ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210411 芝川⇄荒川 2/2 都市農業公園から研究路へ

2021年04月11日 | 植物・園芸など
都市農業公園、芝川側の入り口花壇で

ミツカドネギ
Allium triquetrum L.
アリウム・トリケトラム
ヒガンバナ科 ネギ属
帰化植物、地中海原産で食べられる
3/31に見たのと同じ植物だと分かりました
名前ははなせんせいの「教えて」に投稿したらわかりました
 
 
五色桜・里帰り桜を満喫できる芝生広場と資料館の間の水辺に
葉も枝も互生
ヌマスギ 別名ラクウショウ
Taxodium distichum (L.) Rich.
ヒノキ科
 


対生なのが(芽対生コイア)
メタセコイア 別名アケボノスギ、水杉
Metasequoia glyptostroboides Hu et W.C.Cheng
ヒノキ科
 
 
水を抜いた田んぼ

いま、なかなか見られないレンゲ畑
ゲンゲ 別名レンゲソウ、レンゲ
Astragalus sinicus L.
マメ科
 
 
荒川側へ抜けてさらに、サクラを見る

公園前から上流方向を見る、駅周辺の高層マンション群
 
 
河川敷にはチーリップ花壇
知っている品種はバレリーナだけ、あるかな?ちょっと寄ってみよう

去年は赤が多かった・・・との会話が聞こえてきた
写真をとって、帰ってから品種を検索しました
白もいいなホワイトマーベル?白雪姫?でしょうか 紫はパープルブラックかなと勝手に想像

大人色の八重咲き ブラックダブルでしょうかあるいはパルミラ?

破れかぶれみたいな八重

紅白・マリリンと思われます
チューリップでも縁取りがあるのをピコティと呼ぶのかしら 品種名クラウディアと思われます

花弁の外と中の色が違う
 
チューリップ 鬱金香 ぼたんゆり Tulipa 
次にあげるサイトを検索してかってに品種名を想像してみましたが、5000を超える品種が登録され、1000を超える品種が栽培され、新品種も作られ続けている、チューリップってなんてすごい植物なんだろうか
 


土手の斜面にアカツメクサ
ムラサキツメクサ 別名アカツメクサ、レッドクローバー
Trifolium pratense L.
マメ科
 
 
ちょっと近道しようと、土手を降りて旧芝川沿いを歩くことにしたら

トウジュロの花序
Trachycarpus fortunei (Hook.) H.Wendl. 'Wagnerianus'
ヤシ科
栽培
 
 
ここにもオニグルミがありました

下がっているのが雄花序、上の赤いのが雌花序
オニグルミ
Juglans mandshurica Maxim. var. sachalinensis (Komatsu) Kitam.
クルミ科
 
 
ここは朝歩き始めた旧芝川の下流に当たります、朝見た木よりも花序が長い
このあと、川沿いの遊歩道に降りたら、八重桜の並木があるのを発見
登ってもどってここが五色桜研究路だということを知り、
今見てきたばかりの八重桜をここでも満喫
 
 
新荒川大橋のたもとに出ました

ヒルザキツキミソウ 隙間植物として立派に花を咲かせている
Oenothera speciosa Nutt.
アカバナ科
帰化植物
 


実が大きくなってきました
コノテガシワ
Platycladus orientalis (L.) Franco
ヒノキ科
 
 
今日は思い立って歩き始めて、水門で思い立って桜を見に行き、歩きすぎました
頭はサクラでいっぱい、胸いっぱい、八重桜のいい時にいい天気の日に 
よかったよかった
また歩いてみよう
 
 

210411 五色桜の研究路

2021年04月11日 | 植物・園芸など

荒川土手を大橋までと思いましたが、はしょって近道をと、土手を降りて旧芝川沿いに歩き始めました。川べりにおりて、ふと見上げると見事な八重桜並木、白もある、ショウゲツかなと改めて登ってみると、他にもいろいろな品種があった

ここでは、都市農業公園でいただいた資料などからそれぞれの特徴を転記します

 


てっきり関山だとおもって、でもラベル欲しいなとおもってひょいとのぞいたら、歩道から見て木の後ろ、川側にプレートがあるではないですか、
ここが、川口五色桜研究路で、桜守がここをつくったことがわかりました
 


