少し長めの出張で、京都、静岡、東京と点々と滞在してました。目的は様々ですが、メインは専門的なロープ作業講習で、最終地点の東京は御岳で行いました。



講師は国内トップクラスのアーボリスト、ポールさん。ボクも山仕事を本格的に始め、木に登る様になって道具を揃え、飛躍的に作業出来る技術を求めてやって来ました。
やっぱり、何でもそうだけど習うなら、超一流から習おう。が一番だと思います!
途中、京都ステイの後、ほんっとに久しぶりに静岡に一日泊まりました。興津と言う町に20数年近くぶりに。

ここはボクの初めてのサーフポイント。んで、駿河健康ランドって温泉ホテルがあるんですが、メチャおすすめだから近くに行くなら泊まって欲しいです。古代の海水が温泉になって噴出してて、ラジウム温泉もあるすごい所。塩素入れなきゃもっと良いんだけども。
少し時間があったから興津にあった江尻城跡に行ってみました。そこは、江尻城を治めていた穴山梅雪公のお墓がある所。

穴山梅雪公は信玄の侍大将。何で来たかって言うと、放射線物理学や地質学、ラジウム物質の活用方法をアホにでもわかる様に教えてくれた今は亡き橘高さん(通称ニニギさん)に本当の日本の歴史をまたまたアホにでも分かる様に教えて貰い、感動し、とても強い関心を持ったからです。
日本の本当の歴史は、涙流さずにはいられない、とてつもない犠牲の上に成り立つ事であり、その犠牲になった人や出来事を、現代、殆どの日本人や日本人と言われている人達は忘れる所か関心も持たない様な寂しい、恥ずかしい状態なのです。
穴山梅雪公に関して言えば、南北朝争いに起因し、その南北朝以前の歴史の真実は、太古から脈々と続くロマンの塊なのです。橘高さんにはもっともっと聞きたかったが、本当に貴重な人ほど惜しまれて逝ってしまう。
生前言われた、知りたい事があったらそこに行き、その波長を感じ直接聞くのです。との言葉を思い出して、久しぶりの町を訪ねました。
前回来た時も、今回来た時も、天候は曇りでなかなか富士山の顔を拝めない。ふられ続きなのですが、恐らく見たら満足するからまだ見してやんねー。もっかい来い。って言われた様に感じました😁
そしたら東京着くなり、静岡の〇〇に仕事来れる?なんて聞くもんだからニヤけてしまいましたよ。(笑)
懐かしの街は大分寂れてたけど、やっぱり興津から由比にかけての富士山が一番綺麗だったなぁ〜と電車に乗ってて思いました。
清水、興津、由比は静岡県中部で、前は海、後ろは山。言葉は荒かったけど、みんな優しかったっけな。
今度はどこに行こう。そうだ!富士宮から山梨抜けよう!と次のコースの目星を東海道線に揺られながら考えるのは楽しかったな😁

さて、東京ではまた違う富士を見つけました。
ポールさんに乗馬パンツ履く?と聞かれて履く!と言ったら連れて行って貰った知る人ぞ知る老舗の作業服屋さん。祭半纏とか、昔ながらの乗馬パンツや股引、ダボシャツなんか製造販売しているお店。 その名も『富士姿』カッコいいね👍
型紙にすんごいこだわってて、超絶立体裁断。ココが無くなったら仕事辞めるって言う職人がいるくらいらしい。
ボクもそこで拘りの綿100の乗馬パンツと作業シャツを買いましたが、毎年ココに作業着買いに来たい!と思いました!
衣食住でも衣が一番始め。ピシッと決めるのは、気持ちよくて大好きです。
ロープ講習にもしっかりと思想があり、それは木に対してのリスペクトであります。
やっぱり普通より遥かに秀でた方達の技術のベースには、文化と思想(心)があると確信に至った講習でした。
責任を感じて講習を終わり、10日ぶり位に我が家に帰ります。帰ったら犬猫ヤギに出迎えられ賑やかな毎日に戻りますが、留守を預かってくれた妻を、お礼にどっか連れてこうと思います。