本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

記憶違い?『空とぶゆうびんやさん』

2006年05月27日 | 
子供の頃に読んだ本って、なんで時々
思い違いをして覚えているのでしょう…。

以前、『年をとったワニの話』を間違って記憶していた、
という話をブログに書きましたけれど。(→詳しくはこちら

また頭の中で、勝手に物語を作っていた絵本があったのです。
懐かしの児童書として例を挙げ、
おぼろげなあらすじを紹介した『空とぶゆうびんやさん』。
手元にないばかりに適当なことを書きましたが。
GWに帰郷した折に、実家でその本を見つけたのです。
(他にも数冊、思い出の絵本と再会しました!)
長崎に送ってもらったので、暇な時に読んでみると。
あはっ。細部が記憶と違っていた。

ごめんなさーい!
やっぱり忘れたところを想像で補っていたようです。
題は『空とぶゆうびんやさん』だったんですけどね。

 <間違っていた箇所> …以下ネタバレ含みます。

×飛行機で配達する郵便やさん。
○特別製ヘリコプターで配達する郵便やさん。

×宙返りで手紙を落とし、首になる。
○曲芸飛行で教会の塔に衝突し、首になる。

×牝牛のミルクと奥さんが摘んできた苺でアイスを作る。
○牝牛のミルクと郵便やさんが裏庭で摘んだ苺でアイスを作る。

×アイスクリーム屋さんを開き、街のみんなに飛行機で届ける
○アイスクリーム屋さんを開くと、お客さんがこぞって買いにくる。

×何か事件があって、局長の怒りがとける。
○落馬した局長にアイスクリームをご馳走して、怒りがとける。

×飛行機で郵便配達をしながら
 アイスクリームもサービスする郵便やさんになる。
○ヘリで郵便配達をしながら
 局長さんにだけアイスクリーム4こを届ける。

前に書いたこと、ほとんど違っていました。
そりゃー、ご存知の方いないはずです。
アイスクリームに苺が入っていることだけは確かなんて。
食い意地が張っている証明になってしまいました…。

でも、改めて読み直したこの絵本。
楽しくてすてきなお話でした!
挿絵も温かみとユーモアがあります。
子供たちに曲芸飛行を頼まれると、断れない郵便やさんも、
失業した夫を明るく励ますおくさんも、
結果的に復職のきっかけを作る牝牛のニーナも、
優しくて、なんとなくほのぼの~としています。
自分だけアイスクリームをヘリで配達させる
郵便局長さんがちょっとせこい(笑)。

いまや入手しにくい状況が残念です(もしや絶版?)。
世の中には人知れず埋もれていく、
良質だけれどベストセラーではない本が、
沢山あるんでしょうね…。

ぽかぽかした日向で、お茶を飲みながら絵本をめくり、
のんびりまったり過ごすのがお好きな方、
お近くの図書館で所蔵していたら、
ぜひ借りて読んでみてください。
もしかしたらお気に召すかもしれません♪


『空とぶゆうびんやさん』バイオレット=ドラモンド絵・文 講談社 昭和47年




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