晴れ
のち曇り
最低気温-0.3度。最高気温4.0度。風があり体感温度は零下?
一時期落語にはまり、時間を見つけては新宿の末廣亭や上野広小路の鈴本演芸場、皇居前に面する国立劇場に併設された国立演芸場、そして池袋演芸場などの寄席(よせ)巡りをしていたことがありました。
落語なんて言葉を聞くと、「山田く~ん座布団持ってきなさい!」という日曜夕方のテレビ番組を思い浮かべる方がほとんどだと思います。ですから噺家(はなしか)ってぇのは、落語を演(や)るんじゃなくて、日曜日の夕方になると手ぇ挙げて、座布団十枚ためることを生業(なりわい)としてるもんだと思い込んでる方が多勢いらっしゃる。まぁ、中(あた)らずといえども遠からずです
。
寄席では太鼓や三味線の出囃子(でばやし)を合図に噺家さんが高座に上がり、座布団にちょこんと座ります。するってぇ~と、噺(はなし)の本題と関係の無いネタでその日の客層と反応を伺うわけです。噺(はなし)の冒頭に演(や)るもんですから「マクラ」と言います。たとえばこんな具合です。
「最近お隣の国、韓国では“웰빙(ウェルビン=wellbeing)ブーム”なんだそうですよ。この前軍隊に行ったウォンビンじゃありませんよ。ウェルビンです。あ、おばあちゃんウォンビンご存じない?ここは穏便(オンビン)に済ませましょうね。初めっから深く追求するとね、疲れちゃいますからね」
自分で書いていながら、だんだん馬鹿馬鹿しくなってきました
。
ハイ、ここからが本題です。この“웰빙(ウェルビン=wellbeing)”というコトバ、韓国語では「チャムサリ=참살이」と訳されているようです。日本語に直せば“真の暮らし”とか“上質の暮らし”ぐらいになるのでしょうか。でも実際には“体に良い”とか“健康的な”といったニュアンスで使われる場合が多い気がします。
英語の辞書を開いてみると、“웰빙(ウェルビン=wellbeing)”には“健康”以外にも“幸福”や“福利”という意味があるそうです。
今日(12/2)久しぶりに延世(ヨンセ)大学のキャンパスを一人でのんびり歩いてみました。寒空の下で枯葉たちが踊るのを見ていたらふと、人間が生きていく上で“一番大切なものって何だろう?”と、柄でもないことを考えてしまいました。あれこれ思いあぐねた末に私が出した答えは「健康」でした。十月に生まれて初めて入院生活を経験したというのも大きく影響していると思います。健康の大切さや有り難さを痛感させられたのも確かです。こうやって外を自由に散策できるのも健康だからです。ましてや外国で暮らせるのも健康が守られているからです。健康は決してお金では買うことができません。
落語の「マクラ」の中に、あるお年寄りが「健康になれるんだったら死んでも良い!」というのがあります。たとえ冗談であっても、そう言いたくなる気持ちが何となく分かるような気がしました。私たち人間にとって本当に大切なものは、どれもお金では決して手に入れられないものばかりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
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一時期落語にはまり、時間を見つけては新宿の末廣亭や上野広小路の鈴本演芸場、皇居前に面する国立劇場に併設された国立演芸場、そして池袋演芸場などの寄席(よせ)巡りをしていたことがありました。
落語なんて言葉を聞くと、「山田く~ん座布団持ってきなさい!」という日曜夕方のテレビ番組を思い浮かべる方がほとんどだと思います。ですから噺家(はなしか)ってぇのは、落語を演(や)るんじゃなくて、日曜日の夕方になると手ぇ挙げて、座布団十枚ためることを生業(なりわい)としてるもんだと思い込んでる方が多勢いらっしゃる。まぁ、中(あた)らずといえども遠からずです
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寄席では太鼓や三味線の出囃子(でばやし)を合図に噺家さんが高座に上がり、座布団にちょこんと座ります。するってぇ~と、噺(はなし)の本題と関係の無いネタでその日の客層と反応を伺うわけです。噺(はなし)の冒頭に演(や)るもんですから「マクラ」と言います。たとえばこんな具合です。
「最近お隣の国、韓国では“웰빙(ウェルビン=wellbeing)ブーム”なんだそうですよ。この前軍隊に行ったウォンビンじゃありませんよ。ウェルビンです。あ、おばあちゃんウォンビンご存じない?ここは穏便(オンビン)に済ませましょうね。初めっから深く追求するとね、疲れちゃいますからね」
自分で書いていながら、だんだん馬鹿馬鹿しくなってきました
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ハイ、ここからが本題です。この“웰빙(ウェルビン=wellbeing)”というコトバ、韓国語では「チャムサリ=참살이」と訳されているようです。日本語に直せば“真の暮らし”とか“上質の暮らし”ぐらいになるのでしょうか。でも実際には“体に良い”とか“健康的な”といったニュアンスで使われる場合が多い気がします。
英語の辞書を開いてみると、“웰빙(ウェルビン=wellbeing)”には“健康”以外にも“幸福”や“福利”という意味があるそうです。
今日(12/2)久しぶりに延世(ヨンセ)大学のキャンパスを一人でのんびり歩いてみました。寒空の下で枯葉たちが踊るのを見ていたらふと、人間が生きていく上で“一番大切なものって何だろう?”と、柄でもないことを考えてしまいました。あれこれ思いあぐねた末に私が出した答えは「健康」でした。十月に生まれて初めて入院生活を経験したというのも大きく影響していると思います。健康の大切さや有り難さを痛感させられたのも確かです。こうやって外を自由に散策できるのも健康だからです。ましてや外国で暮らせるのも健康が守られているからです。健康は決してお金では買うことができません。
落語の「マクラ」の中に、あるお年寄りが「健康になれるんだったら死んでも良い!」というのがあります。たとえ冗談であっても、そう言いたくなる気持ちが何となく分かるような気がしました。私たち人間にとって本当に大切なものは、どれもお金では決して手に入れられないものばかりです。
>どれもお金では決して手に入れられないものばかりです。
ほんとにそうかもわかりませんね。
ワタクシも留学生活、特にはチャチィ(自炊)生活を通じ“健康”と“家族との食事”がいかに幸せなものかを痛感したように思います。こういった当たり前のことを学べたこともまた幸せだと思っています。
>ほんとに上質の落語を聞いているようです。
いやはや恐縮することしきりのカルビでございます
>よんよんさん
>“健康”と“家族との食事”がいかに幸せなものかを痛感したように思います。
仰るとおり、どうかすると私たちは身のまわりに溢れている“幸せ”を“当然なもの”と考えてしまいがちですよね。
私もソウル暮らしを通じて、沢山の“幸せ”を見つけられた気がします。
私も思いました。体だけでなく心の健康も大事であるということ。逆に心を健康に保つことのほうが難しいのかも知れません。お互い心の風邪にも気をつけましょうね