日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1201

2006-12-02 00:12:41 | 今週の株式総括
今週の株式総括1201 いよいよきょうで師走入りとなった。11月は、日経平均は前月末比-125.06円で、パフォーマンスのいい月のならいは実現せず、今回は底値を形成する月であったのか、それでも11月の買い付けが2ヵ月後、あるいは3ヵ月後のパフォーマンスは一番良いのだから今後が楽しみだ。途中の下落は絶好の買いチャンスとなった。しかも大きな転換点を迎えたようだ。  私事であるが、毎日引け後、全銘柄株価をダウンロードして、「最高利益獲得ボード」の一部を作成してから、ウォーキングに出かける。 先週末の金曜日だった。近くに大きな団地の周りの並木道は、歩くとサクサクと踏みしめる落ち葉の音が気持ちがよい。団地に入る大通りの交差点で足踏みしながら信号待ちしていた。 もう少しで信号が変わりそうになったとたん、私の右手で信号待ちしていた小学生が自転車で、歩道から車道に飛び出した。交差点の方から、黄信号で入って早く抜けようとスピードを上げてくる小型トラックが一瞬見えた。 「アッ危ない。止まれ!」と、私は大声をあげた・・。子供は一瞬ブレーキをかけたようだが間に合わず。ガチャーン!!!。 自転車のハンドルは横向き、子供も横に飛ばされた。一瞬子供の顔前10センチぐらいをトラックの側面が通過したのが見えた。すぐさま子供と自転車を歩道へ・・・・・。 幸い「子供は擦り傷も打ち身も無かった」小学4年生の可愛い男の子だった。頭をなでながら、「2度と交差点は自転車に乗って飛び出してはだめだよ」ショックで子供は、うなずくだけ言葉にもならない。でも良かったぁ!!!! 来週は、「いいことがあるぞ」と、予感がしていた。先週末の株式総括で「売るならどうぞ。安値をたたくことになる・・・・・」と記したが、週初めからの波乱に富んだ相場は、まさに底入れを確認の動きとなった。  日経平均は、月曜日、火曜日と「たくり足」を2本も形成、いわゆるロウソク足の下ひげの長い線である。200円近い下ひげを丁寧にも、2日連続で入れたことに底値確信の感を、ますます強くした。 鉱工業生産1.6%上昇となり、10月指数としては過去最高で、予想外の上昇で市場の事前予想0.4%低下を大きく上回った。設備投資も前年度比15.1%増の伸び、今年度当初予想比も1.1%増、素材・電機・自動車が高い伸びで、設備投資が景気浮上のしたざさえとなった。 米国の景気鈍化や日本の先行き警戒気分が高まってたところに、あまりにもいい数字が出たことで、一転して大きく投資意欲の回復となった。  裁定買い残が一時5兆円を超えていたが、24日時点で、前週比2647億円減の4兆3612億円となった。通常先物が現物価格より高いのが普通だが、その逆ざやも2週間ぶりに改善された。損を覚悟の先物の買い戻しにヘッジファンドなど筋の投資家が、走るさまが現実となって、投資家の心理が著しく好転してきた。 そのうえ来週末の12月SQの不安や日銀による金利引き上げなど、悪材料を織り込んできただけに、株式上昇の期待できる素地は、出来上がって来たように見える。裁定残高は減ったとはいえ水準は高い。ならば裁定対象外の銘柄でジャスダックなどの市場に足の軽い銘柄で攻めたい。 225のPERが前期23.39から今期予想が18.94に対し、ジャスダックは、前期36.59から今期予想21.99で、PERでは比較対にができなかったジャスダックが、まだ225銘柄の平均には届かないモノの、収益力の高まりで、前期に比べて、この大幅な改善は、なおさら成長期待で新興市場株にも注目できるかも・・・・。 ジャスダック指数は、いま「史上最低から出直ったばかり」というのだから一層期待できる。その上、世界株式市場で日本の株式が一番に出遅れていると言うことになると、ますます先高期待が増してくる。株式11月4週は、全投資主体が買い越し、1996年9月統計開始以来初めてのことだそうだが、最高の「餅つき相場」の環境が整ったともいえそうだ。 さて来週の「究極の株式投資戦略チャート」は、NK平均が「買いモード」に転換して2週目に。先週「売りたい人はどうぞ売ってください・・・・、悪材料ばかりがあるところから相場は反転する」と、「買い宣言」予想が見事に的中。1週間が短く感じた。「最高利益獲得シュミュレーションボード」のPBRで選んだ銘柄は全部、「買いモード」に転換した。90%ぐらいが同時に買いモードに転換すればせいぜいだったが、こんなことは珍しい。如何に売られすぎていたか。そしてどれほど「買いモード」の買いの可能性が高いか。指数の「最高益獲得シュミュレーション」もすべて買いモード転換である。だがNY市場はすでに売りに転換している。利食いを優先しながら押し目買いに徹する。 フーリエ」も、勿論上げ賛成で上昇波動を示す。先週の方向と一変した。この波動は頼もしい限り。


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