MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

CUBE 一度入ったら、最後

2022-03-22 23:13:43 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうって言う企画で視聴した作品
あの「CUBE 」のリメイクですよね、どうやらリメイク権を得たのが、日本が初めてって言うのがウリみたいですが
って事でもう記憶が完全に薄れてしまったオリジナルですので
オリジナル見てから見ようと思ったんですが、なんと1997年の作品ということで
レンタル店にもオリジナル第一作は置いてないので予習は困難でしたので
何か、はじめてみる感覚での視聴ですが

この6人っていうか、いや最初にキューブ状に肉体に穴開けられる柄本時生を入れると7人か
でも6人なんだよね実際は柄本時生入れてもねぇ
日本では映倫さんのコードがあるから、制作前にどのコードで見せるかを決めて
その基準に合わせて制作されていくから
トラップにハマっての死の様相はソフトというか柄本クン除いてオリジナルよりかなりソフトに演出されてたような・・・
まずはここに置いてリメイク作る意味なし

日本のキャスティングっていうのはオーディションではなく
誰がどのような階層の客を呼べるのかでキャスティングされるから
もう菅田将暉と岡田将生で女性客が主流ターゲットだって一目瞭然
女性は一人で映画見に行かないから、必ず2、3人のグループになるし
彼氏との同伴っていうのもあって2ポケット、3ポケットの集金が可能ですよね

そして視覚的に訴える怖さを薄めればさらに集客可能って事で
そちらに重点をも置くから
制作前にもう全体像が決められてて、監督さんも作りづらい作品になってくる
脚本自体にも時間尺とかの制限かかったりで
作る前から制限で縛られてたら面白いもんなんか作れるわけがないやね

って事でなぜにこのCUBEにいれられたか、どうして彼らなのか、って言うバックボーンが全くそれぞれに課せられて無くて
辛うじて菅田クンだけが、なんとなく過去回想でチラッとそこいら見せてるつもりでも
完全にはこっちに知らせてないよね
箱に閉じ込められている人物のそれぞれの人物が何者なのかも分からずに最後まで見せられた
映画の情報を全く入れないわたしですから、見終わってトレーラー見て菅田将暉の職業がわかって
なるほど彼が素数計算ができる人物であることを理解した次第
だから劇中あんだけ計算できたんだって見終わって知ったって寸法だし
岡田将生に関してもねぇ彼が○○だったってあそこまで知る由もなくでしたが

杏さんは完全に儲け役でしたねぇ、だってアレでしたから
彼女だけがあそこに女なのに居て、最後に中学生を逃した理由もわかるし

なんかリメイクって言うのはオリジナルを元にその国柄とか国民性がわかるように作るのが鉄則ではないかと思うんですよね
オリジナルをなぞってるだけじゃあかんのよね
そこいくと韓国映画ってリメイクにしても、他国原作の小説にしても
映画化するにあたって必ず韓国のお国柄に即して消化させていってるから
面白く見られるわけでして
そこいら日本の映画人も見習わないと、本当に日本映画は完全にガラパゴスになってしまってますよ
って改めて思わされた作品だった

2021年製作、日本映画、「CUBE 一度入ったら、最後」製作委員会作品、松竹配給
清水康彦監督作品
出演:菅田将暉、岡田将生、杏、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎、山時聡真、柄本時生


コメント (2)
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DUNE/デューン 砂の惑星

2022-03-22 17:37:14 | 洋画
過去にデヴィッド・リンチ版の作品を見ましたが
彼なりの作品であんまよくわかんなかったって言うだけの記憶が薄っすらとあるのですが
この作品もあんまよくわかんなかった
 
確かに時代的にリンチ版よりCGとか映像機材もデジタルになる、VFXも進化してるから
すごい映像や世界観ががスクリーンいっぱいに劇場には広がったドラマとは思いますが
物理的でない理由で劇場で映画を見られない自分ですから、DVDになってから自宅の
40インチのモニターで見てるからではなく
というか、原作が長ゲェーっていうのもあるんだろうけど
この作品は三部作の予定で作ってるんだそうで
今作はその序章にあたるってのもあるんだろうけども
実に長〜い作品
 
そうこの何も起きんしの作品だったら1時間は短くできたろうって思った
だってねぇ、全体に間延びしてるんだよねそう文字通り”間“が悪い作品
だってキャストの皆さんそれぞれ何か常に語尾、行動後になぜか”矯め“るんだよね
歌舞伎の見得じゃないんだから、いちいち矯めてどうするんだよっても感じ
何回オチそうになったからわかりゃしない

もうこの終始行われる”矯め“のため、”間の悪さ“が映画自体のテンポをなくしてるんだよね、その遅さに必然性が感じられないから
見てるこっちの間延び感を助長してくるから、逆に退屈で映画のリアル時間経過よりもさらに長く感じてしまう作品になってしまう
 
多分に監督さんはそれが気持ちよく大作になるだろうって思って作ってるんだと思うけど逆効果
確かに大作ではあるんだろうけど映画としての緊張感も何もないというのが個人的な正直な感想

娯楽作品としての映像美は魅力的なんだけどテンポと緊張感がないから、ただただ退屈でしかなかった
さらに序章であるだけにクライマックスが欠如してて
さてこれからってとこで次作って言うことに・・・
 
さらにわたしには役者にも魅力を感じさせないキャスティングだったようで
個人的にこれからどうなってもこのテンポで進むんだとしたら血液型に反してもう次作は見る気がしない
二部目から監督変えるなりして、スペースオペラなんだからスピーディな展開とアクションシーンの連続活劇に衣替えして欲しい
 
2021年製作、アメリカ・イギリス・カナダ・ハンガリー合作映画
ドゥニ・ヴィルヌーヴ共同脚本・監督作品
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム、デヴィッド・ダストマルチャン、デイヴ・バウティスタ、ステラン・スカルスガルド
コメント (2)
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