日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0116

2009-01-16 22:16:38 | 今週の株式総括
今週の株式総括0116

とうとう麻生内閣支持率が20%を割れた。あの森内閣以来の10%台、その森氏がまだ自民党で実力者というから、支持率が上がる分けもない。渡辺氏の離党でいよいよ麻生政権も崩壊の動きが見えてきた。定額給付金の関連法案をやっと無理矢理衆院を通したとたん、財政審から給付金もう一度議論をしてみてはどうか。自民行革本部は天下り再検討を要請したり、全く自民の中はもうバラバラ。そこへ官房副長官の既婚女性を議員会館に宿泊させたと、週間新潮に暴露され、男女の仲は誓ってないと弁明も、「神に」だとか「天命に」誓ってとかいって、ほんとだったためしがない。しかし、今回の件、民主にも脛に傷をもつ身、大人の計らいと、これ以上の追求は避けたよう。

渡辺氏の離党が「渡り」の慣習を断つ起因になったことと、もう一つ、一院制にと新た改革を持ち出した。

予算が成立して先行き景気の見通しが立ったら、解散というが、先ずこの程度の景気対策で景気回復となるとは決して思えない。まだ解散先送りになる。麻生内閣では解散は出来ないことは決定的。また政権を投げ出すのか求心力低下で破滅の道に突き進むのか。

西松建設の副社長が裏金つくりで捕まった。公務員が作った裏金で捕まった話はない。社保庁の大悪でも、逮捕もされずのうのうと生きられる。公務員とは、一体何だ。時代物TVドラマでも、ほんとの悪人は役人でいまも昔も変わらない。東京地検も矢っ張りみんな公務員、やはり身内を縛るなんてできない。民営の地検を作らなければ、いつまで経っても解決の道は出来てこない。

派遣社員の雇用解除から正社員までリストラの嵐、内定取り消し、賃金カット、給与遅配、破綻、企業倒産など吹き荒れるとき、公務員にはどんなリストラがあったのか。折角決めた天下りを反古にして、憤慨した渡辺氏が離党をして抵抗を示しすのも当たり前。官僚と手を組んでこれまで国の財政を食いつぶしてきた自民に、決別の民意がいよいよ届く。

税収が上がらないのは企業の収益が上がらない。収益が上がらなければ給料は減る。減れば当然消費が伸びない。民間は収益が上がらなければ、給料カットされる。税収が上がらなければ、公務員も給料を下げ、ボーナスも下げ、首切りするのが当たり前ではないか。その当たり前は公務員にはなし、天下りや「渡り」は許し公務員改革なんて何処かに置いて、消費税上げて税収を補うという。自民と官僚のやり方はもう絶対に赦されない。

米シャピロSEC次期委員長が、企業倒産リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)に、規制が必要だといった。金融危機に至った一因

は市場の進歩に規制体制が後れを取ったことと指摘した。

証券業界や東証へ天下りが、あたかも東京市場の機能不全の一因であることを、いっているようだ。市場を知らない人間が市場を管理するとんでもない。しかしそれが現実の日本の市場なのです。証券界を改革する「渡辺氏」はいないのか。

米小売り売上高初の減少で世界経済長期低迷、年末商戦消費不振が鮮明と、日本の機械受注は最大の減少、アナリストや市場関係者からは悲観的な話ばかり、いよいよこんな状態になってくると、底も近いと感じられるようになってきた。

横綱審議会のメンバーの総見とかで朝青龍と白鵬の取り組みで1勝6敗の成績を見て、専門家としてインタビュウーを受けていた人たちが、「出ても無様な相撲を見せるだけ」とか、「引退した方が良い」などと、言っていた。それがどうだ。初日から朝青龍は6連勝だ。こんな予想をするのが専門家なのです。

いまの市場で万年強気の反面教師は別にして、強き予想をすると、批判されたり蔑視される。何だか大儲けの出来る相場が始まったように見えるのだが・・・。

「まちふくろう」に、私こう書いた。

01/14 am11:22配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第33弾

日経の新春景気討論会など誰がみても厳しい景気情勢で悲観的な意見ばかり、しかし、ここまで下げた株、どこからみても日本株式には魅力が一杯。今年はまだスタートしたばかり、大儲けが出来るチャンスが一杯転んでいる。わが「ふくろう会員」には、今後、ますますその機会を提供できることに自信を深めています。

あすのECB利下げ必至、ユーロ安で円高が加速しているが、それで当面円高一服とみる。1月20日のオバマ大統領就任を買う相場はこれから、世界が一致したクリーンニューディール政策が実行される。いま関連銘柄の相場一服は、いわば「初押しは買い」決してひるんではならない。誰もが認める世界的テーマなのです。決して一過性の物ではありません。テーマを買う上昇本番はこれからなのです。http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/saiko/taiyodeichi.htm

