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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

高レート裏麻雀列伝むこうぶち15〜麻雀の神様〜

2022-03-17 23:34:22 | Vシネマ
袴田吉彦版の「むこうぶち」も最終章の二本撮りになるのかな
個人的にもこれで終わるのかとちょっと残念なんですが
最後まで楽しんで見ていこうと思います。
 
今作では麻雀プロテストに研修生合格する賀集利樹演じる水原祐太が牌王位決定戦で王位を掴むところから始まる
しかし、水原は実は師匠筋に当たる村野武範演じる高野の助力でもらったのが悔しくてそして自分の実力不足に腹を立てていたのだった
そのため痛飲した水原を見た高野は偶然東空紅にいた傀の麻雀の手筋を水原に見せて
高岩は彼こそが真の雀士だと水原に教える。傀に魅せられた水原は傀の手筋を真似て大会に臨むものの
そこは所詮人真似でしかないので傀の真似をして水原は負ける
自分の本当の実力を知った水原は退会届けを出してプロから足を洗って旅に出る
 
賀集利樹が傀との闘牌に挑むんだって見ていましたが
傀と闘うわけでなく早々とFOアウトしていっちゃいましたが
賀集利樹と戦う雀士は本物のプロ雀士さんたちでしたねぇ
最終章ということからでの監修プロたちが総出でのご出演だったのかな
後キャバ嬢は再び及川奈央さん演じる詩織になってましたし
宮内こずえ演じる麻雀好きなキャバ嬢雪乃はプロテストを受験してプロとして合格するというサイドストーリーもあったりして、最終章の雰囲気を十分に醸してくれている作品でした。
 
ってことで今回のゲストはなんと賀集さんではなくて
ジャケット写真にあるように
毎日リーマン終業の午後6時に東空紅に現れて11時まで打って行き、傀からも勝ったことのある宮川一朗太演じる村田が主人公として高レートマンション麻雀で傀と戦うお話がメインだったんですね
彼の麻雀は流れと配牌で作り上げていく麻雀で
彼の自身も、また周りの人物たちからも麻雀の神様に認められた男って言われるくらい
この東空紅では無敗を誇っていたのだが
 
彼の夢は死んだ父親が乗っていたポルシェに乗るために毎日麻雀でお金を貯めていたのだったが
その後車に買い手がつくそうで
緊急に500万必要になり、高レート麻雀で稼ごうと下元史郎演じる中里にマンション麻雀に連れて行ってもらう
そしてそこには傀が先に来て打っていた・・・
 
麻雀の神様に愛された男は流れを無視してっていうかクルマのために勝つことに固執して
相手の手牌を読み人間を読んで流れを無視した麻雀を打つことで傀に負けるものの
宮川一朗太さんの飄々としたキャラクターが生かされた作品で
負けても爽やかな作品となっていましたねぇ
 
2018年製作、日本Vシネマ、コンセプトフィルム作品
片岡修二脚本・監督作品
出演:袴田吉彦、ガダルカナル・タカ、及川奈央、下元史朗、宮内こずえ、ひらがかんいち、荒正義(日本プロ麻雀連盟)、藤崎智(日本プロ麻雀連盟)、村上淳(日本プロ麻雀連盟)、山井弘(日本プロ麻雀連盟)、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)、都美(日本プロ麻雀協会)、馬場裕一、土屋和彦、村野武範、賀集利樹、宮川一朗太
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メインストリーム

2022-03-17 17:00:25 | 洋画
最近増えましたよね、SNSとかYouTuberの子の話
そしてYouTuber自体がSNSと言ったソーシャルメディアからマスメディアによってさらにその人気を上げていくって言うような作品が
映画とか、TVでそう言った人気者を取り上げていくのはそれは時代ですから
そうなるのは当然ってことなんでしょうが
さらに一時期日本でもありましたよねぇ、“イイネ”増やすためにっていうか目立つために牛どん屋さんどうとか、コンビニのアイスケースに入ったりとか・・・
 
色々奇を衒って“イイネ”えおもらおうと色々考えるのはいいことだと思いますが
それによって起きてはいけない、やってはいけないって言う
基本的な人間的なこころがむしばまれたりしていってしまう世界を描いた作品って
啓蒙的だとしてもちょっと時代がずれているようにも思える作品だったかな
 
フランキーは動画をYouTubeにアップしながら、コメディバーでアルバイトをして毎日鬱々と暮らしていた。
ある日、天才的な話術の持ち主リンクと出会い、そのカリスマ性に魅了されたフランキーは、同じバーテンダーで作家志望のジェイクを巻き込んで、
本格的にYouTube動画制作を始める
破天荒でシニカルなリンクの言動を追った動画は、かつてない再生数と“イイネ”をもらうことで
なんと完全にバズっていく
 
3人は刺激的な動画とリンクの話術で一躍SNS界のスターダムに駆け上がってゆく。
彼らにはプロデューサーがつき、それによって名声を得て、公開にはファンが詰めかけてくることで
この刺激と快楽はやがてリンクの人格を蝕んで行き、彼自身の言動が猛毒と化し
やがて世界中のネットユーザーからの強烈な批判を浴びる様にもなり
彼の野心はさらに狂気となって暴走し、衆人監視の中で視聴に来た女の子の秘密を暴露してしまい・・・
 
その狂った感覚にジェイクは離れていくものの
リンクは”イイネ“のためなら誰が死んでも気にも留めないような人間と化しての破滅ですね
個人的にはこう言った流れは映画としては仕方ないんだろうけども
狂気がエスカレートしていく流れに世間がこれまた流されていくって言う様な作品にして行った方が良かった気がする
主人公の狂った栄光に酔った姿で終わって、あとは見た人間に判断を委ねるって言う方法もあったんではなかったのかなぁ
破滅させないと、っていうのは何か当たり前すぎて逆に面白みがないんだよね
そんな正義で締めないとあかんかったらこのような作品作っても仕方ないんだって思うのは間違いなのかなぁ
 
2021年製作、アメリカ映画
ジア・コッポラ共同脚本・監督作品
出演:アンドリュー・ガーフィールド、マヤ・サーマン=ホーク、ナット・ウルフ、コリーン・キャンプ
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