⚡️米ヌカ道楽倶楽部⚡️ 微生物の無限の可能性

農業と林業をベースに、微生物の力を最大限活用して環境再生に取り組んでます。このブログは活動と日々の暮らしの記録です。

手作り酵素、やってみませんか?

2018年10月28日 02時03分49秒 | cooking
地震で半分くらいこぼしてしまったんですが、、、まだまだ100リットルくらいあるんです。



もう6年くらい寝せている酵素ドリンクが。



6年ほど前に、まだまだ酵素ドリンクが流行りだす前、良心的に教えてくれる方と知り合い、季節の野菜や果物で酵素を漬けるやり方を教えて頂きました。



貴重なタネ菌を分けて頂き、自分で作った酵素も三年以上寝かせて置くとそれもタネ菌となるから、それまで通って沢山の組み合わせや、美味しい野草を覚えておきなさいと言われて、年に何回か通って習いました。



不思議と、タネ菌が出来る頃に微生物の世界に入り、酵素風呂を始める事になるなんて。。。。




パワフルな酵素ドリンクを作るおばちゃんは、残念なことに地震の被害に見舞われ、貴重なタネ菌も無くなってしまいました。。。




おばちゃんに言われた通り、寝かせて置く事を一番に考えていたボクは、たまにタネ菌を人にあげ、教えてあげる以外には押入れにしまっていました。



すると、教えてあげた方が満足に寝かせもせず、結構な代金で販売しているのに、あちゃーと思い、この際本物のタネ菌を放出して皆んなが当たり前に作れるように、知っている事は惜しげも無く出してしまおうと考えました。



まずはoutsidersmartの関係者達で酵素作りです。身内の人間全てに知って貰い、その後は興味のある人を集めて酵素自作の会を定期的に開催しようと思います。




今回は季節的に柿が沢山あったので、それで作りました。










敢えて渋柿で。タンニンは抗酸化作用もあり、漬けるにはぴったりです。







カットするところを撮り忘れましたが、細か過ぎると、濾す時に面倒なのである程度の大きさで切ります。


ヘタはとり、汚れは綺麗に洗って干します。皮ごと切って、タネもいれます。




今回は一人5キロの渋柿をつけます。




切り終えたら、30リットルの漬物桶に入れて、柿と同量の白砂糖を投入します。




白砂糖を使う事に抵抗がある方も多いですが、これは浸透圧で食材から酵素を抽出するための物です。




砂糖の成分は、発酵し菌が増殖する過程で菌の餌になり、無害化します。



なので糖尿病の方でも飲めます。しかしここが、寝かせなければならないのと、強いタネ菌が必要な理由です。



本当に強いタネ菌は、水虫の人が足を突っ込んでも、水虫菌を食ってしまう位に強いとおばちゃん先生が言ってました。なのでこの酵素大丈夫かな?と思う場合は安易に購入したり飲んだりせずに、万田酵素を買って飲んだ方が遥かに良いと思います。






切り終え、砂糖を混ぜたらタネ菌を300ccから500cほど入れます。この時、ふわっと菌が広がって行く感覚がします。





混ぜ終えてからは、毎日一回、一か月間かき回して、1月経った頃に濾します。



混ぜるときは素手で。


自分の皮膚の常在菌が酵素の中で培養され、自分に合った酵素が出来るらしいです。




そしてそれを半年以上寝かせると、やっと飲用可能です。





熟成していないものはただの砂糖ジュースです。どれくらい寝かせているのか、どんな経緯で出来た酵素のタネ菌なのかを聞いてから飲んでくださいね。




シンプルですが、時を重ねる毎に深みを増して酵素も強くなり、タネ菌に向く食材、とても強いタネ菌になる食材と、色々あります。目安は三年ですが、五年以上寝かせると最高です。




自作する喜びが広がれば、ボクに教えてくれたおばちゃんも喜びます。




春と秋は酵素を作るのにピッタリなシーズンです。興味があればご連絡下さいね。



タネ菌は、一回分で3000円から5000円です。タネ菌の種類で変わります。



5キロの渋柿からはおよそ4から5リットルくらい取れると思います。











食料備蓄にもなるので本当におススメです。


お米の発送を始めました。

2018年10月27日 01時35分01秒 | farm
2018新米の発送を順次させて頂いております。



業者に頼んだ印があまりぱっとしなかったので、高浜寛に頼み、半日で手彫りの味のある印を彫ってもらいました(^ ^)さすがプロ。ハクが付きました!


