(速報銘柄フォローアドナイス)6728アルバック、6955FDK、5333日本ガイシなど年初にかけて上昇した相場の初押し。下のURLに掲載しているが、その材料で買われ上げ分を調整した。低位株で割安なテーマに乗る7012川重220円これも初押し太陽発電・電池など環境銘柄の記事を収録しました。ご参考に・http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/spb/kiji_taiyoh.html

 http://fukurou.sub.jp/ は、「注目銘柄を速報配信」するサイトです。銘柄診断(無料) 日経平均・NYダウ・WTI・為替の「最大益ボード」で分析したチャートです。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/saikoekiboad/kaisetsu/kaisetu.htm


日経拾い読み0116

2009-01-16 05:55:20 | 株式ニュース
20090116(金)
*日産、主力車マーチ生産、タイに全面移管、業績回復へリストラ策、新車開発2割減、役員報酬もカット、ゴーン体制正念場、危機後も見据える、追加減産国内でも、基本給一部削減も

*欧州、0.5%利下げ、ECB過去最低の年2%に、急減速の景気テコ入れ、内外需の低迷が続く
*日立、1000億円の赤字、今期見通し、半導体の需要急減
*日銀、COP買い取り2兆円、09年度成長見通し、マイナス1%台後半、最終調整
*小麦売り渡し価格、政府、今春下げへ、国際相場下落を受け、パンや麺類値下げも
*雇用、賃金、労使かみ合わず、ワークシェア踏み込めず、製造業派遣労使間で溝
*40万人雇用創出へ緊急対策、介護・保育・環境で、政府年度内にモデル事業
*11年度の基礎収支、赤字幅最大22兆円、内閣府試算、消費税据え置きなら

*JPモルガン、10-12月76%減益、住宅ローンが焦げ付く
*米卸売り物価、12月1.9%下落、5ヵ月蓮速、原油などエネルギー価格下落、デフレ傾向

*IT大手粉飾決算、インド株下落が続く、オーナー系企業の下落率3割
*米巨額詐欺、拡がる波紋、ファンドの信頼低下が深刻、マドフ容疑者、資産隠しや親類関与も

*半導体、赤字5000億円超、ルネサス正社員300人削減、大手5社今期営業損益、需要低迷で再編の絵描けず
*三洋、半導体事業1200人削減、海外工場、4ヵ所に集約

*グーグル、採用部門100人削減、欧米の開発3拠点も廃止
*デジタル関連製品、12月販売額6.8%減、薄型TVなど値下げ進む
*海外ツアー、JTB、15%値下げ、09年度上期、欧州向けなど強化
*伊藤忠、中国アパレル大手に出資、100億円、高級ブランドも展開
*ダイキン設備投資半減も、10年どまでの3年間で
*欧州新車販売8.4%減、昨年11年ぶり1400万台割れ
*日産ディーゼル、派遣全700人削減、国内3工場、6月末メドに

*国内、TOB件数、8年ぶり減、昨年3割り減、信用収縮で資金調達難、総額69%減、大型案件少なく
*博報堂DYHD4-12月、広告3社など単独売り上げ高5%減、4媒体向け落ち込む
*東京製鉄、営業益3.4倍、今期単独520億円、スクラップ安が寄与、予想より収益幅拡大
*日経金最終赤字60億円、今期下方修正自動車向けなど不振
*住生活G、年金運用損益ゼロへ

--1/15夕刊--
*雇用安定へ、経団連、連合会談で共同宣言、助成金拡充など要望、賃上げをめぐりへウイ抗戦
*機械受注、最大の減少、11月16.2%、基調判断を下方修正、設備投資抑制更に、製造業が減産を拡大
*米景気、長期低迷の様相、年末商戦、消費不振が鮮明、金融安定化策効果薄く、米地区連銀報告、信用収縮、家計に波及
*日経平均、一時8000円割れ、輸出関連が売り、景気後退長期化を警戒、米消費不安など投資か心理に影
*天下り、官僚よりの首相、「渡り」容認に国民反発、支持率最低
*NY株大幅下落、小売り・金融に売り、景気不安一段と
*米政府バンカメ追加支援へ、メリル買収で損失拡大
*ビール出荷量19年ぶり低水準、08年2.7%減
*企業物価1.1%上昇、12月前年比、4年半ぶり低い伸び
*中国のネット利用者2億9800万人、08年11%増