見聞知・録 福井県議会議員 西本正俊  

琵琶湖・若狭湾快速鉄道 実現!

嶺南と嶺北の地域間格差 是正!

文部科学省  10月31日(金)

2008年10月31日 | 見聞知・録
東京の霞ヶ関にある文部科学省へ行って来ました。

福井県原子力発電所準立地市町連絡協議会(小浜市、若狭町、南越前町、越前町の一市三町から構成)の要請により、「もんじゅ」の高速増殖炉サイクル技術研究開発推進交付金制度に関する緊急要請活動に同行するためです。

今年度「もんじゅ」を対象施設として新たに創設された交付金制度の交付対象者の範囲拡大について文部科学省の櫻井大臣官房審議官に申し入れを行いました。
現段階での交付金内容は、福井県20億円/5年、敦賀市20億円/5年、美浜町15億円/5年そして準立地1市3町には5億円/5年という内容になっています。
これまで交付金の配分にあたっては、立地市町と準立地市町は1:1という配分ルールがあったにもかかわらず今回このような配慮を欠くことになっています。しかも準立地市町連絡協議会が今年の7月に申し入れをするまで準立地市町に交付金が配分されることにはなっていなかったのです。

国とは違い「もんじゅ」の存在する地域住民からすれば立地も準立地もありません。


今日の東京はでした。
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ふるさと農道  10月30日(木)

2008年10月30日 | 見聞知・録

県営で進められている「ふるさと農道」の開通式典に出席しました。
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この日開通したのは、県道小浜上中線と国道27号を結ぶ1,140mの区間で「若狭中央地区」と呼ばれています。
この区間の開通により来年の4月には、美浜町坂尻から高浜町馬居寺までが結ばれることとなり、若狭地域農業の活性化はもちろんのこと若狭地域住民の生活路線の拡充と若狭地域観光の活性化にも期待できる路線となります。
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ちなみに、この事業は平成15年度に着手され5年の歳月と総工費13億円余が投入されています。
若狭地域はこれまで敦賀から舞鶴までの道路が国道27号1本という脆弱な交通体系でありましたが、平成20年代にしてようやく広域農道と舞鶴若狭自動車道により敦賀から舞鶴までの交通基幹体系が整備されることとなります。


今日はでした。

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京都議定書誕生の地  10月28日(火)

2008年10月28日 | 見聞知・録
地球温暖化対策の先進地京都府を訪問し視察調査を行いました。

ご存知のとおり京都府は「京都議定書」を誕生させたまちです。
京都府議会のお世話になり京都府地球温暖化対策条例の特徴である
事業者排出量削減計画・報告・公表制度
②「京都CO2削減バンク」の取り組み
について勉強させていただきました。

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京都府では全国の都道府県に先駆けて平成17年12月に「京都府地球温暖化対策条例」を議決しています。
条例の数値目標は、2010年度に1990年度比で温室効果ガス10%削減を目指すこととなっていますが、全国的な傾向というべき、業務部門と家庭部門の削減が課題のようです。


今日の京都はでした。
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一志会視察その2  10月27日(月)

2008年10月27日 | 見聞知・録
げんでん視察調査のあと、滋賀県高島市今津へ向かい陸上自衛隊今津駐屯地第10戦車大隊を訪問しました。
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若狭地域の災害復旧に派遣される(もちろん首長の派遣要請が行われてのことですが)のが今津駐屯地第10戦車大隊なのです。
今回災害復旧派遣についての視察調査を行いました。

災害時に派遣される車両や機具などを説明いただきながら視察させていただきました。
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94式除染装置(野外における散水、水の補給に使用される)、野外炊具1号(最大250人分を45分以内に調理できる)、1t水タンク(飲料水を1000リットル補給できる)そして救急車(野外において発生した傷病者を後方の医療機関に運ぶために使用される)や救出用の機具などを視察して回りました。
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極めつけは、新たに装備された地上レーダー1号と広域用監視装置です。
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特に小浜湾は北朝鮮の拉致に利用されているので、不審船の監視には抜群の性能(防衛機密上、性能については説明はされませんでした)が発揮されるようです。


今日の今津はでした。
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一志会視察その1  10月27日(月)

2008年10月27日 | 見聞知・録

県議会のわが会派「一志会」で、福井県敦賀市にある日本原子力発電所を視察しました。

日本原子力発電では、原子力館に以下の概要説明を受けました。
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①敦賀発電所の近況
②耐震安全性評価結果(中間報告)
③敦賀3,4号機準備工事の進捗状況

現地調査では、 
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地質調査状況(浦底断層)
3,4号機準備工事状況
について視察調査を実施しました。

浦底断層は見学者自身の目で確認が出来るように断層が掘られています。
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浦底断層は敦賀発電所内に存在しますが、断層のズレは発電所から遠ざかる方向にあります。また耐震安全性評価結果(中間報告)により原子炉を「止める」、「冷やす」、放射性物質を「閉じ込める」に係る安全上重要な機能を有する主要な施設の機能が保持されていることが確認されています。

また敦賀3,4号機準備工事は着々と進められ、準備工事の総合進捗率は9月末現在で約88%とのことです。3号機と4号機はそれぞれ平成27年度と28年度の運転開始に向け準備が進められています。


今日の敦賀はでした。

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風化させてはならない  10月26日(日)

