某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

職務質問って・・・

2010年09月27日 20時31分18秒 | 日記
何度も職質されカッ…自称京大生、女性巡査殴る(読売新聞) - goo ニュース

職務質問をされた大学生が警官を殴り、逮捕されたそうですね。
何度も職務質問されたことが原因だと言うことですが、全く私にはわかりません。

というのも、私は職務質問をされたことがありません。
夜中に自転車に乗って警官とすれ違ってもされたことはありません。
警官も人を見ているということでしょうか(笑

友人にも職務質問をよくされるという人もいますが、何が違うのかよくわかりません。
日ごろの心がけでしょうかね。


それでもツイッターとスマートフォンは使いたくない

2010年09月21日 20時00分09秒 | 日記
スマートフォン隆盛時代に”待った”をかける!?傍観派たちが語る「あえてブームに乗らない理由」(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

スマートフォンを使う人が増えていますね。
私の周りにもアイフォンやエクスペリアを持っている人がいます。
意気揚々と使っている様子を見せ付けていますが、どうも買いたいとは思えません。

というのも、どうみても使いづらそうなんです。
これをこうして文字を選んで…なんて説明をしながら使い方を見せ付けている人がいますが、どう考えても両手を使わないと操作できないのは面倒。
ガラパゴス携帯のように片手でできる便利さもなく、キーボードを使うよりはるかに遅いスマートフォンを選ぶ道理はありません。

機能的にも、ノートパソコンどころかネットブックにはるかに劣ります。
折りたたみ式ではないので安全性も心配です。

通話もネットもメールも音楽もゲームも…と色々できるとアピールしていますが、それも怪しいもの。
現在のモバイル製品の電池の能力を考えれば、一つにまとめるのは非常に危険です。
ある程度分散させないと、あっという間に電池切れになるのは明白です。
ケータイと音楽プレーヤーとゲーム機をそれぞれ分けて持つのが一番。

流行りもの好きな人が持つ創世記から、一般に普及する普及期になった、と記事ではいっていますが、非常に怪しいように思います。
必死にビジネスシーンで普及する前に慣れたほうがいいと煽っていますが、少なくとも現在の形式でそれは無理というものです。

更に操作が簡単になり、多機能になれば別ですが、それにはいくつものブレイクスルーが必要。
それにはまだまだ時間がかかりそうです。
それに、操作が簡単になれば今慣れる必要も無いですしね。

同様にツイッターのことも書いていますが、ツイッターはセカンドライフと同じくすぐに消える運命にあるように思います。
というのも、文字制限があることが最大のネックだからです。
携帯のメールの文字数や機能が大幅に増加した様になればともかく、現状ではやはり流行りもの好き以外には普及しないでしょう。

ブログにはかなりの自由度がありますが、ツイッターはそうではありません。
文字数が少ないために数が多くなり、後からそれを追うのが非常に面倒という問題もあります。
見る側にも使う側にも負担が大きいツイッターも、早晩消えていく運命だと思います。

そんなわけで、私はスマートフォンもツイッターも使いません。
それぞれの次の規格が出るころはともかく、今のままではそれはかわらないでしょう。




残念だなぁ

2010年09月17日 23時59分12秒 | 日記

田代まさし容疑者を逮捕 コカイン所持(朝日新聞) - goo ニュース

どういう肩書きで呼んだらいいのかわかりませんが、田代まさしさんがまた逮捕されました。
今回で4回目。
残念だなぁ。

彼が最初に逮捕された時から、2ちゃんねるなどでは非常に盛り上がり、「神」としてもてはやされていました。
我々の年代からすれば、TIME誌のパーソンオブザイヤーの事件を思い出す人も多いはずです。

実際、私が小学生くらいのころは本当に大人気でした。
主に志村けんのパートナーとしてでしたが、バカ殿様やだいじょうぶだぁなどを今見ても非常に面白いだけに、本当に残念としか言いようがありません。(youtubeやCSなどで流れています)

最近復帰してから何度か番組を見ましたが、かなりパワーダウンしてはいたものの、面白かったように思います。
彼が再起することはあるのでしょうか。
私は彼が再起に向けて努力する限り、応援したいです。

無能な政府が企業を潰す

2010年09月13日 21時29分33秒 | 銀行の話
中核的自己資本、7%に 主要国金融当局が規制強化策(朝日新聞) - goo ニュース

昨日、金融庁がいかに狂った存在かということを書きました。
そして見てもらいたいのがこのニュースです。
専門的過ぎるので簡単に言えば、銀行にさらに融資をさせないための規制とでもいえるでしょう。