紅華
 

紅華コウカ`Koka'
大輪、紅紫、30~40枚、花弁の外側の色が濃い、八重咲き
高木、盃状
1965年、浅利政俊作出
花の形や色からこの名がつけられた
大山桜と里桜の雑種と推定されている
開花期間が長く美しい
花弁は縁が内側に巻きこむ、
雄しべはごく短い(約4mm)
小花柄は細く、下向きに垂れ下がる
 
似た桜: カンザン、エド系
 
 
数珠掛け桜

数珠掛け桜
 
 
 

福禄寿
 
 
 

紅豊ベニユカタ
大輪、紅紫、15~20枚、北海道松前の育種家浅利政俊が1961年に作出した
オクチョウジザクラなど4つの野生種が関わる品種
他の八重咲き大輪のサクラに先駆けて開花する
亜高木・高木、樹形は広卵形、あまり横に枝は広がらない
赤みの強い花と同時に茶色みを帯びた黄緑色の若葉が同時に展開
ピンク色で時に縁や裏面が濃く、ねじれがある。平らに開く
外側の花弁は円形・大型、長さ2cm前後
雄しべ雌しべは正常
萼片は長い卵形、先端が鋭く尖る、縁には毛
萼筒は短いつりがね形、小花柄と共に無毛
最下の苞は大型、広いくさび形、鋸歯は鋭い、大きな鱗片が幅広く、粘る
丸みのある葉は中央でもっとも幅広い、先端は急に細まりごく短い尾状
表面の主脈下部のみ有毛
開いた単鋸歯と重鋸歯が混ざる
葉柄は太く、上面の溝部分に毛、長さ20~25mm
 
 
似た桜: タカサゴ、カンザン
 
 
 


関山
 
 
 



松月ショウゲツ
 
 


旧芝川は右手下流の荒川合流てんの水門と、左前方上流の青木水門まで
満潮の時は、ゆっくり逆流したりする
全域ではないけど、場所によっては水際の遊歩道へ降りることもできる
 
こんな八重桜の道があったなんて、自粛の日々の散歩のおかげで知ることができました
16種類180本が植わっているという
青木橋から上流はよく歩くんだけど、この辺りは2回目だったかな
咲いているからわかった 『川口五色桜の研究路』
ちょっと検索してみたけれど、ここについての情報は乏しい
 
 
参考: 日本花名鑑④ サクラハンドブック 日本花の会・さくらずかん 

210411 都市農業公園の桜

2021年04月11日 | 植物・園芸など
もう桜は終わりかなと思いましたが
ちょうどよかった、八重桜の季節
芝川と合わせて、23品種(+花が終わったオオシマザクラの実、写真が撮れなかった千里香センリコウで24種類)を観察できました
 
ソメイヨシノが終わっているので、これらの桜はいわゆる遅咲きってことになる
 
ビジターセンターで「桜マップ」「里帰り桜のしおり」「都市農業公園パンフレット」をいただき、園内へ
 
多くの木にラベルが付いているので助かります
解説の他、QRコードがあり花ペディアのサイトを見られます
いただいた資料やラベルほかから各品種の特徴を転記します
 

関山(かんざん)

荒川土手の関山
サトザクラ・関山カンザン `Sekiyama'
大輪、花弁20~50、濃紅紫、全国で最も目にする八重桜、塩漬けにして桜湯に使われる
荒川堤から広まったといわれる栽培品種
高木、樹形は盃状、生育良い 花と若葉が同時に開く
小花柄が太くて垂れ下がらない
濃いピンク色の花弁はねじれうねりがあるが、先端は巻き込まない
雄しべは約6mm、先端が伸び白~紅色
雌しべは通常2本で葉に変化するものが多いが、正常なのもある
萼片に鋸歯や毛は無く内側に巻きこむ
萼筒はろうと形で、開口部に横縞があり、小花柄とともに無毛
最下の苞は丸みが強く鋸歯は0.5mm
葉は中央より上で幅最大、大型で長さ10cm以上 急に細まりごく短い尾状
両面無毛、売れは白み強い淡緑色、付け根はやや広いくさび形
鋸歯はやや開いて浅く、数多く、先端は長く伸びる
葉柄は無毛で長さ22~28mm
 
似ているサクラ: コウカ、エド系
 
 



