今週の株式総括1113
NKとNYが絶対株価が逆転した。その差が開いて閉じるまでの日にちは、過去1年間を見ると半月から1ヵ月以内には達成されている。今回は10月末日に交錯した。なれば11月末までには逆転する。NYが下がって、日本が接近するか、NYが上がりすぎで日本株が正常で、その景気実勢を表しているのか。
東京市場の出遅れが言われてはいるが、日経ダウに採用銘柄のPERは33倍台、かたやNYは15倍台、PERだけでは株価は言い表せないが、決算や計算の仕方が違うとはいえあまりにも格差が開きすぎている。逆転どころかこのままでは差が開く一方となるのか。
外人は成長性のない国の株式には見向きもしない。中国のナスダック市場は始まったばかりだが、過熱気味といわれながら今週も急騰した。成長性のある市場でないと、資金は流れない。この現実ははっきりとそれを証明する。
いま政治は、事業仕分けの真っ最中、3兆円のムダを洗いだそうとやっている。経済、景気に全く頭が回らない。先に進むためにはまづこれをやらずして、次は行えない。野党自民党は官僚管理詐欺容疑で追求されているがごとく完全無力化、自民党の出来ることと言えば、「恵まれた家庭に育ったものだから・・・」と、資産管理の弁明をする首相を責めるくらいがせいぜい。
兜町からは嘆き節が聞こえてくる。稼ぐ歩合外務員でも売買手数料月50万円せいぜい、4割が手取りで諸経費を払うと手取りは5万円、それでもいいほうで、むしろ持ち出しになる人が殆どとは・・・。290円の弁当は飛ぶように売れ、500円弁当は売れない。兜町で唯一繁盛する店は立ち飲み屋だけ、家にも帰りたくても帰れないで愚痴を言う、そんな証券マンがあふれている。
企業はリストラや固定費削減でようやく収益を回復、しかし円高は依然として続き、頼みの輸出はさっぱり、先行き不安がいっぱい。
米主要企業500社の7-9月純益は10月始めより10ポイント改善した。米主要小売り売上高は2.1%増で安売り店がけん引、輸出促進や住宅減税、失業保険の給付の拡充などFRBは政府と足並みをそろえ、ゼロ金利継続し、雇用増のため追加経済対策を検討、下支え策は手厚い。週中にはNY株は年初来高値を更新した。
欧州の銀行は、投資銀行部門が堅調で景気回復が鮮明、ユーロ圏の来年成長を0.7%とし上方修正をした。
世銀は中国の成長率を8.4%に上方修正、中国版ナスダックは過熱気味に上昇し、インド、インドネシアなど新興国へのファンドや企業の進出でにぎわう。
企業はリストラや固定費削減でようやく収益を回復、しかし円高は依然として続き、頼みの輸出はさっぱり、先行き不安で・・・。
かたや日本の9月の機械受注3.8%増で倒産件数も11.7%減となった。わるくない!企業業績も底入れ鮮明で、9月動向指数は基調判断を上方修正となり、車・電機16社はコスト減で6000億円の利益を上積みする。
だが現実の実体を示す日米の株価は、冒頭に述べたごとく大きく明暗が分かれた。
政府の経済に対する認識の度合いが、政権交代で生じてしまった。でも天下りや官僚政治など、自民50年の政治のあか、800兆円を超える国の借金を残した最大の原因である。
「官僚と政治の腐れ縁」を、ここで断ち切らなければ、日本の再生はあり得ない。多少の株価の出遅れも、ここはじっと我慢して、つぎの飛躍に備える時なのかもしれない。民主政権の公約実現後の明るい社会を望んで、国民は政権交代に託したことを忘れてはならない。
でも、「恵まれた家庭に育ったものだから・・・」と言っている人をみると、それも心細い限りだが・・・。
それでも「最大益ボード指数」は、絶好の形で「買い転換」となった。NYも買い転換となって久しく、むしろ過熱気味の状態を示すだけに、いよいよNKの出番になったかもしれない。
ふくろう通信 会員向け分析情報 にはこう書いた
「ふくろう情報」
10/30 am8:27配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第88弾
一番心配していた7-9月米国GDPが3.5%成長、5四半期ぶり上昇となった。NYダウ平均は、基準線まで下落で直近2度まで下落があったが、その後急激に持ち直している。29日NY市場もその動きの再現である。雲の上限が上昇基調で下値を押し上げる構え。先行き不安を持ちながらも、着実に景気回復を確認しながらの上昇基調は変わらず。
第87,86、85弾の速報銘柄は、絶好の買い場を提供してくれている。
「速報銘柄の押し目買い方針に撤せよ」
NY市場急騰の翌日の東京市場の「寄り付きの買い」は、極力避けてください。その日の高値つかみになるケースが多い。
「4063信越化学」4-9月純利益65%減で悪材料出尽くし、太陽電池向けシリコン豪で生産能力倍増で160億円投資など景気回復に向け体制、N字下げ価格滞留期間の一番の5000円近辺は底に近い。
景気回復は、「5411JFEHD」は鉄鋼で、銀行に「8308りそな」も、反騰の兆しが見えた。