銀行の自己資本比率規制は、金融市場における間接金融の割合が欧米に比べて大きい日本では大きな打撃を受けます。
ですから、自己資本比率の規制は日本の金融機関に対する規制といっても過言ではありません。

今回の「バーゼル3」と呼ばれる自己資本比率規制は、現行の「バーゼル2」よりはるかに厳しいものです。
現行の「バーゼル2」、昔は新BIS規制などと呼ばれていましたが、そしてそれ以前のBIS規制のおかげで、日本の金融機関は非常に苦しみました。
貸したいのに貸せないジレンマに陥ってしまったのです。
それによって多くの企業も苦しみました。

更なる規制で、金融機関も企業もさらに苦しむのは明白です。
そうであるのに、日銀や金融庁は「日本の主張も認められ、バランスのとれた合意内容になった」「この合意の内容であれば、各行が地道に利益を積み上げれば何とか対応できるのでは」と話しているとか。
呆れてものも言えません。
いかに現実がわかっていないかがわかるかと思います。

実際には、彼らも現実がわかっていると思います。
しかし、他国の金融当局者と渡り合える政治力、外交力が皆無であるため、彼らの要求を丸呑みせざるをえず、それを隠すために上記のような言い訳に始終しているのでしょう。

無能な政府が企業を潰す典型的な例ですね。



日本振興銀行破綻に思うこと

2010年09月12日 23時09分44秒 | 銀行の話
振興銀破綻、初のペイオフ発動 元本1千万円まで保護(朝日新聞) - goo ニュース

日本振興銀行が破綻しました。
初のペイオフ適用ということで、私の銀行も色々と対策をとらされました。

こういう時に恐ろしいのが取り付け騒ぎです。
過去には全く根拠のない噂が取り付け騒ぎを起こしたこともありますので、他の金融機関とはいえ、同業種の人間の言動は慎重に行わなければならないのです。

なんとか大きな問題も起きずに済みましたが、金融庁が足利銀行の時とは違い破綻という道を選んだことは、多少ショッキングな出来事であったといえるでしょう。
今までは社会の信用不安を抑えるという名目で、他の金融機関に救済合併させたり、国有化したりとさまざまな方策をとっていたのですから、とうとう来るべき時が着たのか、といった感じです。


報道では様々なように書かれていますが、私は木村前会長にちょっと同情しています。
木村前会長は金融庁の検査忌避容疑で逮捕されましたが、これに関しては木村前会長にだけ非があるとは思えません。
というのも、金融庁のやり方のえげつなさ常軌を逸しているからです。

日本振興銀行が破綻したのは、貸し倒れ引当金の不足分を積み増しすると大幅な債務超過になってしまうことが確実になり、経営が立ち行かなくなるからです。
木村前会長もこれがわかっていたから検査忌避を行ったのでしょう。

この貸し倒れ引当金というのがクセモノで、金融庁が狂ったような査定を行うためにすべての金融機関が苦しんでいるのです。
というのも貸し倒れ引当金というのは、融資した企業のリスクを勘案し、それに応じたお金を費用として計上するわけです。

そのリスクを勘案するやり方が非常に恣意的で、金融庁は非常にムダとも言えるほど厳しく設定します。
そのため金融庁から検査を受けた金融機関はもれなく貸し倒れ引当金の積み増しを強要されるのです。

今回の日本振興銀行と同様に、UFJ銀行も金融庁によって潰されました。
UFJ銀行はUFJ信託銀行という優良な子会社があったために助けれられたようなものでしたが、日本振興銀行はそうでなかったために倒産したというわけです。

もちろん検査忌避というのは銀行法違反ではありますが、それをやらざるを得なかった木村前会長に私は同情せざるをえません。
高金利につられて日本振興銀行に預金をし、騙されたなどといっている人々よりずっと非は少ないと思います。

日本振興銀行が破綻し、そして新銀行東京が巨額の赤字を出しています。
両銀行とも、当初の理念はすばらしかったと思います。
既存の銀行が融資しない中小企業を助けるんだ、という理念を否定する人はいないでしょう。

しかし、彼らはその原因を深く考えなかったのが最大の失敗でした。
既存の銀行が中小企業に融資しないのは、貸し渋っているわけでも審査能力がないわけでもないのです。
今の日本の金融行政の下では融資することができないだけなのです。

