しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「5W1H殺人事件」 岡嶋二人  

2007年01月26日 | 読書
(女が奇妙な依頼をするとき)
第1章 WHO?
平林貴子と名乗る女性が神山の興信所を訪れ、1台のカメラを持ち込み持ち主を捜して欲しいと依頼する。
第2章 WHERE?
平林貴子と名乗る女性が塚越の興信所を訪れ、喫茶店を捜して欲しいと依頼する。
その喫茶店のマッチは緑色をしていて、マッチに印刷してある文字がVで始まる2つの単語だという。
第3章 WHY?
平林貴子と名乗る女性が野崎の興信所に電話で、盗まれた車から後部シートが外された理由を調べて欲しいと依頼する。
第4章 HOW?
平林貴子と名乗る女性が青柳の興信所を訪れ、3本のオーディオ用カセットテープに入っている情報を取り出して欲しいと依頼する。
そのテープには雑音としか思えないものが延々と録音されていた。
第5章 WHEN?
平林貴子と名乗る女性が瀬川の興信所を訪れ、宇野茂男という男をある空き地に呼び出し、『吉池礼司はいつ戻るのか』と訪ねてくれと依頼する。
終章 WHAT?
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6章からなるWHODUNIT(フーダニット)、本格推理小説。
岡嶋さんは本当に色々なアイデアがあって凄いと感心してしまう。
この形式だけでも、面白そう!と興味津々。
このとんでもないような依頼でも、興信所の人達は謎を解明してしまうところも凄いし、みごとに繋がっていくところも凄いし、ラストのビックリも凄い。
こんな展開になるなんて思いもしなかった。
ちょっと薄気味悪く、ざわざわする雰囲気もあるが、とても面白い。
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