しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「青函特急殺人ルート」  西村京太郎

2020年09月17日 | 読書
「青函特急殺人ルート」  西村京太郎    光文社 カッパ・ノベルス    

青函トンネル吉岡海底駅で、若い女性が刺し殺された。
見学者が居残ることはありえない駅で、なぜ殺人が?
さらに彼女の婚約者も新宿のホテルから転落死する・・・・・・。
事件は、寝台特急「北斗星」に乗りこんだ十津川警部と真犯人の息づまるラストシーンへ!    
    <カバーより>





青函トンネルを走る列車。
見学以外止まらない2つの海底駅を通過する時も速度を落とすことはない。
だから、人がいても気が付かないとしても不思議ではない。
逆に亀井刑事の息子、健一がよく気が付いたと思う。
そう考えると、海底駅で殺す理由がいまひとつ。
確かに衝撃的ではあるが、中に忍び込む労力も考えると、殺害の場所は違っても良かったかも知れない。
最初の罪を隠す為に、次々と犯罪を重ねて行くパターン。
「1人殺すも2人殺すも同じこと」などと言ったりするが、一般人でもそうなるのか。
なかなかハードルが高い気がするが。
海底駅を見学したことはない。
海の底と考えると、列車で通過するのも、無事に通り抜けられますように、とちょっとドキドキしながらだから。
長居しなくてもいいかと。

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