ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

180427 作楽会 いけばな 草月流 79 コデマリ・モンステラ、鉄花器、勉強会に向けて

2018年04月27日 | いけばな


5月の勉強会「花会」の準備
今日は、花材が来ないので、自分でコデマリ・モンステラ・スターチスを持参した。
和の花だからだろうか、垂れるフォルムだからだろうか、全体が妙に一つにまとまってしまって、かなり広い幅で机いっぱい花器もたくさん使っているのにこじんまりした作品に見えてしまう。



コデマリを取って、花をかえてみた。はっきりした色がポイントになって、これはこれで良い。
でも、先生と相談して、やはり今回は勉強会、他人様を呼んでみていただくのだから、それなりの花材を使わなければいけない・・・ということになり、スターチスの案は却下。セロームもしくはクッカバラを注文したのだけれども今日は入荷しなかった。
5月に入ったら、花材を決定しなくてはいけない。
明日、28日(土)は、11時から鉄花器・鉄花留の傷をスプレーで塗装する。その後、会場の「スペース根津」を再度見に行く。
何回かいけてみて、それぞれの場所も決まって、いよいよ実際にいけるつもりになってもう一度会場を確かめに行く。
いよいよだな。

会場の「スペース根津」のHP は こちら→


180427 ミツバの排水

2018年04月27日 | 植物・園芸など


ミツバの葉縁にきれいな水滴が並んでいる。葉縁にある水孔からの排水という現象。

「気孔」から水蒸気が出るのは「蒸散」。
「気孔」と「蒸散」は高校生物でも勉強するし、「気孔」の顕微鏡観察は比較的なじみがある。
けれども、「水孔(すいこう)」「排水」は、園芸学部の勉強で知った。



生物の勉強って、用語(教科書の太字)が多くて、暗記科目だとか理科なのに文系的と言われたりする。

昨年度(2017年)、日本学術会議から、「高等学校の生物教育における重要用語の選定について」という報告と提言があったということを知った。教科書の用語を2000から500に減らそうという趣旨のようだ。
分科会の委員には、10年前に退職した私も存じ上げている先生方のお名前が並んでいる。どなたも、高校生物教育に、学習指導要領の作成・教科書執筆・教員研修・高校生の生物学オリンピックや各科学賞、高大連携などで深くかかわっておられる。と同時に、もちろん専門のご研究と学生指導でもご活躍の先生方だ。

当時「入学後、大学の教養生物では、まず、高校の生物はすべて忘れてください、と学生に言うのですよ」と笑っておっしゃる先生もいらした。

10年一昔(ひとむかし)。
生物科学・生命科学は進歩している。知ってもらいたいことも変わっている。
教える生物から生徒が考える生物へ、高校での教え方・学び方も変わっていくと漏れ聞いた。


日本学術会議「高等学校の生物教育における重要用語の選定について」は こちら→

提言の「重要語リスト」を見ると、「植物の個体・器官・働き」の単元に、「気孔」と「蒸散」がのっている

180421 作楽会 いけばな 草月流 78 ゴッドセフィアーナ、鉄花器・勉強会に向けて

2018年04月21日 | いけばな


5月の勉強会「花会」の準備
先週はモンステラだったので、花屋の花判さんに「セローム」を頼んだところ、入手できなかったとのことで「ゴッドセフィアナ」が来ました。展覧会で花材を用意するって意外に大変なことだということを知る。

先週と同じく、粗密強弱を考えるようにというご指導で、下の写真に。


右なんかもう、花がない。なんだか、花器や花留が花に思えてきました。


180413 作楽会 いけばな 草月流 77 ストレリチア・モンステラ、鉄花器・勉強会に向けて

2018年04月13日 | いけばな



5月に勉強会 「花会」を行うことになりました。
鉄花器と鉄花留をあるだけ使って、いけてみることになりました。
今日は、2,000円でストレリチア(極楽鳥花)とモンステラを注文しました。

先生に見ていただきました。全体に広がってしまっている。粗密強弱をつけてみたらどうなるか。
花器の配置を直していただいたのが下の写真です。


本番で、どんな花材にするか、もう何回かやってみます。

花材:ストレリチア・モンステラ
花器:鉄花器・鉄花留


180403 クヌギの花

2018年04月03日 | 植物・園芸など


たっぷりと咲いているのはクヌギの雄花。
たくさんの雄花が花序となって束になって、舞妓さんの簪みたいに咲いている。雌花は目立たない。まだ、この目で見たことがない。

埼玉県花と緑の振興センターのボランティア上級の講習の折、ツツジの選定作業の休憩中に、クリの木の雄花が咲いて匂っていて、じゃあ雌花はどれなの??っと雌花を見つけるのに随分と探したことを思い出した。受講生同士は休憩中も植物の話題が楽しかった。
クヌギもクリも雌雄同株(しゆうどうしゅ)。雄花と雌花が同じ木に咲く。クリは春に受粉して秋に実がなるが、クヌギは翌年にどんぐりになる。

ここは、宇都宮大学の農場跡の公園。クヌギが大木となってたくさんみられる。

三浦の三崎の森は、照葉樹のタブノキやマテバシイが優占種で、そこでドングリといえば細長いマテバシイのどんぐりだった。足元いっぱいに落ちていた。黄色い花序といえばキフジだった。

南関東の海沿いの森と北関東の公園の林、樹木もずいぶん違う。