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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海

2022-03-26 23:37:31 | アジア映画
日中戦争の足音が迫る1937年の上海を舞台に、時代に翻弄された日中の人々の抗争を描いたクライムサスペンス
偶然なのか、この作品も先に見た「サファイア アルティメット ファイアファイト」と同じ2015年製作の中国映画だった

出演俳優はチャン・ツィイー、そして浅野忠信、そして映画の時代背景とかを考えたら日本人は大悪人で、さらに日本軍イコール最大の悪という反日意向の映画かと、勝手に想像していたら違っていた。
一応時代的に避けられない日中戦争を背景にしつつ、裏切りや暗殺、そして愛憎など不穏な時代に生きていた上海マフィアの世界を描いた映画だった

って事で実に上海版というか中国映画がマフィアをえがいてるから
映像的にあの「ゴッドファザー」に寄せて重厚な絵作りをしていて
役者の演技にも重厚感を持たせた演出に徹していて、ニ時間飽きさせない作品だったけど
序盤にバッタバッタと主要人物が死んでしまうが、時系列をいじっていることでお話も多少ややこしくなるにはなるんですが
個人的にチャン・ツィイーの美しさでなんとか途中何回か銃撃シーンがあったりで最後まで見てられたってのが正直な感想
 
浅野忠信の中国語は吹き替えだそうですねぇ、日本語の部分だけ本人自身の肉声だったようですな
そして軍部とか軍属の日本人役にも日本人を使われているようで、
変な日本語ではなかった。その辺りもしっかりと作られてる作品だった。
ただ先に書いたように時制を弄ってるので、全体的に話が分かりづらく、
物語がバラバラになっているとこがさらにこの作品を逆にわかりづらくしてたような
時系列でプロットをこっちが組み直すって言ういうのがこの映画をさらに難解にさせていたんだな
 
よく考えてみたらお話自体は実に単純だったっていうのが分かると
この映画に重厚感を持たせるために作為的に
こういうつくりに撤したことがわかる
2021年のシネマート新宿の恒例企画興行<のむコレ>で上映された作品
 
2015年製作、中国映画(日本公開作品)
チェン・アル脚本・編集・監督作品
出演:グォ・ヨウ、チャン・ツィイー、淺野忠信、ドゥ・チュン、ジリアン・ニー・ダーホン、チャオ・バオガン、ユアン・チュアン、ヤン・ニー、ハン・グン、松峰莉璃、チョン・ハンリャン、マー・シャオウェイ
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サファイア アルティメット ファイアファイト

2022-03-26 16:57:27 | 邦画
輸入ビデオさんで見つけた作品
ドイツ版のDVDですね。
アメリカでもリリースされてる、いわゆる日本のインディーズ作品
各国の映画祭に出品された作品で
日本では2017年の<ゆうばりファンタスティック映画祭>で上映された作品
2015年に夜西敏成氏が、製作・監督・脚本・撮影・編集・VFXと一人で務めた完全なるるワンマン映画
アメリカでもリリースされてる
ようですが、日本では未パッケージ作品
まぁジャケット一目で大好物なガーリーアクションと見抜いて(笑
 
いや、もう87分の尺の80分は銃撃戦シーンで作られてる作品だった
監督自身がVFXも担当してるからMK -18から連射される銃弾の曳光と被弾の血飛沫を丁寧に描いてるし
排莢描写もしっかりと描かれていたのには感心させられましたが
ある意味映画としては銃撃シーンとか被弾シーンとかの見せ場は、ある意味引き絵で全体像をとらえるのが見てるこっちにも気持ちいいものですが
 
どうなんだろうほとんどのシーンではキャストのバストアップの画角が多くて
引き絵が映えなくて
見ててちょっと辛く感じてしまったのも事実ですが
こんだけ撃ちまくる映画はインディーズならではの作品とも言える
 
ただなんでこういう撃ち合いになっていったのか
20年前の人物と現在銃撃してる人間と、誰が誰か何ちょっとわかり辛くなっていたのも事実ですが
そこは銃撃戦を丁寧に執拗に細かいところに拘っているとことで相殺されてるのかもなぁ
 
まあ銃撃シーンを楽しめれそれでいいだけの作品
いい方はほとんど女、やられる方はほとんど男って言ういうのもわかり易いから
映画としてプロットとしての構成がもうちょっとわかりやすいと良かったけど・・・
 
2015年製作、日本映画、WEST NIGHT FILMS作品
夜西敏成製作・監督・脚本・撮影・編集・VFX作品
出演:宇野ひと美、小村浩、久安菜月、吉村麿理依、野本暁
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