しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ナルニア国ものがたり2 カスピアン王子のつのぶえ」 C.S.ルイス 

2006年02月05日 | 読書
ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィが始めてナルニア国へ行ってから1年。
4人が学校の寄宿舎に戻る為、鉄道の駅のプラット・ホームで待っていると、突然強い力で引かれるのを感じ、気が付いた時はナルニア国に戻っていた。
しかしそれは、自分達が国を去ってから、何百年もたち、廃墟になった、かつての住まい、ケア・パラベルだった。
その時のナルニア国はテルマール人が治め、フォーンや妖精や言葉を話す動物の存在は虐げられ、その存在を抹殺され様としていた。
国王ミラースは真の国王を亡き者にして、実権を握り、甥のカスピアンが正統な跡取である事は隠していた。
そのミラースに子どもが生まれた為、ミラースはカスピアンを殺そうと企む。
カスピアンは、昔この地にフォーンや妖精がいた話を好み、その存在を信じていた。
小人族との混血の家庭教師・コルネリウスは、カスピアンを逃がし、王として戦う事を促す。
ピーター達が戻ったのは、その戦いに不利になったカスピアンが、スーザンの残した角笛を吹いたからだった。


この話は結構好き。廃墟を探検する4人と、カスピアンの話が交互に来て緊迫感もある。
カスピアンが仲間を見つけて行く所もいいし、その中に白い魔女を復活させようと言う、反対の勢力が入っていて、また一混乱ある所もファンタジー色たっぷりと言う感じ。
アスランは見守るけれど、自分から行動を起こさないと手助けはしてくれない。
やはり神の存在。きっと、キリスト教の教えが入っているのだと思うけれど、神は他の神でも同じような気がする。
そんなに直ぐに、人の願いを聞いたり助けたりはしない者だと思う。

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