サトザクラ・松月ショウゲツ `Superba'
淡紅、20~30枚、花弁にナデシコのおような細かい切れ込みがある。樹高が低い。
荒川堤から広まった品種、栽培は関東が多い 
桜湯の原料としてもかつては栽培されていた
カーネーションを連想させる、花弁の縁の細かい鋸歯、散房状に下垂する
亜高木、樹形は傘型、枝は横向きに伸びる 花と同時の黄緑色の若葉で全体的に明るい
花弁は白色に近く縁や裏面は明るいピンク色、内側の花弁はほぼ白色
雄しべは先が白色で長く、雌しべは通常2本で上部まで葉に変化しており緑色
萼片は長さ7mmの幅広い卵形、先端はやや鈍く縁に鋸歯あり、6枚ある花もある
萼筒はろうと形で凹凸が目立つ、小花柄と共に無毛
最下の苞はくさび形で黄緑色、鋸歯は深く目立つ
葉は淡い黄緑色でやや白みを帯び両面無毛
徐々に細まり長い尾状
やや開いた重鋸歯で先端は著しく長く伸びる
葉柄は無毛、長さ23~30mm
 
似た品種: イチヨウ、フゲンゾウ
 


サトザクラ・朱雀スザク・シュザク `Shujaku'
大輪、淡紅紫、10~15枚、開花から散るまでの変化が大きい
花は下垂し、果実がよくつき、黒く熟して苦みがある
 




サトザクラ・福禄寿フクロクジュ `Contorta'
大輪、淡紅紫、15~20枚、花弁がねじれており波打っているように見える
荒川堤で栽培されていた品種 `Contorta'の意味はねじれ、2n=24の3倍体
亜高木・高木、樹形は盃状・広卵状 大輪で花つきが良い
 
 



サトザクラ・糸括イトククリ `Fesciculata'
大輪、淡紅、!0~20枚、花が糸で括られたように束になって下垂するという意味の名
亜高木・盃状 荒川堤で栽培されていた品種で、江戸時代から知られていた
「花壇綱目1681年」に糸くくり中輪なりとの記述あり、「怡顔斎桜品」(1758)にもその名があり、船津静作の「江北里櫻の品種と特徴」には“大手毬トモ云ウ”とあり、また手毬は“糸括ヨリ早ク咲ク”とある
 


自生種・大島桜オオシマザクラ 
大輪、白、5枚、花には芳香があり、同時に開く葉は桜餅に利用される
高木・傘状
葉は中央付近で広く大型、幅8cm以上、徐々に細まり尾状に伸びる
両面無毛、裏は淡い緑色でやや光沢あり、厚みがある
つけねは丸いか広いくさび形
鋸歯は外に開き先が糸のように長く伸びるのが特徴、葉柄無毛
 


里帰り桜・ワビビト
紅紫,20~35枚、大輪、カンザンに似る
高木、広卵状
 
 


里帰り桜・早生都ワセミヤコ
淡紅、30~40枚
 



サトザクラ・御衣黄ギョイコウ `Gioiko'
中輪、緑黄、8~20枚、鬱金より濃緑部多く、花弁が反る
荒川堤で栽培されていた品種
高木、樹形は盃状、緑色のスジガ入る珍奇は花色を貴人の衣服の色に見立てた品種名
古くから栽培されていて、シーボルトが持ち帰った江戸時代の標本も現存する → どこに?ライデン?ミュンヘン?
淡い黄緑色に緑色の筋模様が入る、緑色部分の面積広い
雄しべは正常、短く3mm
雌しべは正常、長く突き出す
萼片は狭い卵形で鋸歯ない、一部あるの花が混ざる
萼筒はろうと形でやや凹凸めだち、小花柄と共に無毛
最下の苞葉丸み強く外に反り、鋸歯は深さ約1mm
花と同時の若葉はウコンに似て茶色みがある
中央より上で幅最大、細長く幅5cm以下が大半、急に細まり短い尾状
両面無毛裏は白み強い暗黄緑色
つけ根はうさび形、上向きの単鋸歯と重鋸歯が混ざり先端は長く伸びる
葉柄は無毛でやや長めの25~35㎜
 
似た品種: ウコン、スマウラフゲンゾウ、
花が小型で緑色部分の多い遺伝的変異のあるものが広く栽培されており別品種か?
 



