某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

銀行員は恵まれている?

2006年11月05日 13時21分48秒 | 銀行の話
先日の事。
支店長の面接を受けました。
別に何かをしたからというわけではなく、定期的な面接で、内容も結構形式的なものでしたが。

その面接を行った日、私が休みということもあり、他の一般行員が全員終わった翌日に面接をしたわけです。
最後ということもあり、支店長も多少ほっとしているのかリラックスした感じで、私に聞くことよりも自分で話す方が長い、そんな面接になってしまいました。

そのなかで、「今は給料が安い。しかし、銀行員は福利厚生も休日もしっかりしているし、何年かたてば給料もグッと上がる。だから、今は頑張りなさい。」と、いつもはお説教しか出てこない口から、優しい言葉をかけられました。
もちろんそんなことは言われなくてもわかっています。
しかし、いつも厳しい支店長の口からそういうことを言われると、なぜか不思議な感じを受けて、妙に納得してしまったのです。


その面接からしばらくして、高校時代の同級生と偶然再会。
その友人は昔から音楽が好きで、その当時からミュージシャンになることを熱く語っているような人。
大学時代に何回かあったきり、数年ぶりの再会でした。

今はミュージシャンの夢はあきらめたものの、音楽関係の仕事をしており、完全ではないが自分の夢がかなって満足しているということでした。
しかし、同じ社会人として、気になるのはやっぱり相手の収入と仕事の内容。

彼は私よりも5万円ほど月収が多かったのですが、土日祝日は出勤、かつ人が少ないから平日の休みもなかなか取れず、結構疲れた感じを受けました。
「独身だから収入は生活できる程度もらえればいい。それよりも休みが欲しい」
彼の言葉を聞き、収入が少ないと嘆いていた自分が少し恥ずかしくなりました。

休みが多く、最低限生活できるより多くの収入を得、まだまだ半人前と楽をさせてもらっている自分。
休みなく働き、お金を使う時間がないほど忙しく、厳しいノルマが課せられている彼。
やっぱり銀行員って恵まれているんだなぁと、先の支店長の言葉を思い出したのでした。