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某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

効果は結構ありそうです

2008年08月25日 23時59分04秒 | 
住宅ローン減税の延長要望へ=不動産市況の下落受け-国交省(時事通信) - goo ニュース

住宅ローン減税が延長される可能性が出てきたとか。

住宅ローン減税は、家を建てた人にとってかなり大きなメリットです。
このおかげで月収分くらいの税金が返ってきたという人も中にはいるほど。
だから先月くらいまで、年内に住宅ローンを実行するための駆け込み需要も結構ありました。

それが延長になるというわけですから、これから家を建てようとする若い人には朗報ですね。
もちろん財務省は抵抗するでしょうが。

これには賛成です

2008年08月10日 00時45分15秒 | 
麻生氏、株300万円までの配当益非課税など優遇税制提唱(読売新聞) - goo ニュース

麻生幹事長の経済政策の考え方には色々と思うことがあります。

景気が良くなってからプライマリーバランスを考えればいい。
国債の残高が増えても、それ以上に国の資産があるんだから問題ない。
年間30兆円以上国債を発行してもいいじゃないか。

こういう甘い考えのもと、財政規模はどんどん拡大し、一時的な景気回復の後の長い不況という結果をもたらしたことを麻生幹事長は知らないのでしょうか。
今、少しずつだけれど戦後最長の景気回復局面にあるのは、そんな流れを断ち切ったからだと言うのに、また長い長い深刻な不況下に日本を置きたいのでしょうか。


それはさておき、貯蓄から投資への流れを加速させるのは非常に良いことです。
預貯金というのはリスクをとることができないお金です。
だからそれを預かる銀行も、リスクの低いところしか貸せません。
(よく「銀行がお金を貸さない!」などと言う人がいますが、そのお金は一般人の預金であると言うことを考えたことがあるのでしょうか。)

リスクが低いからリターンも少なく、お金が必要な人に回らず余ってしまうという事態になります。
少しでもそんな余ったお金を必要な人に回すためには、貯蓄ではまわりません。
そこで投資が必要になる、というわけです。

景気が悪いといいますが、それは世の中の金の流れが悪いということです。
金の流れが良くなれば、景気は良くなり株価も上昇します。
それにより投資した人は益々儲かることができるというわけです。

そういう正のスパイラルがあるのにもかかわらず、景気が悪いからと投資を控え、貯蓄で金を眠らせておけば益々金の流れは悪くなり、株価は下落します。
そしてさらに投資が控えられ、という負のスパイラルに今の日本はなりつつあります。

株価が低迷している今こそ投資を増やすべきなのです。
そんな流れを加速させるために、証券税制の見直しは早急に行ってもらいたいものです。

3年目の罠

2008年06月12日 00時26分40秒 | 
私も銀行員生活が3年目になり、だいぶ社会人らしくなってきたかなと思ってきています。
取引先にはおべっかを使い、上司の誘いは断れず、無茶な仕事も黙々とこなす。
だんだんとそれができつつあるなぁ、と感じています。

しかし、まだ甘かった…と感じる出来事が起こりました。
それは住民税のことなんです。

住民税というのは、所得税とは徴収する方法が違います。
前年の1月から12月までの所得に応じて納税額が決まるのですが、サラリーマンの場合、納税額はその年の6月から翌年の5月まで、12回に分けて給与から天引きされます。

具体的に言うと、社会人1年目の4~5月は、大学2年の1月から大学3年の12月までの所得額に応じるので、ほとんどの場合ゼロ円。
社会人1年目の6月から社会人2年目の5月までも、大学3年の1月から大学4年の12月までの所得額に応じるのでほとんどの場合ゼロ円。

しかし、社会人2年目の6月からは、大学4年の1月から社会人1年目の12月までの所得額に応じます。
大学4年時が0円だったとしても、社会人1年目の4月から12月分の所得はばっちりカウントされるため、社会人2年目の6月からは源泉徴収の額がグッと上がるわけです。
だから、「2年目の6月からは給料が減るぞ」とよく言われたものでした。
実際に、2年目になって少し昇給した分をそのまま住民税としてとられたような形になり、1年目と月給の手取りが変わらないという事態になってしまいました。

ここまで書いていてお気づきかもしれませんが、3年目の6月にも同じような罠が仕組まれているのです。
3年目の6月から源泉徴収される住民税は、1年目の1月から2年目の12月まで。
それまでは1年目の4月から12月の給料、つまり9か月分ですので、単純計算でカウントされる金額が1.33倍になるわけです。
さらに、1年目のボーナスは満額支給されず、2年目からがきちんとしたボーナスが支給されるようになるため、実際の差はもっと大きくなります。

私の場合、累進課税のせいでしょうが、住民税の額が倍近く増えてしまいました。
3年目になって少し昇給したのに、それがそっくりそのまま住民税へと流れていったわけです。
手取りは変わらないので、感覚的には1年目と変わりません。

はぁ、社会人らしくなったのかなぁ。