高砂タカサゴ `Caespitosa'
大輪、淡紅、5~15枚、4つの野生種が関わる品種、大輪
他の八重咲きの桜より花期が早い
亜高木、盃状、丁字桜と里桜の雑種と推定される
花弁はごく淡いピンク色で開花が進むにつれ色淡くなる
萼筒は太く長いつりがね形
萼筒や花柄・小花柄に開いた毛が多い
葉に毛が多い
ワセミヤコの名で苗が流通する
 
 
似た桜: ベニユタカ、カンザン
 



サトザクラ・白妙シロタエ `Shirotae'
白、10~15枚、蕾は淡紅色、純白色大輪八重の代表品種で気品に富む花
荒川堤で栽培されていた品種
外側の花弁先や外面が淡紅紫色を帯びる
高木、盃状、樹勢が強く大木になる
 



サトザクラ・ヒグラシ日暮 `Amabilis'
大輪、淡紅、20~25枚、花弁の縁の色が濃く、中心に行くほど色が薄くなる
高木、盃状、大輪、荒川堤で栽培されていた品種
 
 


サトザクラ群 江戸・江戸系
大輪、淡紅、10~20枚、江戸時代には既に存在しており、荒川堤に栽培されていた八重咲き品種
亜高木、盃状
萼筒が関山より細長い(7~8mm)、若葉は茶色みを帯びた明るい黄緑色
小花柄は短い(20mm以下)→あれ?これ長いな、江戸系にもいろいろあるからかな?
江戸は八重紅虎の尾、東錦、手毬、糸括などと非常に似ていて区別が難しい品種
 
似た桜: カンザン、コウカ、イチヨウ
 



サトザクラ・鬱金桜ウコン `Grandiflora'
大輪、淡黄緑、8~20枚、蕾は淡紅、咲き始めは緑を帯び、のち淡黄色
散り際には花弁中心部から紅色に変化
淡い黄色の花で有名、全国・海外でも人気
品種名はこの花色を骨董品を包むウコン染めの布の色に見立てたもの
高木、樹形は盃形、樹勢強い 荒川堤で栽培されていた品種
淡い黄色にまれに緑色部分が入るがその部分の割合は低い
しばしば花弁先端っや外側が淡紅紫色(たんこうししょく)を帯びる
雄しべは正常、短い約3㎜
雌しべも正常、長く突き出す
萼片は狭い卵形で鋸歯は無いがあるのも混ざる
萼筒はろうと形でやや凹凸目立つ、小花柄と共に無毛
最下の苞葉丸み強く外の反り鋸歯は深さ約1mm
花と同時の若花茶色みが強い
中央より上で幅最大、細長く幅は5cm以下が大半
急に細まり短い尾状、両面無毛裏は白みが強い淡黄緑色
つけねはくさび形、上向きの単鋸歯と重鋸歯が混ざり、先端は長く伸びる
葉柄は無毛、やや長く25~37mm
ギョイコウと系統的に近縁でギョイコウの枝代わりでウコン型の花を咲かせる例がある
 
似た品種: スマウラフゲンゾウ 1990年神戸でフゲンゾウの枝代わりが見つかり近年急速に広まる
黄色巳が強く、商品名は黄金桜
花弁は25枚以上と多く、萼片は目立つ鋸歯あり
雌しべは葉化けした2本
 
・・・・レンゲ畑(田んぼ)・資料館をへて、荒川土手へ
 

里帰り桜・マノガ
大輪、淡紅、20~30枚、由来不明
高木、盃状
似た品種: ホクサイ
 
 


サトザクラ・手鞠テマリ `Temari’
大輪、淡紅、10~20枚、幾つかの花が手鞠のように固まって咲く
亜高木、盃状
古くから知られていた品種
「花壇綱目」(1681)に“てまり中輪なり”とある
 



泰山府君タイザンフクン `Ambigua'
中輪・淡紅、40~60枚、桜町中納言が、桜が散らないようこの桜を祀った故事に由来する
亜高木、樹形は盃状・広卵状・枝が上に伸び箒状、小高木、枝は上向き
 


サトザクラ・楊貴妃 `Mollis'
淡紅、10~20枚、大輪であでやかな花の美しさを楊貴妃になぞらえた
小高木・亜高木、盃状
 


サトザクラ・一葉イチヨウ `Hisakura'
大輪、淡紅、20~40枚、下部が葉化した雌しべが1本出る 花弁はしだいに白くなる
荒川堤から広まった栽培品種 関東に多いが今は全国で栽培
品種名は長い雌しべ(13~15mm)が1本で下部が葉に変化する花が多いことによる 2個ある花もある
高木、樹形は傘型・広卵状、強健
花弁は淡いピンク色で中心は白に近い
うねりがあるが平らに開く
小花柄は長く25mm以上で垂れ、花時に茶色みのある若葉が伸びる
雄しべは短い(約4mm)、雌しべの上部は紅色
萼片は5~7mmで鋸歯無し
萼筒は長さ5~6mmのろうと形で凹凸目出る、小花柄と共に無毛
最下の苞は広いくさび形で鋸歯は無い 
若葉は茶色みが強い
葉は両面無毛、裏は淡い緑色だやや白み
横長で小型、長さ8cmほどのものが多い
先は急に細まり長い尾状
上向きで細かい重鋸歯が多く、先端は長く伸びる
 
