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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)朝のまに。

2021-07-09 06:48:44 | 飯島晴子

   朝のまに髪の毛かゝる冬山川

 朝のまに(朝間)はチョウ・ケンと読んで、調、顕。
 髪の毛かゝる(髪毛掛)はハツ・モウ・カイと読んで、初、朦、皆。
 冬山川はトウ・サン・センと読んで、透、散、選。
☆調(整える)と顕(明らかになる)。
 初めは朦(おぼろである)が、皆(すべて)透(透けて見える)から散(自由気まま)に選ぶ。

 朝のまに(朝間)はチョウ・カンと読んで、兆、観。
 髪の毛かゝる(髪毛掛)はハツ・モウ・カイと読んで、醱、網、解。
 冬山川はトウ・セン・センと読んで、頭、旋、詮。
☆兆しを観(よく見ると)醱(かもすもの)がある。
 網(残らず鳥)解(部分部分に分け)頭を旋(巡らせると)詮(明らかになる)。

 朝のまに(朝間)はチョウ・ケンと読んで、帳、兼。
 髪の毛かゝる(髪毛掛)はハツ・モウ・カイと読んで、発、望、解。
 冬山川はトウ・セン・ヘンと読んで、答、閃、遷。
☆帳(ノート)には兼ねたものがあり、発(明らかになること)を望む。
 解(とける)答が閃くと遷(移り変わる)。

※空気の澄んだ朝、髪を梳いていると、冬の山川が見える。厳然と在る山川の水平に対し、梳くという垂直の縦の流れが交差する。

 


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