晴れ。最低気温-2度。最高気温5度。春の香りがする一日。
延世(ヨンセ)大学の卒業式。寒さもやわらぎ、まさに卒業式日和だ。
早朝から最寄駅の新村(シンチョン)から大学に向かう片側二車線の道は両方向ともマヒ状態。大学正門前の大通りも、卒業式に向かう車でびくともしない。正門前では大学の警備員のアジョシ(おじさん)が交通整理をしているものの、見事なまでに何の役にも立っていない。アジョシ(おじさん)が吹いている笛が「ピーピーピーピー」とただ空(むな)しく聞こえるばかり。
正門前には「花束」を売る店が陣取り、激しい客引き合戦が繰り広げられ、キャンパスの中では様々な屋台が“軒を連ねて”、卒業式にやって来た人たちの空腹を満たし、冷えた体を温めてくれる。小さな子どものたちには「風船」や「綿菓子」を売る店が大人気だ。
先週の土曜日にも一番人気だった大学本館前は、まるで戦場。一触即発の様を呈している。
黒いガウンに角帽(博士帽)をかぶった卒業生とその家族、そしてプロだかアマチュアだか定かではない、何とも怪しげな「にわか写真屋さん」が入り乱れて、少しでも写真写りの良い場所を求め右往左往している。この「にわか写真屋さん」相場は写真二枚で五万ウォン(五千円)だそうだ。どうかしている。
午前中は卒業生のガウンで“黒一色”に埋め尽くされていたキャンパスも、午後に入りだいぶ“落ち着き”を取り戻して来たようだ。それでも大学周辺の道路の混雑は相変わらずで、正門前の警備のアジョシ(おじさん)は、ようやく自分が何の役にも立っていないということに気付いたのだろう、笛を吹くのも放棄したようだ。全くもって「やる気」が無い。ただ自分に与えられた“持ち場”を守っているだけだ。
午後三時過ぎ、卒業式の“騒ぎ”が一段落したところでキャンパス内を通って、正門近くのスポーツクラブに向かう。
途中、大学内の銀行で三万円ほどウォンに換えた。相変わらずのウォン高傾向に歯止めがかからない。100円が942.93ウォンだ。ウォン高ドル安が進行している現在の状況では、対円レートも当分の間期待できないだろう。三万円が二十八万二千八百七十九ウォンに化けた。
写真は正門前で花束を売るハルモニ(おばあちゃん)。スポーツクラブからの帰り道に撮る。午後五時過ぎにもかかわらず、相変わらず頑張っている。(警備のアジョシ(おじさん)も少しは見習って欲しいものだ。)
延世(ヨンセ)大学の卒業式。寒さもやわらぎ、まさに卒業式日和だ。
早朝から最寄駅の新村(シンチョン)から大学に向かう片側二車線の道は両方向ともマヒ状態。大学正門前の大通りも、卒業式に向かう車でびくともしない。正門前では大学の警備員のアジョシ(おじさん)が交通整理をしているものの、見事なまでに何の役にも立っていない。アジョシ(おじさん)が吹いている笛が「ピーピーピーピー」とただ空(むな)しく聞こえるばかり。
正門前には「花束」を売る店が陣取り、激しい客引き合戦が繰り広げられ、キャンパスの中では様々な屋台が“軒を連ねて”、卒業式にやって来た人たちの空腹を満たし、冷えた体を温めてくれる。小さな子どものたちには「風船」や「綿菓子」を売る店が大人気だ。
先週の土曜日にも一番人気だった大学本館前は、まるで戦場。一触即発の様を呈している。
黒いガウンに角帽(博士帽)をかぶった卒業生とその家族、そしてプロだかアマチュアだか定かではない、何とも怪しげな「にわか写真屋さん」が入り乱れて、少しでも写真写りの良い場所を求め右往左往している。この「にわか写真屋さん」相場は写真二枚で五万ウォン(五千円)だそうだ。どうかしている。
午前中は卒業生のガウンで“黒一色”に埋め尽くされていたキャンパスも、午後に入りだいぶ“落ち着き”を取り戻して来たようだ。それでも大学周辺の道路の混雑は相変わらずで、正門前の警備のアジョシ(おじさん)は、ようやく自分が何の役にも立っていないということに気付いたのだろう、笛を吹くのも放棄したようだ。全くもって「やる気」が無い。ただ自分に与えられた“持ち場”を守っているだけだ。
午後三時過ぎ、卒業式の“騒ぎ”が一段落したところでキャンパス内を通って、正門近くのスポーツクラブに向かう。
途中、大学内の銀行で三万円ほどウォンに換えた。相変わらずのウォン高傾向に歯止めがかからない。100円が942.93ウォンだ。ウォン高ドル安が進行している現在の状況では、対円レートも当分の間期待できないだろう。三万円が二十八万二千八百七十九ウォンに化けた。
写真は正門前で花束を売るハルモニ(おばあちゃん)。スポーツクラブからの帰り道に撮る。午後五時過ぎにもかかわらず、相変わらず頑張っている。(警備のアジョシ(おじさん)も少しは見習って欲しいものだ。)