基本、玄米での販売になりますが、精米をご希望の方は10キロから承っております。

🌾玄米はキロ700円(➕税)🌾





精米料金は10キロでお米代に300円プラスです。







コイン精米ではなく、昔ながらの精米屋さんにお願いしてやって貰っています。



オススメの白米の精米は、玄米を削りすぎない7分残しです。



また、玄米を塩漬けにし、それを小さじ一杯、1日3回ほど食すと宿便が剥がれ落ちやすくなります。




白米を炊くときに塩漬け玄米を少し混ぜて炊くと香ばしく、甘くておいしいです。




塩漬け玄米の作り方は、まず海水より少し塩が強いくらいの濃度の塩水を作り、ヒタヒタになるくらい玄米をつけます。



2週間ほど寝かせて使ってください。



白いおりが浮いて来ても、全く問題ないですのでそのまま使って下さいね!




ちなみにボクの朝ごはんはトロトロに炊いた玄米粥です。圧力鍋で一度炊き、土鍋で煮込みます。




消化も良く、すぐエネルギーになるのでおススメです。



ご所望して下さった皆様。本当にありがとうございます。また来年も今年を超えられるように研究して行きますm(__)m




この木なんの木 寂心さんの木 🌳

2018年10月20日 01時23分05秒 | feel natural
近くを通ると必ず寄ってしまう大木がボクの住んでいる町にはあるんですが、とにかく大迫力で行くとなんだかホッとする。



何才なのかは知らないけど、ゆうに1000年近いと看板に書いてある。




かつてこの地を治めていた方のお墓が木の下にあり、そのお方の名前が寂心さんと言う事から、この大楠は寂心さんと呼ばれているそうです。





























↑お墓が食べられてる!!






日本の山は、今では杉、檜が植林されて雑木は少なく、こんな大木は本当に希になっているけど、かつての森には雑木だらけで、大木がゴロゴロあったそうです。



戦後くらいから木の需要が高まってバッサバッサ伐採しまくり、使いやすい建材の杉檜を雑木を切ってまで植えまくり、今では山や森と言うよりも木の畑と言った方が良いような状態になっているのが残念だ。




熊本に、5代続く林業家のおっさんがいて、行き過ぎた林業の現状を嘆きナショナルトラストと言うシステムを使い森林保護をしている方がいるのですが、おっさんが子供の頃は杉や檜を山で見つける事が珍しいくらいだったそうです。




そのおっさん曰く。



山を復元するのに人間の力なんていらない。山を自然に戻すには杉や檜を皆伐し、ただ放置するのみ。




最初は草が生え、棘のある蔦が生え、自然に鳥が糞を落として勝手に木が生えて来る。人間が良かれと思って植えた木々は、自然に淘汰され無くなる。。何もせずそのままにすれば10年程で明るい森が出来てくる。


と言っていました。



おっさんの山に遊びに行ったことがあるのですが、杉を皆伐したばかりの山は丸裸ですが、あっという間に木が生えてきたのには山の生命力、自然の力を感じました。




また、おっさんの言葉が印象的だったんですが、植えることより、今ある木を大事にする。



今ある木が30才でも、50年後には80才になっている。その積み重ねでしか未来には残せない。




水も空気も土も木が作っている。人間は木と離れて生きられない。そんな感じの事を言っていた様な気がする。






アジアの奥地に行くと、昔の日本もこんな感じだったのかと思う事があるけど、きっと今の日本人には想像も出来ないくらいくらい素晴らしいところだったんだろうな〜。




寂心さんには来世にまた再会出来るように、しっかり残っていてもらいたい。





ボクは屋久杉より寂心さんの方がうんと好きだ。。縁があるのかなぁ〜。。。
















遠方から来られるお客さん、少し足を伸ばして古木のエナジーを貰って帰ってみては如何ですか?


