見聞知・録 福井県議会議員 西本正俊  

琵琶湖・若狭湾快速鉄道 実現!

嶺南と嶺北の地域間格差 是正!

若狭地方市町村議長会

2005年01月31日 | 見聞知・録
本日(1月31日)、小浜市役所議会応接室にて若狭地方市町村議長会(上中町、小浜市、名田庄村、大飯町、高浜町)が開催され、各議会より議長、副議長、議員の三名、あわせて十三名の議員が会合を持ちました。議題は市町村合併に伴う一部事務組合(小浜病院組合や若狭消防組合など)の取り扱いについての意見交換会でありました。特に多く意見が出されたのが上中町と三方町の合併により誕生する「若狭町」関連の取り扱いでした。なぜなら「若狭町」の合併は郡をまたぎ、行政区分やその他の区分が全て違うために住民の戸惑いは目に見えています。国の機関、県の機関、県会議員の選挙区、警察、NTTなど全てが違います。例えば消防組合を例に考えますと、上中町は「若狭消防組合」であり三方町は「敦賀・美方消防組合」に所属していました。今回、若狭町が「若狭消防組合」「敦賀・美方消防組合」のどちらかに属するのかというとそうではなく、旧上中町区域は「若狭消防組合」に。また旧三方町区域は「敦賀・美方消防組合」に所属したいとの希望であります。同じ町でありながらなぜ属する消防組合が違うのか。いざというときに住民の生命・身体・財産を行政として守ることができるのか。合併特例法の恩恵が切れたときに組合分担金を負担しつづけられるのかなど疑問点が多多あります。よって特に多く意見が出されたのです。最後には、関係議員も矛盾点の多い合併であることを認めておられました。私は「若狭町」誕生にケチを付ける気などまったくありませんし、関係者のご努力に敬意を表している一人でもあります。ただ、真に住民本位の合併であったかどうか疑問を持たざるを得ません。いずれ歴史が今回の合併の是非を判断してくれるものと思います。
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母と子の家 

2005年01月18日 | 見聞知・録
今日(1月18日)は、私の知り合いの方からお電話をいただいて、身体障害のお子様をお持ちのお母様とお会いをさせていただきました。お母様方が講演会など行事にに参加されるときにお子様をみていただけるボランティアがないかなどについて小浜市のボランティア・市民活動交流センターを訪ねるためです。お会いしたお母様のご希望通りとはなかなかいかなかったのですが一度に全てが整うことは滅多に無いので、地道に一歩一歩やっていくしかないと思いました。私も今後一生懸命お力になりたい思います。お母様から色々とお話を聞かせていただくうちに、いままでまったく知らないことを教えていただきました。小浜市には小児療育専門の施設が無いこと。お隣の舞鶴市にある「舞鶴子供療育センター」に通われていること。通う道中にお子様の具合が悪くなったら子供を抱えながら運転をすることもあること。その運転が交通違反で警察にお世話になると「子供の具合が良くなるまで道端に止まっていなさい。」と指導される。ごもっとも。しかし、療育センターの診察時間は予約で決まっている。来る日も来る日も朝から晩まで大変なご苦労をされているのかと思うとなんとなく涙がこみ上げてきます。なんとしても小浜市に「小児療育施設」をつくらなければと強くこころに刻みました。小浜市のボランティア・市民活動交流センターでの用事を済ませた後、お願いをして小浜市指定児童ディサービスセンターの「母と子の家」を訪問させていただきました。恥ずかしながら初めて施設を訪問させていただきました。「母と子の家」には若狭5市町村から26名の親子が通われていること。親子と施設の先生方が一緒に活動されること。幼児期の小児療育が極めて大切であること。ご多分に漏れず行政改革の一環で予算が減ってきていること。よって施設の先生方が自腹で研修会に参加されたり専用の玩具を購入されていること。2ヶ月前に入園されたあるお母様は毎日泣き続けておられたこと。お母様によっては自分の子が身体障害と認められない(認めたくない)方があること。などなど勉強させていただきました。何とか少しでもお役に立たせていただきたいと想いを強くしたしだいです。市内の団体に専用の玩具を寄付していただけるようにお願いしてみたいと思います。また、微力ではありますが皆さんの支えにならせていただきたいと思います。その後小浜病院に出向き「小児療育センター」の設置計画がないのかを訊ねに行きました。その答は「現在のところ病院にはまったくその計画がない。」とのことでありました。現在、母と子の家に26名の母子が通われていますが、健常のお子さんの何倍の手がかかるのか私には想像すら出来ませんが、おそらく何十倍の手をかけてあげる必要があるのだと思います。そして保護者の方の肉体的、精神的なものは相当なものがあるのだと思います。そのことを考えると小浜市周辺に小児療育施設が是非とも必要です。私の政治信条のひとつである「一隅を照らす」ため今後もこの問題に取り組ませていただきます。
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