それをわからなかった木村前会長や石原都知事の責任はあると思います。
プロができないことを素人ができるはずがないのですから。

木村前会長に責任があるとすれば、その事実をわからなかったということでしょうかね。



有楽町西武の思い出

2010年09月08日 23時27分02秒 | 日記

有楽町西武の跡は「ルミネ」に…来秋にも開業(読売新聞) - goo ニュース


有楽町西武の跡地がルミネになるとか。
ヤマダ電機やイオンなど、有楽町の雰囲気に合わない店舗が入らなくてよかったなぁ…といった感じですね。

有楽町西武の思い出とタイトルをつけましたが、実は有楽町西武で買い物をしたことはありません。
しかし、上のフロアにある映画館にいったり、銀座で遊ぶときに待ち合わせの時間まで暇つぶしにブラブラしてたことはよくありました。

ですので有楽町西武は非常に楽しかったイメージがあります。
何か直接的な思い出はありませんが、楽しかったあのころを思い出します。

もしかしたら、こうやって買い物をしない人が多いから西武が撤退したのかもしれませんね。


いつもの「若者」論には飽き飽き

2010年09月06日 21時13分25秒 | 日記
返事もメールも「即答!」 格段に減った感情交換(産経新聞) - goo ニュース

典型的な「最近の若者は…」という記事を見つけました。
あらゆることにスピードが求められる現在ではありますが、これはさすがに針小棒大すぎるなぁと感じました。

メールは早く返さなければいけない、などと言う人は確かにいることはいますが、ごくごく少数派だと思います。
そもそも即答がほしいならば電話をするのが当然ですし、時間的余裕があるからメールという手段を使うと私は考えます。

もちろんそれが数日たってしまうと流石に遅すぎると思いますが、数時間か十数時間たった後に変身をすれば、十分ではないでしょうか。
もっとも内容にもよりますが。

即答が求められるから感情がこもってない!!なんて論理が飛躍しすぎています。
ただ単に己のコミュニケーション能力のなさを棚に上げているだけ、もしくはそれに気がついていないだけでしょう。
この記事の内容を見るだけでも、結論ありきで書いてあるようにしか読めませんしね。

結局のところ、何もかも若者が悪いといいたいだけの老人のつぶやきなのでしょうね。




新学期になりましたが

2010年09月03日 23時49分21秒 | 日記
9月になりました。
大学生はともかくとして、休みが始まって憂鬱…と思っている学生さんは非常に多いでしょう。
社会人は夏休みなんてありませんから、そんな憂鬱な気持ちなんてもう味わうことすらできないんですけどね。

新学期だから、というわけではありませんが、今回から文字のフォントを大きくしてみました。
このブログを書きはじめたとき、私は大学生でしたが、そのときに比べてどうも細かな字を見るのがめんどくさくなってしまいます。
目が悪くなったというわけではないのですが、仕事以外のことへの耐性が非常に弱くなっています。

気がつけば「疲れた」「しんどい」といっているような気がします。
これじゃいけないなぁと思いつつも、自分の変化には対応していかなければいけません。

文字が小さいのを読みたくないのなら、文字を大きくすればいい。
疲れたならば早め早めに休息を取るようにすればいい。
解決方法があるならば速めに行えばいいことです。

とはいえ、そういったことでは解決できないことも数多くあります。
溜まっている仕事、やらなければいけない地域行事への参加、上司やお客さんとの付き合い…

何もかも捨てて逃げ出したくもなりますが、そういうわけにはいかないんですよね。


銀行からお金を借りる方法

2010年09月02日 06時16分57秒 | 銀行の話
よく融資の相談にくる方の中に、「私の家や土地を担保にお金を貸してください」という人がいます。
大体そういう人は、担保があればお金を貸してもらえると思っていることが多いようです。

しかし、銀行は担保があるからといってお金を貸すことはありません。
銀行からお金を借りるときに必要なのは、その借金を返すことができるという証明です。

いくら担保の価値が何十億あろうが、収入と支出がプラスマイナスゼロ、もしくは赤字で返済ができない場合はお金を貸すことはありません。
逆に担保はなくとも、明らかに収入と支出の差額がプラスで、返済していけるのが明白ならばその返済できる範囲でお金を貸してもらえるでしょう。