NKとNYが絶対株価が逆転した。その差が開いて閉じるまでの日にちは、過去1年間を見ると半月から1ヵ月以内には達成されている。今回は10月末日に交錯した。なれば11月末までには逆転する。NYが下がって、日本が接近するか、NYが上がりすぎで日本株が正常で、その景気実勢を表しているのか。
東京市場の出遅れが言われてはいるが、日経ダウに採用銘柄のPERは33倍台、かたやNYは15倍台、PERだけでは株価は言い表せないが、決算や計算の仕方が違うとはいえあまりにも格差が開きすぎている。逆転どころかこのままでは差が開く一方となるのか。
外人は成長性のない国の株式には見向きもしない。中国のナスダック市場は始まったばかりだが、過熱気味といわれながら今週も急騰した。成長性のある市場でないと、資金は流れない。この現実ははっきりとそれを証明する。
いま政治は、事業仕分けの真っ最中、3兆円のムダを洗いだそうとやっている。経済、景気に全く頭が回らない。先に進むためにはまづこれをやらずして、次は行えない。野党自民党は官僚管理詐欺容疑で追求されているがごとく完全無力化、自民党の出来ることと言えば、「恵まれた家庭に育ったものだから・・・」と、資産管理の弁明をする首相を責めるくらいがせいぜい。
兜町からは嘆き節が聞こえてくる。稼ぐ歩合外務員でも売買手数料月50万円せいぜい、4割が手取りで諸経費を払うと手取りは5万円、それでもいいほうで、むしろ持ち出しになる人が殆どとは・・・。290円の弁当は飛ぶように売れ、500円弁当は売れない。兜町で唯一繁盛する店は立ち飲み屋だけ、家にも帰りたくても帰れないで愚痴を言う、そんな証券マンがあふれている。
企業はリストラや固定費削減でようやく収益を回復、しかし円高は依然として続き、頼みの輸出はさっぱり、先行き不安がいっぱい。
米主要企業500社の7-9月純益は10月始めより10ポイント改善した。米主要小売り売上高は2.1%増で安売り店がけん引、輸出促進や住宅減税、失業保険の給付の拡充などFRBは政府と足並みをそろえ、ゼロ金利継続し、雇用増のため追加経済対策を検討、下支え策は手厚い。週中にはNY株は年初来高値を更新した。
欧州の銀行は、投資銀行部門が堅調で景気回復が鮮明、ユーロ圏の来年成長を0.7%とし上方修正をした。
世銀は中国の成長率を8.4%に上方修正、中国版ナスダックは過熱気味に上昇し、インド、インドネシアなど新興国へのファンドや企業の進出でにぎわう。
企業はリストラや固定費削減でようやく収益を回復、しかし円高は依然として続き、頼みの輸出はさっぱり、先行き不安で・・・。
かたや日本の9月の機械受注3.8%増で倒産件数も11.7%減となった。わるくない!企業業績も底入れ鮮明で、9月動向指数は基調判断を上方修正となり、車・電機16社はコスト減で6000億円の利益を上積みする。
だが現実の実体を示す日米の株価は、冒頭に述べたごとく大きく明暗が分かれた。
政府の経済に対する認識の度合いが、政権交代で生じてしまった。でも天下りや官僚政治など、自民50年の政治のあか、800兆円を超える国の借金を残した最大の原因である。
「官僚と政治の腐れ縁」を、ここで断ち切らなければ、日本の再生はあり得ない。多少の株価の出遅れも、ここはじっと我慢して、つぎの飛躍に備える時なのかもしれない。民主政権の公約実現後の明るい社会を望んで、国民は政権交代に託したことを忘れてはならない。
でも、「恵まれた家庭に育ったものだから・・・」と言っている人をみると、それも心細い限りだが・・・。
それでも「最大益ボード指数」は、絶好の形で「買い転換」となった。NYも買い転換となって久しく、むしろ過熱気味の状態を示すだけに、いよいよNKの出番になったかもしれない。
ふくろう通信 会員向け分析情報 にはこう書いた
「ふくろう情報」
10/30 am8:27配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第88弾
一番心配していた7-9月米国GDPが3.5%成長、5四半期ぶり上昇となった。NYダウ平均は、基準線まで下落で直近2度まで下落があったが、その後急激に持ち直している。29日NY市場もその動きの再現である。雲の上限が上昇基調で下値を押し上げる構え。先行き不安を持ちながらも、着実に景気回復を確認しながらの上昇基調は変わらず。
第87,86、85弾の速報銘柄は、絶好の買い場を提供してくれている。
「速報銘柄の押し目買い方針に撤せよ」
NY市場急騰の翌日の東京市場の「寄り付きの買い」は、極力避けてください。その日の高値つかみになるケースが多い。
「4063信越化学」4-9月純利益65%減で悪材料出尽くし、太陽電池向けシリコン豪で生産能力倍増で160億円投資など景気回復に向け体制、N字下げ価格滞留期間の一番の5000円近辺は底に近い。
景気回復は、「5411JFEHD」は鉄鋼で、銀行に「8308りそな」も、反騰の兆しが見えた。