冬の仕事でハードなのは数ヘクタールの竹林の皆伐作業だ。
切って切って切りまくって、チップしたりポーラス炭にしている。
放置竹林に対する国の助成金なんかもあってとても助かっている。
最初にここに来て竹林に入った時はもぅゾットする暗さと乱雑さ。それに加えて不法投棄なんかもあって、何処から手を入れて良いのか分からなかった。
片付けしていると上から枯竹のゴッツイのが落ちてくるし、弾けてビンタされたり、見えない場所から顎や首をドつかれたり。
顔はヘルメットしてても、いっつも傷だらけ。服も靴も裂けて破れて。
だけど人間は不思議なもので、やり始めるとやめれなくなってきて、次第に向こうの山が見えてきたり、野鳥が増えてきたり、今までにない植生の木々が生えてくると、快感を催してくるのだ。
ここまで地形を変える位にガチンコでやっていると、集落の人に感心されて信頼してもらえるっぽい事にも驚いた。
重機貸してくれたり、道を作りたいと言ったら土砂をわざわざ運んで来てくれたりする。
そんな優しさに触れると、ヨッシャ!もっとビックリさせたろう。と張り切ってしまい満身創痍になってしまうのだけども。。。
鬱蒼としたゴミが散乱する竹林が日当たりの良い傾斜地になってく。
竹の1メートル切りは、冬に行うと本当に強力な効果で、梅雨の大雨時には、根が吸った水分が養分と共に切り口から出ていく。
何時までたっても水分が幹に行き届かないと勘違いした根っこは、やがて養分が無くなるまで幹に水分と養分を送り出して枯れていく。
1メートル以下だと根が幹を切られたと認識するので効果はないらしい。切られたと認識して直ぐに新しい根を張る。
この仕組み、見つけた人凄い。
明日から、大寒波でまた雪が積もるかもしれない。けど、そんなラッキーな日はクソでかい大火を焚いて枯竹を燃やしまくる。山火事になる心配もない。仕事はかどりまくる。
みんなで寒い寒いと言うから、九州のクソ田舎で熱いストーブを焚き、元気玉を送ってやろうと思う😁
しかし、孟宗竹にどつかれた頭がまだ痛い。