担保はあっても返済ができないような人は、お金を借りる前にその担保を売却すればいいわけです。
銀行は不動産業者でも古物商でもありませんから、担保を処分するのに積極的ではありません。
担保を処分して借り入れと相殺するのは最後の手段なのです。

逆に言えば、いくら担保がなくても返済していけるということが証明できれば銀行からいくらでもお金を借りられるということです。
しっかりとした事業計画をたて、厳しめの売り上げ予想をつくり、ちゃんと銀行の担当者にそのことを説明し、わかりやすいデータを提出できれば、銀行からは簡単にお金が借りることができます。

しかし、現実は穴だらけの事業計画で、甘めの売り上げ予想をつくり、それをろくに銀行の担当者に説明もしないまま自分の希望的観測をのべるだけでお金を貸してくれという人がほとんどです。
むしろ、いくら必要だからと逆算で売り上げ予想と事業計画を作るため、無茶な内容になっていることの方が多いように思います。

無理なことをせず、分相応に着実に地道にやっていけば、銀行のほうから融資の話がやってきます。
そのときに初めて事業の拡張を考えればよいのです。

もちろん無理なことをして成功したところもありますが、そういった成功例はほんの一握り。
死屍累々の山の上に咲いた一輪の花といったかんじです。
銀行からお金を借りるには、まず自身の状況を客観的に見てみることが必要です。

とはいえ、今事業をしている人にはそんなことを言っている余裕はありませんよね。
日本は失敗に非寛容な世界ですから、一度会社をつぶしてしまうとそこから復活するのは非常に厳しくあります。

しかし、それでいいのではないでしょうか。
何も挑戦し続けるだけが人生じゃないのではないでしょうか。
人手が足りない業界は山ほどあるわけで、自分で事業をすることにこだわる必要はないでしょう。
そしてそれに応じた生活をするのも一つのやり方だと思いますよ。

日本の借金について

2010年09月01日 21時54分03秒 | 日記
日本の借金についてどう思いますか?というコメントがありました。
書いていたら長くなったのでこちらに書こうと思います。

国の借金が問題になるのは、ここ最近のことではありません。
例えば江戸時代、全国各地の藩は借金で苦しんでいました。
その解決策として、無利子かつ超長期返済に変えさせたり、返済額を大幅に減らしたりするなど、なかば強引な方策をとった藩もありました。

なぜそうしたかといえば、借金の返済が藩の財政を圧迫したからに他なりません。
これは現在でも同じことが言えます。

財政が圧迫し、どうしようもなくなったとき、国は何らかの手段をとらざるをえなくなります。
その方法はさまざまで、単純に踏み倒すものから利払いを少し遅らせたりする程度のものまで多種多様です。
しかし、それらはすべて「デフォルト」として扱われます。
デフォルトを回避するべく、政府と日銀が手を組み、紙幣を無尽蔵に発行して借金を解消するという方法もありますが、これによって招く結果はハイパーインフレに他なりません。

デフォルトになるにしろ、ハイパーインフレになるにしろ、結局のところ円の価値が大幅に下落するということに他なりません。
そうなれば苦しむのは国民です。
自分の資産の価値は目減りし、かつ生活に必要な食料や資源のほとんどを輸入に頼る日本では生活にかかるコストが激増します。
結局のところ、痛みを負うのは国民なのです。

と、ここまではよくある経済の本に書いてあるようなことばかりですが、これは借金が増え続ければ実際に起こりえることです。
ただし、ここで気をつけてもらいたいのはこの問題は借金の総額ではなく借金の返済額によって引き起こされているということです。

借金の返済額が増え、財政が圧迫されるということが起きなければ、借金の総額が増えても問題はないでしょう。
しかし現実には借金の総額が増えれば借金の返済額も増えるわけですから、大幅な税収増の見込めない日本では借金の総額の増加=財政の圧迫と言えなくもないでしょう。

財政と家計は違う、借金の総額が増えても問題ないだとか、日本の借金は国内で消化されているから大丈夫だとか、国民の金融資産や政府の資産はもっとあるから大丈夫だとか言う人はいます。
しかし、借金の返済額というフローの増加が問題なわけで、ストックだけでこの問題に言及している人はあまりにも無知としか言いようがありません。

結論から言えば、日本国政府は即刻無駄な支出を止め、社会保障費を減らし、早急にプライマリーバランスの黒字化をはかるべきでしょう。
問題は借金の額ではないのですから。