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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『屈折率』

2017-12-26 06:52:16 | 宮沢賢治

 屈折率

 七つ森のこつちのひとつが/水の中よりもつと明るく/そしてたいへん巨きいのに/わたくしはでこぼこ凍ったもちをふみふみ/このでこぼこの雪をふみ/向ふの縮れた亜鉛の雲へ/陰気な郵便脚夫のやうに/   (またアラツデイン 洋燈とり)/急がなければならないのか


☆死地の真(まこと)
 推しはかる宙の冥(死後の世界)は虚(空しくなにもない)
 説(はなし)は恒に粛(敬意を払う)
 吾(わたくし)が掩(隠して)運(めぐらせている)隠れてる記は、幽(死者の世界)の弁(言葉)であり、客(旅人)は普く曜(光)であり、道(人として取るべき行いや生き方)を究(つきつめる)

※「屈折率」とは現世と冥府の屈折率のことであり、(七つ森)は七つの海を持つ地球(現世)を暗示している。


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