通称「はたけじじい」とは山の上でじじいが畑をしているのかとか背の高いじじいが山の上で「は~たけい」と叫んだから「はたけじじい」の名がついたとか俗説がいろいろとあったように聞いていました。
山口さんのご説明によると、「はたけじじい」は「はたけじ」で「はたけ」は皮膚病の一種でハゲで「じ」は地面のこと。つまりハゲた地面のことを言うのだそうです。写真のように一角だけ木々が生えていません。
また、山口さんの説によるとその昔「はたけじ」のところに塩を積んでいたので生えなくなったのではないかとのことです。
私も現在の遠敷(おにゅう)に住まいさせていただいて三十年になりますが初めて現地を見せていただき、「はたけじじい」とは聞き伝えでは聞いていましたが、本当のことがようやくわかりました。
この山は「内藤下総守(ないとうしもすわのかみ)の山城」であったそうです。
敵の侵入から出城を守るための「土橋」など珍しいものや地域の歴史と地理についてもご説明いただき大変勉強になりました。
土橋の写真です 人間の手により造作されたことがよくわかります
若狭姫神社一帯から裏山にかけて貴重な文化財の調査がまだされていないとのことでありましたが、山口文温さんら地元の歴史に明るい皆さんがお元気なうちに調査を実施すべきと思います。
姫神社の境内にある「夢の神様」です
今日はでした。