⚡️米ヌカ道楽倶楽部⚡️ 微生物の無限の可能性

農業と林業をベースに、微生物の力を最大限活用して環境再生に取り組んでます。このブログは活動と日々の暮らしの記録です。

もしもし亀よ~亀さんよ~

2021年07月31日 17時30分05秒 | mechanic
唐津から、いよいよ工事に取り掛かるべく職方達が来島されました。




この日は段取り確認を含んだ縄張り。基礎打ちは来月からスタート。

山の不便な所だから生コン車が来ない。なのでベタ基礎では無く、布基礎ってものを自前で練ってやることとに。

生コン練機で家一軒と仕事小屋一軒の基礎を打つ。手間は掛かるが楽しみです。

暑さがたまらないこの時期は草刈りだけでも日中はグッタリなので、建築も秋にスタートして集中してやり、年内には終わらせる計画です。


山に越してきて一年半、やっとここまで来ました。他にも沢山の計画はあるけど、一つずつ確実にやっていくのが近道で、自信に繋がっていくなぁとやってて実感する日々。


年内の大仕事が終わったら、次は気になってる要所要所を仕事の合間にコツコツ作ろうかなと。唐津の棟梁に言われた事で、
「チマチマでも少しずつやってればいつかは終わる。」
だそうです。


ウサギと亀じゃないけど、そんな気持ちの余裕が非常に大事だなと最近は考えられる様になりました。

そして亀さんにはとても縁があるボクですが、大事にしている作業車の四駆が最近とっても調子が優れないので、専門のメカニックをハシゴして修理を依頼するも、なかなか良い答えと解決策が見えなかった。

困っていた所に、数十年前の雑誌の記事をネットで紹介しているHP を見つけそこの整備工場の社長の事が書いてあり、神業と言われたエンジン調整と整備技術で幾つものマシーンを甦らせているとの情報を掴み、電話したらとても気さくな方で、「一回持っておいで。」と言ってくれた。


早速仕事の合間に持っていくと、
「兄ちゃん、ビックリするごた車に仕上げちゃるけのぅ。まぁ、待っとき。」

時間は結構掛かると思いきや、それから一週間で連絡が来て取りに来るように連絡があり、九州の端っこまで天草から片道6時間。どんな仕上がりか正直ドキドキだったが、結論から言うと、凄い人が本当にいるのだなぁと感動しました。


ボクが車を取りに行った時は大阪や他の西日本の四駆乗り、メーカーのメカニック達がちょうど集まってましたが、揃って言うことが、「社長のする事は絶対真似出来ん」と言っていた。

ボクは機械メカニックの世界は詳しくないけど、エンジンの超繊細なセッティングや計算式やその他諸々の整備は、自身が限界まで試さない限りわからないんだとその社長に教えてもらいました。


帰りの道中は恐ろしい位に仕上がった車に感動し、車ってこんなに楽しかったのか!とショックを受けました。


ボクは車の目的と用途は、燃費よりも耐久力、耐剛性、メンテナンス性がとっても大事だと思っています。


最近悪く言われるディーゼル車だが、元々食糧油から走る様に設計されたエンジン。寿命が長く修理も可能。災害にも強ければ燃料も自作できる。
それに対してco2を理由に膨大なco2を発生して作る使い捨てのエコカーは本当にエコなんだろうかとよく思う。


大人の都合の世界のせいで、大事な技術や物作りが急速に失くなりかけている。残念な事だ。

ボクはあと40年はこいつを大事に乗ろうと思う。つまり生きてる間は手離さない。


良い物を長く大事に。これが本当のエコだと信じる。


今回ボクがお願いした整備工場の、亀がつく社長の名前から全く亀っぽさは想像出来なかったが、地道にコツコツ精根込めて積み上げたのがよくわかる。



清々しい九州男児と付き合うのは気持ちが良い。もはや絶滅危惧種だからか。





社長との約束は、「殺すな、死ぬな、捕まるな」当たり前だが、何をするにも大事な事だ。



気持ち良いオヤジを目指そう!