2008年10月26日 | 見聞知・録

おおい町の敬老会に出席したあと敦賀市へ向かいました。
「北朝鮮による拉致問題を究明し解決を願う集会」へ出席するためです。

拉致問題にたいする関心の高さからでしょうか、500人を越える県民が参加され、会場は立錐の余地がない熱気を帯びたものでした。
北朝鮮拉致の象徴ともいえる横田めぐみさんのお母様である横田早紀江さんが「ブルーリボンに願いを込めて」と題し特別講演されました。
私自身、横田さんのお話は2度目ですが何度お聞きしても、同じ子を持つ親として胸をかきむしられる想いがします。拉致被害者全員を何とか早期に救出が出来ないものなのか。そのために私たちに何ができるのか。などと考えさせられます。

小泉元総理が2度訪朝し、拉致被害者を連れ帰られています。拉致したのは向こうだから、こちらから出向くのはいかがなものかという考え方もあります。また経済制裁を強化すべきとの考えもあります。しかし、拉致され北朝鮮で助けを待つ人たちを救出することを最優先に考えるなら、なすべきことはおのずと見えてきます。

北朝鮮による拉致問題は、決して他人事でなく自分自身の問題であり、決して風化させてはならない自分事なのです。


今日はでした。

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特別展と落慶法要  10月25日(土)

2008年10月25日 | 見聞知・録

福井県立若狭歴史民俗資料館の特別展「獅子頭」のオープニング式に出席してきました。
毎年この時期に「特別展」を開催していますが、今回の特別展は敦賀から高浜までの嶺南各地の獅子舞と獅子頭をメインに海外の獅子頭など珍しい資料を並べて、豪華な展示が見られます。
多数の獅子頭には嶺南各地の伝統文化が見られ、守り伝えてきた各集落や地域の歴史が深く感じられると思います。
皆さんもぜひ若狭歴史民俗資料館を訪れてみてください。


特別展のオープニング式のあと小浜市の多田区にある「多田寺」の落慶法要にお招きいただきました。
多田寺は開基1260年、現住職が84代という大変歴史のあるお寺です。
今回の落慶法要は本堂の屋根がこけら葺きから銅版葺きに改修されその完成に伴う落慶法要です。

この日の落慶法要の圧巻は、若狭地域の高野山真言宗派ご住職ら十四住職による「大般若経」の転読でした。
六百巻からなる大般若経の転読による読経はまさにありがたいものであり迫力ものでした。金剛峰寺法会部長の飛鷹全隆僧正は「参拝者全ての皆様の魔よけをさせていただきました」とおっしゃっておられました。


今日はでした。


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げんでん創立五十周年式典  10月23日(木)

2008年10月23日 | 見聞知・録

午後から敦賀で開催された日本原子力発電株式会社の創立50周年「敦賀地区感謝の集い」に出席してきました。

記念講演で本田技研工業株式会社取締役相談役の吉野浩行氏(福井商業高校の前進校である乾徳高校の卒業生)が「社会における企業の役割」と題してご講演されました。
将来のエネルギーの方向性などを示され参考になるお話でした。
余談ですが、地球上に残された石油の埋蔵量は1兆2千億バレル(1バレルは159ℓ)だそうです。いまいち実感のわかない数字でしたが、実感を持たせるために例えられたのは「富士山を逆さにして杯と見立てると杯の八分の一相当」だそうです。いずれにしても現在のスピードで石油を使用すると、あと40年~50年で枯渇してしまうとの見解でした。

記念講演のあと記念演奏があり、福井市出身のピアニスト今川裕代さんによりとてもすばらしいピアノ演奏を聴かせていただきました。
まさに芸術家です。私のような不調法な音楽音痴でも感激するものでした。
今川さんは、1999年にげんでんふれあい福井財団の有望な若手芸術家を育成する「財団奨励金」の対象者に選ばれ、ヨーロッパで学んでくることが出来たことに感謝しているとご本人が述べておられました。


今日はでした。

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小浜市戦没者追悼式  10月23日(木)

2008年10月23日 | 見聞知・録

平成20年度の小浜市戦没者追悼式に出席してきました。

先の大戦で小浜市では1700余名の方々が祖国や家族を思い案じつつ戦場に散り、あるいは戦後、遠い異郷の地でお亡くなりになられました。この方々やご遺族の心情を察するに余りあるものがあります。
戦後63年のいま、戦後生まれの私たちが戦争の悲惨さを学び、平和の尊さを後世に伝えなければなりません。


今日はでした。

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森づくり条例  10月22日(水)

2008年10月22日 | 見聞知・録
昨日県議会の「森づくり条例(案)検討ワーキンググループ」の会議に出席してきました。

議題は(1)森林環境税についてと(2)森づくり条例(案)についてです。
そもそもこの条例の目的は、①森林整備の財源確保と②森林維持管理への県民意識の高揚のためです。
平成15年に高知県で初めて条例が制定されてから、昨年茨城県で制定され全国で29の県が制定しています。

(1)の税ですが、県民の個人と法人にそれぞれ課税されるもので、税収規模としては1億1千万円(鳥取県)から21億5千万円(神奈川県)までさまざまです。もし、福井県で森林環境税が導入されるとすると、2億5千万円(個人500円、法人5%)程度という試算があります。
しかしながら、福井県では核燃料税を財源として平成19年からの5カ年間、毎年約2億円を支出していますので、現在のところ県民の皆様に課税されることはありません。

Co2削減の観点からも森林の貢献は大きいものであり、森の維持管理に手間ひまをかけることは大変重要なことです。
しかしながら、福井県のように核燃料税を森林整備の財源とする原発自治体はありません。核燃料税を財源としてハード、ソフト両面で整備すべき事業が若狭地域には数多くあると私は考えています。
核燃料税を財源とする期間の終了する平成23年までにしっかりと議論しなければなりません。


今日はです。

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