しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「レ・ミゼラブル」 1998米・デンマーク

2005年12月20日 | 映画
19年の刑期を終えて仮出獄したジャン・バルジャンは、自分を泊めてくれた教会の銀食器を盗む。 捕らえられた時、司教は自分があげた物だと言ってジャン・バルジャンを庇う。その司祭の心に打たれ、改心を決意する。 9年後、ビゴーの工場主兼市長として、市民の尊敬をていた。が、新任の警察署長ジャベールはジャンの正体を見破る。 ファンティーヌは私生児として生んだコゼットを他人に預け、養育費を稼ぐ為に必死だったが、 . . . 本文を読む
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「最後の記憶」 綾辻行人  

2005年12月19日 | 読書
波多野森吾の母、千鶴はアルツハイマー病に似た『白髪痴呆』と言う病気で入院していた。 この病気は新しい記憶から忘れ、最後は昔の印象の強い記憶が残るという。 千鶴には幼い頃から、白い閃光とショウリョウバッタが飛ぶ羽音に恐怖を示した。 その恐怖は汚い黒い服を着て顔のない何者かが襲って来て、子供達を大勢殺したと言う事に結びついていた。 森吾は『白髪痴呆』が遺伝する事を知って、無気力になる。 と同時に顔のな . . . 本文を読む
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トヨタカップジャパン 優勝はサンパウロ

2005年12月18日 | スポーツ
やはり、欧州と南米の対決となった決勝は、1―0で南米のサンパウロ(ブラジル)が勝利。リバプールはあんなにシュートをうったのに、ゴールに嫌われた。 順位が付くこの大会は2位リバプール(イングランド)、3位サプリサ(コスタリカ)、4位アルイティハド(サウジアラビア)、5位シドニー(オーストラリア)、6位アルアハリ(エジプト)。 アジアの代表が、もう少しで3位になるところだったのに、残念。 何年後に、欧 . . . 本文を読む
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全日本実業団女子駅伝2005

2005年12月18日 | スポーツ
降りしきる雪の中行われた大会は、三井住友海上の3連覇となる。 以下、2てんまや、3沖電気、4資生堂、5京セラ、6ホクレン。 ホクレンは6位の入賞が良かった。北海道のチームが活躍してくれるのは嬉しい。 しかし、あんなに雪が降って氷点下なのに、ランニングで走るなんて、凄い。 箱根だって、山を走る選手は半袖や長袖が多いのに。 腕の動きに影響がでるのだろうか。 福士選手の明るい元気なインタビューが聞かれた . . . 本文を読む
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「被告A」 折原一  

2005年12月17日 | 読書
東京杉並区の連続殺人は、死体の傍らに悪魔の絵柄のトランプが置かれる事から 『ジョーカー連続殺人事件』と呼ばれた。現場近くで、トランプを持っていた事で 容疑者にされた田宮亮太は取り調べの過酷さから、精神と生命の危機を感じ自供する。 被告Aとなった亮太は、裁判で冤罪を主張しつつ、自分を陥れた者への復讐を誓う。 そして、被害者の遺族の中に犯人がいると考えはじめる。 同じ頃、息子を誘拐された教育評論家の浅 . . . 本文を読む
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「クロノス」 キャラメルボックス

2005年12月16日 | 観劇
2005.11.23~12.25 サンシャイン劇場 吹原は開発途中のタイムマシーン、クロノスの研究チームの一人だった。 ある時、吹原は中学の時からずっと片思いだった久美子と再会する。 その久美子が事故で死んでしまう。 吹原は久美子の命を救う為、クロノスで事故の起こる前に向かう。 クロノスの欠点は、過去に送った物は送られた力よりも強い力で弾き飛ばしてしまう事。 救出は過去にいられる時間の短さや、信じ . . . 本文を読む
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「シンプル・プラン」 1998米

2005年12月15日 | 映画
スコット・B・スミスの同名小説の映画化。 ある雪の日の夕方、借金を苦にして自殺した両親の墓参りに向かうため、ハンク・ミッチェルは兄ジェイコブとその友人ルーとともに町はずれの道を車で走っていた。 途中ひょんなことから、彼らは小型飛行機の残骸とパイロットの死体に出くわす。 そこには、440万ドルの現金が詰まった袋が隠されていた。 この大金を自分達の物にしようとするルーだが、ハンクは、何も危険がなく誰に . . . 本文を読む
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「白夜行 第2部」 その3

2005年12月14日 | 観劇
他の人の感想なども少し。 *高宮誠                奥田努  怒った時も照れている時も表現が大きい。バスロープをちょっと雑に着ている姿は苛立ちを感じるが、お坊ちゃまと言う印象は少々薄い。 奥田さんは、少年亮司だけでもよかった気がする。亮司が凄く良かったから。   寺岡哲  やはり1部で見慣れているからか、高宮誠は寺岡さんの方がぴったりする。バスローブもきちんと着ている所が育ちの良さを . . . 本文を読む
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「リリス」 ジョージ・マクドナルド  

2005年12月13日 | 読書
「わたし」は先祖伝来の屋敷の屋根裏部屋にあった鏡から、別の世界に入ってしまった。 そこは、骸骨が踊ったり、小さい民族が大人にならずに暮らす不思議な国。 ある時、骸骨になりかけた女性を再生させるが、それはその国の女王で魔女のりリスだった。 小さい民族と協力してリリスを倒す。リリスを支配していたのは〈影〉だった。 アダムとイヴはリリスの〈影〉を取り払おうとする。「わたし」もそれを手伝い、達成された時に . . . 本文を読む
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「白夜行 第2部」 その2              

2005年12月12日 | 観劇
晦(かい)と黎(れい)のWキャスト。 主役の感想を。 *桐原亮司       山本芳樹 悲しさと寂しさの漂う亮司だった。典子に対しても優しさを見せていた。犯罪を犯すのも、雪穂の為に自分の気持ちを殺してやっている感じなので、罪を重ねる度にぼろぼろになって行く様な感じがした。影に徹している亮司。子供の亮司と擦れ違った後の夕日を見詰める表情が切なかった。 しかし、1幕の時の亮司の動きはやっぱりちょっと違 . . . 本文を読む
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