似た桜: フゲンゾウ、エド系、ショウゲツ
 
 





オオシマザクラ・駿河台匂スルガダイニオイ `Surugadai-odora'
大輪、白、5~10枚、強い香りがする、旗弁が数枚ある
高木・亜高木、樹形は傘型
荒川堤から報告された栽培品種、もとは江戸の駿河台にあったことが品種名の由来
一重咲きと半八重咲きが混ざり、2~3個ずつ散形状につき、強い芳香があり、近年各地で栽培される
白花としては遅咲き
濃い茶色の若葉が目立つ
5枚の花弁は白で細かい切れ込み目立つ、やや外に反る
中央の花弁は弧がアで立ち上がる 今日の写真はみな一重
萼片は卵形で幅3~4mm、あまり目立たない鋸歯数個
萼筒は細いつりがね形、長さ8~9mm、茶色みを帯びた黄緑色、小花柄と共に無毛
最下の苞はくさび形で幅7~8mm、やや外に反り鋸歯は浅い
オオシマザクラとの葉の違い(意識してなかった・・・知らなかった・・・写真撮ってない)
葉は質が厚く、細長い(幅5cm以下)、長さが幅の約2.5倍、中央で幅最大、
両面とも無毛で葉裏は白み強く帯びる淡い緑色
両面無毛、質厚く中央で幅最大、幅5cm以下で細長い、徐々に細まり短い尾状
つけ根は広いくさび~円形
ほぼ上向きの重鋸歯が多く、開かないで先端は著しく長く伸びる
葉柄は無毛、非常に長く30~45mm
 
似た桜: オオシマザクラ、ヤマザクラ
 
 



サトザクラ・普賢象フゲンゾウ `Alborosea'
大輪、淡紅、20~50枚、普賢菩薩が乗る象のこと
古くから知られる品種、全国各地で植栽される、樹形は傘型
上部まで葉化した雌しべが2本突出し、象の牙に見えることから
高木、樹形は傘状
蕾は灰色みを帯びた暗さを感じるピンク色、花や若葉はシックな色合い
花弁は外側が淡いピンク、内側は白
雄しべは先端が伸び白、20本以上
萼片は大型長さ9mm以上で先端は鋭く鋸歯目立つ
萼筒はろうと形で凹凸目立ち小花柄共に無毛
苞は大型、長さ8~9mm、外に反り、鋸歯は粗くて深さ約1mm
若葉は茶色
中央よりやや上で幅最大、大型の葉は長さ10㎝以上、両面無毛、裏はやや白み帯びる
急に細まり短い尾状
やや上向きの重鋸歯で先端は長く伸びる
葉柄には毛が無く長さ23~35mm
 
似た品種: イチヨウ、ショウゲツ、ハナガサ

参考: 荒川堤の桜 日本花の会・さくらずかん 大原隆明著,サクラハンドブック,文一総合出版 日本花名鑑④ サクラハンドブック

210411 都市農業公園 荒川堤・五色桜・里帰り桜

2021年04月11日 | 植物・園芸など

日本花の会の解説に「もともと荒川堤に栽培されていた桜」とたびたびでてくる

参考: 日本花の会・桜図鑑

新芝川と旧芝川が荒川にそそぐところ、都市農業公園に五色桜の資料展示室があり、約50種のサクラが植えてある

たくさんのサクラの苗を集めて展示している『花と緑の振興センター』へ行くか、『都市農業公園』に行くか、青木水門でちょっと迷って・・・、荒川へ向けて新芝川のサイクリングロードを行くことにしました

 

