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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

モンスター・ハンターズ 呪いの魔剣VS空飛ぶ妖蟲

2022-03-23 23:25:39 | アジア映画
これは昨年末に見た「レイダース・オブ・ムージン:失われた財宝」の一応続編となります。
中国版“インディ・ジョーンズ”と言われる国民的ベストセラー小説『鬼吹灯』の映画化第三弾ですか
『鬼吹灯』は中国の連続TVドラマ化もされてて、日本でもDVDがシリーズ作品としてリリースされているので、機会が有れば見てもいいかなぁ
何せ映画ではCG多用で剣は跳ぶ人は飛ぶ怪物は出てくるし、トレジャーハンティングにはトラップなども仕掛けられて、それなりに面白い
映画でも第一作目にあたる「ドラゴン・ラビリンス 迷宮の秘宝」は2年前にリリースされてるのでレンタルでも中古でも見つけたら見るつもり
 
さて今作も役者が変わって配給されたいますが、トレジャーハンターのフー・バーイーが主人公、婚約者のシャーリーと相棒カイシェンとお宝を巡っての大冒険ですが
悪党チアオに知人を人質にされてて脅されて”六羽ムカデ"が体内に宿す漢方薬"千年内丹"を探させられるお話
そこで怪物として”六羽ムカデ"が彼らを襲うし、何万匹というムカデが黒い絨毯のように彼らを襲ってきたりと虫嫌いの私は目を覆いたくなるようなシーンとかあったりするものの
大ムカデのCGはなぜか平気
 
という事で気楽に中国のCG技術の粋が見られて作品としてはB級なんですが、一級の中国VFXが楽しめる単純な作品として
90分前後の尺なので手軽に楽しめます。
中国って『西遊記』の孫悟空もシリーズものなのに毎回主役の役者がコロコロ変わってもなんとも思わないんですね
個人的には役者固定してほしいですよね、続きものならなおさらに・・・
国民性なんでしょうかねぇ
ボンドとか寅さんとかが毎作違う役者ってあるpり得ないでしょう
 
さらにこれは日本での問題ですが、この作品も配給会社が違うからタイトルに共通要素もないために
作品を見てようやく『鬼吹灯』シリーズの一本だったってわかる次第
こういうのも会社の枠超えてなんとかシリーズものだってわかるようにして欲しいなぁ
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
ルオ・ラ監督作品
出演:ジャン・ジーヤオ、フー・シェアール、リー・ディエンズン
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モーリタニアン 黒塗りの記録

2022-03-23 17:14:07 | 洋画
開巻に実話ベースの物語って言う記載はありませんが
2001年の9.11米国同時多発テロの後、首謀者の一人と疑われ、米国の法の支配が及ばない国キューバのグアンタナモ米軍基地に収容され、正当な司法手続きのないままに長期間にわたって拘禁され続けたモーリタニア人、モハメドゥ・ウルド・スラヒの手記を映画化した社会派ドラマだった
どうりで木下工務店が輸入配給してる作品だったわけだ
 
ついこないだのように思うけど9.11からもう20年も経ってしまったんですね
米国へのテロ攻撃後、米国の法の及ばない他国キューバにある米軍のグアンタナモ収容所
そこは米国の法が他国であるために及ばないということですから
軍では禁止されてる拷問や虐待が行われていたんですね
 
本作の主要人物の1人、モーリタニアの青年モハメドゥは、同時多発テロに関与した容疑で逮捕され、この収容所に入れられ先に書いたような拷問の果てに調書が米軍の思惑通りに創作されていた

そして裁判も受けられないまま長期間拘禁されているモハメドゥを、人権団体の弁護士ジョディ・フォスター演じるナンシーが受けることに、
一方、ベネディクト・カンバーバッチ演じる軍属の検察官ステュアート中佐は、上層部から“モハメドゥをテロ首謀者の死刑第1号にすべく起訴せよと”命じられる。

カンバーバッチは製作に関わっていたのね
いや、ジョディー・フォスターいいお年を取られた女優さんになられましたねぇ
映画の情報事前に入れないから実話だったことも知らないし、この有罪にしたい検察側と無実を訴える弁護士二人がこのモハメドゥを巡って争う法廷劇かとも思ってましたが全く違ってましたねぇ
 
原作がモハメドゥの自伝は黒塗りされたまま出版された手記を元にして作られているので
法廷闘争ではなくモハメドゥ視点から描かれている作品だったのと
米軍が隠したかった拷問とか尋問の記録を検事側のステュアートでさえ極秘扱いで閲覧できない壁とか
ナンシーも資料閲覧が国防省という壁に阻まれたりと
当のご本人モハメドゥは刑務所で何も出来ずにいるだけ
 
ナンシー側には助手としてシャイリーン・ウッドリー演じるテリーがいて
この4人がジャケットに描かれていたのね
 
アプローチは違えどもこの検事と弁護士2人の視点で語られていく過程でモハメドゥの真実が見えてくるのだが
そしてこの映画実にわかりやすいように
ビスタサイズの映画ですが、モハメドゥの手記に基づく回想シーンを、4:3のスタンダードサイズで区別してるとこが実にわかりやすい
 
コロナ禍の今では当たり前のようにリモートが活用されていますが
この当時モハメドゥと法廷ではリモートで繋いでの裁判だったようで
一応モハメドゥの不当監禁にも関しては勝利をも勝ち取り、テロ首謀者としての死刑は回避されるが
さらにこの後7年も彼は拘禁されたままだったようで・・・
 
終幕では釈放されたモハメドゥが全世界で出版された自伝の黒塗りされた部分を楽しげに語る彼の姿に
現在のスチュワート、ナンシーそして一時ドロップアウトさせられたテリーの現在の仕事が語られている

ある意味アメリカの恥部が暴露されてる作品です。

2021年製作、イギリス・アメリカ合作映画
モハメドゥ・ウルド・スラヒ原作、ベネディクト・カンバーバッチ製作・出演
ケヴィン・マクドナルド監督作品
出演:ジョディ・フォスター、タハール・ラヒム、シャイリーン・ウッドリー、ザッカリー・リーヴァイ、ラングレー・カークウッド、コーリイ・ジョンソン
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