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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』3625。

2021-04-02 06:01:51 | カフカ覚書

しかし、二人は、あそこから出ていく気がまったくないのです。あそこで送っている毎日がみじめな生活だということは知っていますが、あの善良な人たちは、もうあきらめてしまっているのです。わたしがあの部屋から出ていくとき、ふたりは泣いてくれましたが、その涙の大部分は、わたしが共同の部屋から出ていかねばならないことを悲しんでくれたのだろうと思いますわ。そうです、わたしは、あの部屋から寒いところへ出ていき


☆しかし、あの霊魂たちは、来世へ連れていかれることを望まないのです。不幸な生活だとは知っていますし、たいていは、そのために悲しんで別れを泣くのです。でも、わたしは共同の部屋(テーマ)から離れ、宗教集団から外へ出ていかなくてはならないのです。


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