熊本の古木紹介でした(#^.^#)




2018 平成最後の稲刈りが終わりました。

2018年10月15日 14時37分25秒 | farm
実るほど、頭を垂れる瑞穂かな



この時期になるといつも思う言葉です。



今年のお米はとても出来が良い感じで、平成最後の、何か大きな締めくくりな気がしました。



じいさんに手伝ってもらい刈り取ったのですが、じいさん曰く、「お前の稲は硬かぁ〜」 だそうです。



虫も悪さをせず、病気もなんのそのでした。全ての作物がこんなにスムーズに行けば良いのですが。。。




乾燥を終え、発送出来るのが今月末からです。










ひとまず注文分を発送し、その後outsidersmart で販売して頂こうと思っています。


こちらのサイトもたくさんある計画を一つずつ実行中で、来年本格始動を予定しています。



たまに覗くと面白い事をやっているかもしれません。たまにチェックしてみられて下さい。宜しくお願いします。



=Home= of Outsider's mart





さてさて、稲刈りが終わると、もう早くも来年の2019善玉菌スイカの準備です。



色々変化があり、気候も地球のバランスも政治、国際的動向も激動して行きそうですが、


いつの時代も東から昇って行く太陽が西に沈み、土から生まれたものを食し、男女が結び子孫が出来、文明が発展しようが何が起ころうが、やるこた変わんねーな。と思います。



最近、引っ越し準備も兼ねて物の整理をしています。沢山ある本、服、小物、機械、雑貨、、、etc。。




物が減り、空間が出来ると新しい何かが入ってきそうな気配がします。




必要な物、大事な物しか身の回りにないと、頭もスッキリして、より自分の世界に満身出来そうです。


自然は無駄がなく、全てに理がありそうで本当に美しいと更に感じるようになりました。








今年のお米、とても良い出来です。


もうすぐ稲刈り。

2018年10月11日 13時31分56秒 | farm
今年も稲刈りの時期になりました。


できばえは、なかなかだと思います。


秋雨で当初の予定がずれたけど、早く刈ってくれと言わんばかりに頭を垂らしています。。。


農家は、皆さん特技や作物との相性があるように感じますが、ボクは水棲作物や果樹との相性が良いかもしれないと思うようになりました。




子供の頃から水が好きで、今でもドジョウやスッポンなど、泥の中に棲む生物を発見するとたまらなくうれしくなるのですが、自分の関わる微生物や菌達が水のある環境に触れる事で、とてつもない働きをするのに感動します。



現代の水田は土地改良され、川や水路との繋がりがなくなってしまい、とても強い魚毒性の薬や化成肥料で生き物はほとんど棲めなくなっているようです。



積み上げた長年の強い農薬は、いきなり無農薬にしたからと言って、すぐになくなるものではありません。

 
何年も不作をしのぐ覚悟がなければ、本当に活力のある土作りは出来ないと思います。



そこで働いてくれるのが微生物です。



土のなかでこの働きが強くなると、不思議に病気や害虫と言われる虫達が悪さをしなくなります。



微生物は自然界の放射線や電気が大好きです。


これは地球誕生の頃に遡りますが、48億年前、強烈な放射線や酸性雨で生物が存在できなかった頃、初めて出来たのが太陽光を浴び、光合成をエネルギーにして生まれた菌が始まりになっているからだそうです。


ここから生物は広がり、海が出来、山が出来、多種多様な命に繋がります。



宮崎駿監督のナウシカではないですが、微生物や菌達は、命に欠かせないボクたちを生かしてくれる大きな何か。から遣わされた存在で、その役目はボクたちを生かす為にあり、地球の自浄作用そのものみたいです。



急速に発展している世界には抗えないけど、人類はもっと、飲む水の事や食べ物の事を真剣に考えて実行しないと、そう遠くない未来に20XX 年
ではないけど、映画の世界に突入するのは確かだとボクのセンサーが最近よく反応します。




これから災害が頻発するのは絶対。と言って良いくらい間違いなく、食べ物や飲み水はいざというときゴールドやプラチナより価値が上がります。



住んでいる場所も、高層マンションや都市部なんかより、田舎の一戸建ての方が井戸も掘れて良いでしょう。



若い方には特に、都心に引っ付くばっているより、田舎にいながらにして世界を見据える方が遥かに良いことをこれからどんどんアピールしていきたいと思います。


昨晩、タイ東北部、イサーンにいる家族のような仲間から懐かしい写真と
自慢の米の写真が送られてきた。。。









大好きな相棒トートーに早く会いたい。


来年、種をたっくさん持って会いに行くのが楽しみだ。