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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)家にゐる。

2020-11-17 07:32:30 | 飯島晴子

   家にゐる父匂ひなく麦乾く

 働き盛りであるはずの父が家に臥している。匂い(気配や風情)もなく、麦乾く(最終段階)に入っている。過酷な胸つまる慟哭のシーンである。

 家にゐる(家居)はカ・キョと読んで、夏・去。
 父匂ひなく(父匂無)はフ・ニオ・ムと読んで、普、匂、無。
 麦乾くはバク・カンと読んで、莫、感。
☆夏が去り、普く匂い(気配)無く、莫(空しく寂しい)感じである。

 家にゐる(家居)はカ・キョと読んで、苛、嘘。
 父匂ひなく(父匂無)はフ・ニオウ・ムと読んで、怖、仁王、務。
 麦乾くはバク・カンと読んで、縛、監。
☆苛(むごい)噓を怖れる。
 仁王さまの務めである縛(罪人をしばる)監(見はり)がある。


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