本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編』

2007年02月08日 | 
『サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編』マリア・フォン・トラップ 文溪堂 1998

映画「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルになった、トラップ一家の母マリアの自叙伝。
修道女志願から母を亡くした七人の子供たちの家庭教師になり、その家の主人トラップ艦長と結婚したマリア。恐慌で財産をなくした一家は館を神学生の下宿にし、家族で聖歌隊を作るが、やがてナチス・ドイツに併合されたオーストリアを離れることになる。(前編の『サウンド・オブ・ミュージック  オーストリア編』のあらすじ)
(ここからがアメリカ編→)公演のためアメリカにやってきた彼らは、高度なテクニックを要する難曲を各地で歌うが、観客の受けは今ひとつで、エージェントから契約を打ち切られてしまい…。

マリアさんってバイタリティに溢れていて、周囲を引っ張るすごい力がありますよね。
一方でおっちょこちょいなトラブルメーカーだから、
(二度目の訪米の時、入国管理官に余計な一言を言ったばかりに、
一家はしばらく勾留され…。他にも競売にハマって家具を買い込んだり、
いきなりミュージックキャンプを企画したりと…)
近くにいたら結構大変な思いをしたかも(笑)。
でもね、結婚も、借金も、亡命生活も苦労が多かったはずなのに、
意志の強さと決断力、持ち前の楽天的な姿勢で人生に挑んできたことがよく分かる。
この『アメリカ編』でのマリアさんは、あらゆる意味で「おっかさん」的なイメージでした。

…この下書きを書いたあと、録画しておいたプレミアム10を観ました。
「サウンド・オブ・ミユージック マリアが語る一家の物語」
トラップ一家の次女マリアや、彼らを取り巻く人々の証言から、
映画とは異なる実際の一家の歴史を振り返る番組で。
母マリアの自伝とは記憶が違うところもあって、面白かったです。
本当のトラップ一家の歌声を聞けたのも嬉しかった!



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