特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

新聞批判をするのはいいけれど…

2009-02-28 22:37:56 | チャンマル(雑談)
曇り.最低気温2度. 最高気温10度.昨日(2/27)は都内にも雪が降った.

  

【写真左】麻生首相とロシアのメドヴェージェフ大統領との会談(2009.2.18.サハリンにて)
【写真右】麻生首相とアメリカのオバマ大統領との会談(2009.2.24.ホワイトハウスにて)

麻生首相が2008年2月27日の衆議院予算委員会で「(新聞は)偏った記事が多いように思う.それをうのみにしてはいけないと常に自戒している」と強調,「署名が入っていない記事は,見出しを眺めるくらい.自分のことを書いてある記事は大体違うので,あまり読まない」新聞批判を展開したと報道された.

私はこのニュースを聞いて,2005年にソウルで開催された第58回世界新聞協会年次総会の開会式辞で当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領「マスコミによる権力乱用をコントロールできるようにする制度的なシステムが非常に重要だ」と発言したのを思い出した.

【写真】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領

世界の新聞関係者を前にした発言だっただけに,国の内外から様々な声が挙がったのを覚えている.当然ながら,その多くは大統領に賛同する内容のものではなかったが….

盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領も政権発足当初は韓国民から絶大な支持を得たが,政権末期は見事なまでに国民にソッポを向かれてしまった.麻生首相も果たして同じ轍を踏むのだろうか?

ただ,盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の場合,自国民からは相手にされなくなってしまったが,“北の国”とは最後の最後まで懇意な間柄だった.翻って麻生首相の場合,国内はもちろん国外でも懇意にしてくれそうなところが見当たらない点が大きく異なる

【写真】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(左)と韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(右)(2007.10.04.平壌(ピョンヤン)にて)

ところで“北の国”では“南の国”のことを“米帝国主義による傀儡政権”と形容するが,盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の“南の国”は“朝鮮労働党による傀儡政権”のように思えて仕方がなかった…

最新の画像もっと見る