日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1120

2009-11-21 08:19:22 | 今週の株式総括
今週の株式総括1120

7-9月のGDPが年率4.8%と連続2四半期の高い伸びを示した。

エコカーやエコポイントが成長率を押し上げた。成長持続のために今年度限りの政策だったが延長する方向だ。NY株が先週に続いて、今週も寄りから堅調に始まり高値を更新した。米の低金利はまだ続くと市場に資金流入が続いている。

三菱UFJの1兆円の資本増強で他社もいずれ・・・と、銀行株の下落が続き、郵船、日立など大型公募増資の発表が市場に重くのしかかり東京市場全体も伸び悩む

GDP年率4.8%の伸びと言えども、円高で景気先行き不透明と政府はデフレ宣言をした。「一時補正のカット2.9兆円を経済対策に」といえど、経済の回復は期待できず、2番底を伺う動きがある。戦略相は認識すれど、具体策はなにも出ず、司令塔が誰なのか分からないような政権の現実で、ムダを洗い出す事業仕分けで「埋蔵金」探しをやっているだけ。天下りや独立法人や公益法人の補助金など自民と官僚のなれ合いを、白日の下にさらされるだけでは、国民の怒りは治まらない。

事業仕分けで答弁する官僚の顔や態度には、「これをダメというなら、もう仕事も出来ないやってやらない」と投げやりの態度が・・・。大臣を使って今度は抗議をするなど、閣僚が丸め込まれている省もある。

国会質問に自転車で転んで負傷の総裁のかわりか、小泉進次郎氏が登場した。28歳の新人議員を使うほどもう人材不足の感が・・・・。

証券会社のそのものの売り物がわんさ、商売が儲からない。勿論もうからないものをなにも買う必要がない、買えば損の上塗りになる。買う人がいないのだから売れるわけがない。廃業も出来ずズルズルと・・・・。

株価は毎日じりじり下がる。真綿で首を絞めるがごとく、最後まで頑張っていた人も、投げ場を失った人も辛抱堪らず最期に投げる。エィオオット波動で最終第3波の下げだ。企業業績が良かろう悪かろう、価格が高かろう安過ぎよう、もう関係ない、当たり構わずぶん投げる、そんな時がもうそこまで近づいている・・・。

エィオット波動は下げも第3波動で完成する。そんな銘柄は、いずこに?最大の投資効果の高い株がそこにある。

「最大益ボード指数」をみると、NY(1月18日)は「売りシグナル」が点灯した。

丁度NY株価は、下げ幅の半値戻し、「半値戻しは全値戻しに通ず」というが、「戻って一息でやれやれの水準」で、当然一押しあっていいところ、米国株の動向一つで大きく左右されていた日本株だけに、NYが新値を更新しても、東京市場は値下がりで逆反応、「最大益ボード」でNYが「売りシグナル点灯」で、逆反応なら、いよいよ値上がりとも期待できるが、相場は簡単ではない。下がるときだけは順反応・・・・、米国株の動向次第では、なお日本株が下ブレの加速の懸念が増すことになるかも。

デフレの国には資金は集まらない。アイスランド、スロバキア、モロッコ、カタール、ナイジェリア、クエート、アフリカ・・・などデフレ諸国、お世辞にも経済国とは言えない国ばかり。それに日本が入るのです。もう経済大国などとは決して言えない。やはり外人の目線から、日本は投資対象国からはずれているのかも。

「銀行の中間決算は、純利益19%増、不良債権処理も峠を越えた」と言うが、UFJなど大量公募増資で資金を調達したが、いずれ近いうちにこれも使い果たす。まだリストラなど経営計画が甘いと見る海外投資家は多い。国内投資家もまだ日本株は戻ると期待している投資家が5割はいる。戻りを「売りたい人」が大半で、「買いたい人」は殆どいない。もっと悲観人気が先行して売りが進まないと大底とはいえない。ほんとの底はまだまだ先、年末か、それとも来年に入ってからなのか・・・。
景気を良くならないと、万事がうまくいかない。「補正のカット分で経済対策を」なんてケチなことを言わないで、ここは、「10兆円でも」と、1人気勢を上げる亀井金融相に、かなわぬ期待何てことも・・・。
 

11/17 am9:36配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第90弾
海運業績を左右するBALTIC指数が上昇している。4月の戻り高値4300ポイントぬけの3段上げに突入寸前だ。最高値が昨年5月11793、まだ戻り4割にも満たないが、戻り波動だ。バルチック指数は、海運株の動きに先行する指数だ。URL末尾にチャート掲載
chart

だが現実の海運株は、年初来安値を更新中だ。
新興国や東南アジア諸国の経済回復は顕著、欧州諸国の経済回復の兆しも見られ、その経済の動きが一番に現れるのが、BALTIC指数なのだ。
海運銘柄は、「最大益ボード」では、まだ「買いシグナル」とはならないが、「9101郵船」「9104商船三井」「9107川崎汽船」、まずはこの安値更新中に打診買い。ボードでまだ「売りシグナル」だが転換は近い。悪材料の中に一縷の光、投げ急ぐ向きに買い向かう「逆張り投資」に妙味。
最近の新聞記事3件あり、悪材料出尽くし経営資源効率化で成長へかじ取りが伺える。

日本郵船は1500億円公募増資、40年ぶりに成長事業へ資金
日本郵船、陸上貨物統合し郵船航空サービスに集約、経営資源を効率化する
日本郵船、今期最終赤字270億円で下方修正、商船三井・川崎汽船も



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