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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

五月になると・・・。

2014-05-01 06:51:36 | 日常
 毎年やってくる五月は、某団体の募金活動月間である。
 草の根・・・戸別訪問で寄付を募る。この奉仕は訪問先の事情なども察せられ、一寸辛いものがある。

 99歳で亡くなった伯母は「人のためにすることは、その時じゃなければ出来ない。やれるときにやっておけば、自然と家運も上がるんだよ」と言っていたという。従姉から伝え聞いた言葉に支えられている。

 9年目の時、顔面神経痛になり「もう転居したいわ」とこぼしたら、隣家のKDさんに「あなたが隣にいてくれなきゃ困る」と言われ思い止まった経由もある。その時、70軒あまりを半分に分けて助けてくれたのがTNさん。そのTNさんが「もう出来ないわ」と、今年は肩を落として訴えている。

 大体の地域では町内会費に乗せるか年度替りの班長さんが集めているのに、ここでは「昔からこうしていますから」の一点張り。支部長さん曰く「みんな、気が良くてやってくれているだけなんですよ」と。(19年やっているわたしも、気がいいだけでやっている)

 市会議員を勤めていた人の奥さんは笑顔を絶やさず続けている。「わたしもすでに90才、やっとなんですよ。でも訪ねていってお元気になさっているか、ご挨拶するのも楽しみなんです」という。(脱帽)


 縁の下の力持ち(というほどではないけれど)、人さまの役に立っているのだという自負をもって、この奉仕をつづ・・・言葉に詰まるわたしは器の小さいろくでもない人間である。
 人のためではなく、自分のためだったと、気づく日は来るだろうか。






『ポラーノの広場』314。

2014-05-01 06:44:33 | 宮沢賢治
向ふには、髪もひげもまるで灰いろの、肥ったふくろふのやうなおぢいさんが、安楽椅子にぐったり腰かけて、扇風機にぷうぷう吹かれながら、


☆考えを発(あきらかにする)解(問題を解く)は秘(秘密)である。
 案(考える)絡(つながり)の意(思い)は、詞(ことば)が要である。
 千(たくさん)の符(記号)である記(書いた物)を推しはかる。

『城』1610。

2014-05-01 06:14:28 | カフカ覚書
  第十一章 小学校での第一夜

 すっかり冷えきって、Kは、やっと帰りついた。学校のなかは、どこもまっ暗だった。カンテラのろうそくは、すでに燃え。つきてしまっていた、彼は、すでに校内の勝手に通じていた助手たちにみちびかれて、教室のなかへ手さぐりではいっていった。


☆ 第十一章 罪(責任)

 すっかりここは天宮だと感じられた、すでに蝕(死の入り口)だった。監禁された助言者(謎を解く人)は、すでに燃え尽きていた(死に到っていた)。彼はすでにここに精通している脳(知覚)に導かれ、テーマとしての罪(責任)を考えていた。