しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「尋問請負人」  マーク・アレン・スミス

2013年08月03日 | 読書
「尋問請負人」  マーク・アレン・スミス      ハヤカワ文庫NV
 THE INQUISITOR         山中朝晶・訳

あらゆる拷問のテクニックに通じた尋問のプロ、ガイガー。
民間企業、犯罪組織、政府機関から依頼され、彼は対象者から情報を引き出してきた。
だが、彼には秘密があった。過去の記憶を失っていたのだ。
ガイガーは今、新たな依頼を引き受けたが、事態の変転から一人の少年を救い、相棒のハリーらと逃亡の身となる。
執拗な敵と闘いながら、やがて彼は巨大な陰謀を知り、記憶を取り戻していくが……全米絶賛のサスペンス小説。
   <文庫本裏カバーより>





拷問の場面から始まる。
これが続くのは嫌だと感じたが、違う方に動き始める。
子どもが登場したこともあり、先が気になる展開に。
大きな陰謀もありそうで、それが何かも楽しみだった。
相棒のハリーと妹のリリーの関係や、ガイガーとエズラの関係も面白かった。
ただ、やはり拷問の場面はその後も出て来る。
痛く感じるので、苦手だ。
まあ、必要な場面ではあると思うが。
ラストの持って行き方が、少々バタバタとした感じ。
頭脳戦の要素があったが、最後は力任せ。
もっと、戦略を練ったらと、思ってしまった。

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