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引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『ヨイショの男』

2006年10月24日 | 映画・DVD・テレビ

『ヨイショの男』(2002年放送)
稲垣吾郎 市川染五郎 浅野ゆう子 矢田亜希子 小林稔侍

あけぼの保険の第1営業部に所属する桜井孝太郎は、
誰にでも調子の良い言葉をかけるヨイショの達人。
臆面も無く方々に愛想を振りまくので、
同僚には呆れられながらも、ある意味感心されている。
上司へのヨイショの甲斐あって、次の人事異動では
出世の可能性も…というところまで来たが、
そんな矢先あけぼの保険は経営が傾き、
外資系のグローバルライフに吸収合併されてしまう。

孝太郎が慕っていた徳川部長は役職を外され、
グローバルライフ側からは新しい上司が派遣されてきた。
「アイアンレディー」と呼ばれている今度の緒方部長は、
容赦なく第1営業部にメスをいれ、部下たちの反感を買う。
孝太郎の同期の白石を中心に団結した部員たちは、
一斉に休暇を取って緒方部長に抗議しようとするが、
マイペースな孝太郎は…。



放送時に楽しく観ていたドラマです。
今回レンタルビデオで改めて鑑賞しましたが、
以前と今ではまた、感じること考えることが違いました。

仕事に対する姿勢や、顧客・上司・同僚との付き合い方など、
人によって様々な価値観がありますが、
どれもそれなりに筋が通っているんですよね。
ある時には緒方部長に共感し、またある時は白石の意見に頷き、
それもそうだけど孝太郎も間違っちゃいないよな、
と呟いたりしました。

尚美のセリフにもありましたが、「会社は他人の集まり」。
だからこそ、それぞれのやり方というものがあるし、
お互いに欠けた所を補い合うことが出来る。
自分の方が正しくて、相手は間違っている…と
決め付けるのは簡単なんですが、
そこからまた何かを汲み取って(反面教師でも)学ぶことができたら、
人間として幅が広くなれそうな気がしますね。
まあ、“人の生き死に”に関わらないことでは、
何事も悩みすぎないことですわ♪
孝太郎のように柔軟に生きるのも、きっと楽しいことでしょう。

あとね、この話は普段ドラマを観ない夫も
「面白い」と評していました。
恋愛沙汰が控えめだから、というのがその言い分。
孝太郎と尚美のカップルは、ほのぼのしていて安定感があるし、
白石と由紀江さんの場合は、同僚以上恋人未満だけど、
そこで悶着があるわけで無し。
会社の人間関係を中心にした人情ドラマ…っぽいので、
すったもんだの恋愛ものが苦手な方におすすめです。
(わたしは孝太郎&尚美の可愛い雰囲気が好きですけどね




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