場合ゼロ円。
社会人1年目の6月から社会人2年目の5月までも、大学3年の1月から大学4年の12月までの所得額に応じるのでほとんどの場合ゼロ円。

しかし、社会人2年目の6月からは、大学4年の1月から社会人1年目の12月までの所得額に応じます。
大学4年時が0円だったとしても、社会人1年目の4月から12月分の所得はばっちりカウントされるため、社会人2年目の6月からは源泉徴収の額がグッと上がるわけです。
だから、「2年目の6月からは給料が減るぞ」とよく言われたものでした。
実際に、2年目になって少し昇給した分をそのまま住民税としてとられたような形になり、1年目と月給の手取りが変わらないという事態になってしまいました。

ここまで書いていてお気づきかもしれませんが、3年目の6月にも同じような罠が仕組まれているのです。
3年目の6月から源泉徴収される住民税は、1年目の1月から2年目の12月まで。
それまでは1年目の4月から12月の給料、つまり9か月分ですので、単純計算でカウントされる金額が1.33倍になるわけです。
さらに、1年目のボーナスは満額支給されず、2年目からがきちんとしたボーナスが支給されるようになるため、実際の差はもっと大きくなります。

私の場合、累進課税のせいでしょうが、住民税の額が倍近く増えてしまいました。
3年目になって少し昇給したのに、それがそっくりそのまま住民税へと流れていったわけです。
手取りは変わらないので、感覚的には1年目と変わりません。

はぁ、社会人らしくなったのかなぁ。

ただのセレモニーに意味はありません

2008年06月11日 22時25分06秒 | 真面目な独り言
仕事面倒だなぁ…
そう思っていたら1ヶ月も放置していました。
今日から再開です。


参院、首相問責決議を可決 現憲法下で初(朝日新聞) - goo ニュース

民主党が問責決議案を参議院に提出し、可決されました。
去年から散々出すぞ出すぞと言っていた法案ですが、出す時期を間違えたとしか言いようがありません。
ガソリン税の再可決時に出したのならばまだ意義はありそうですが、全然盛り上がらないこの時期に、与党が衆議院で信任決議案を出すのが前提の問責決議案をだしても意味はありません。

あれだけ出す出すといっていたのに、出さないと選挙の時にマイナスになると思い、一番波風の立たないこの時期を選んだというところでしょうか。
はっきり言ってセレモニーにすぎない「戦後初の首相問責決議案可決」といったところでしょうか。

結局のところ、野党は政権交代なぞ望んでいないともいえるでしょう。
ある程度の権力を手にしながら、責任の及ぶことはなんらせず、与党の文句を言えばそれで仕事をしている格好が付く。
そんな気楽な商売を捨てて、常に責任が追及される政権与党というイバラの道なんて真っ平ごめんというのが本音なのではないでしょうか。

彼らがあんな態度なのは、そう考えると非常に合理的に説明がつきます。
彼らは日本を良くしたいなんて微塵も考えていないんです。
名声をもたらし、権力を持つことができ、かつ何らかの義務も責任も無い、野党という存在であり続けたいんでしょうね。