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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2139。

2015-11-09 06:08:23 | カフカ覚書

そういうわけで、バルナバスは、こういう服を支給されていないのです。これは、なにもわたしたちの恥や不面目だというだけではないのです。それだけのことなら、我慢することもできるでしょう。けれども、とくに気持ちが沈えんでいるようなときにはーバルナバスもわたしも、ごこまれというのではなく、とこどき気持ちが滅入ることがありますわーそのことを考えると、すべてのことが疑えてくるのです。


☆そういうわけで、バルナバス(生死の転換点)には、力がないのです。これは赤面したり辱められたりということではありません。耐えることも出来ますが、関係に影が差したりしたときには往々にしてやめてしまいます。バルナバス(生死の転換点)もわたしも、このようなことはまれではありません。全ては疑えてくるのです。


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