交流館の展示室で・・・期待が高まります・・・この公園以外のも混ざっていますが・・・貴重なサクラばかり

職員の方が声をかけてきたので、サクラを見に来たというと「公園のパンフレット」「足立区都市農業公園の桜」「里帰り桜のしおり」の3点をくれました

公園内の展示室には

先ほどいただいたA3裏表白黒の「足立区都市農業公園の桜」パンフレットのカラー版が展示してありました。見ごろ時期順に色別して公園内の植えてある場所も書いてある。
 
芝生広場では

芝生の上には家族連れがマットを広げたりボール遊びをしたりにぎわっていました
桜は主にここ「芝生公園」と「荒川土手」「新芝川沿い(アメリカはおわっていました)」と「公園前歩道」に合計約50種。今日は芝生広場と荒川堤を見てきました。


芝生広場、桜の下の看板




公園を出て荒川堤に立つ碑
 
約50種も植わっているのは上野公園と同じ規模、互いにすこし品種が違う
柏の葉キャンパスには109種もの八重桜が校内を貫いて植えられる予定
日本花の会の桜図鑑には380種紹介されていて、サクラの品種は一説には600と言われている。
 
今年は上野公園に行けなかったけど、都市農業公園の八重桜でもうおなか一杯・頭一杯・楽しさ一杯、お疲れ様でした
 
 

210411 芝川⇄荒川 1/2 旧芝川から青木水門、都市農業公園まで

2021年04月11日 | 植物・園芸など

旧芝川を青木水門まで歩きました


枯れたような蔓から、クズが芽生えてきました
クズ
Pueraria lobata (Willd.) Ohwi
マメ科
 


ヘラオオバコ
Plantago lanceolata L.
オオバコ科
帰化植物
 


先日初めて見たカワヂシャはこんな風に川辺の木道やヨシの間にに群れていました
カワヂシャ 別名カワジサ・カワヂサ
Veronica undulata Wall.
オオバコ科(ゴマノハグサ科)
 
追記210428
→ と思っていましたが、昨年5月3日にも見ていました
そして、カワヂシャでなくて外来種のオオカワヂシャだとしていたことも忘れていました
 
オオカワヂシャ
Veronica anagallis-aquatica L.
オオバコ科(旧ゴマノハグサ科) クワガタソウ(ベロニカ)属
カワヂシャではなくて外来種のオオカワシシャかもしれないと思われます
鋸歯が細かくて全縁に見える、花の青い線がはっきりしている
 
どちらだろう、「はなせんせ」の花ペディアに送ってしまった、よく調べてみて訂正しよう
 
 


大きな冬芽に興奮したオニグルミに花が咲いていました
垂れているのが雄花の花序、上に飛び出している赤いのが雌花の花序

雌花・雌花序

雄花・雄花序
葉柄の痕の羊の顔、おでこに2つの芽がある
雄花序は2つある芽の下の方から出ている
オニグルミ 別名カラフトオニグルミ
Juglans mandshurica Maxim. var. sachalinensis (Komatsu) Kitam.
クルミ科
 

オランダガラシ 和名クレソン
Nasturtium officinale R.Br.
アブラナ科
帰化植物
 
 

ウマノアシガタ・・・自信ない
 


赤い芽だ
アカメガシワ 別名ゴサイバ
Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.
トウダイグサ科
 

スズメノエンドウ
Vicia hirsuta (L.) Gray
マメ科
 

青木水門で、「花と緑の振興センター」と「都市農業公園」と
どっちなら歩けるか、どっちでサクラを見るか
しばらく悩んで、荒川へとサイクリングロードを歩き始めました
 
 
芝川マリーナで、

こんなところにギョイコウが満開
ギョイコウ
Cerasus serrulata ‘Gioiko' または Cerasus Sato-zakura Group ‘Gioiko'
バラ科 サクラ属
 


アオギリ 別名ケナシアオギリ
Firmiana simplex (L.) W.F.Wight
アオイ科 アオギリ科
土手を歩いていると、こうして周囲の高木の梢を近くで見ることができるメリットがある
事を発見
 


ムクノキ 別名ムク、ムクエノキ
Aphananthe aspera (Thunb.) Planch.
アサ科(旧ニレ科)
 
エノキとの違い、ムクノキは・・・葉の基部に3行脈があり、葉脈が鋸歯までとどき、葉の先端が尾状に細く伸びる
 
 

咲き始め
シラー 和名オオツルボ
Scilla peruviana
シラー ペルビアナ
キジカクシ科(旧ユリ科) ツルボ属
 
去年、三崎から、植えてもいないのに庭に咲いたこれ何?と写真をいただきました
今年も咲いているかしら
 
 
都市農業公園に到着しました