先週末から私の友人のUさんが、ある資産運用会社でメルマガを始めました。
→http://www.mag2.com/m/0001672232.html
読んでみると、多くの点で共感できることが書いてありますので、ご紹介したいと思います。
初回のメルマガのポイントは「資産運用には目標設定と心の準備が必要」ということになると思います。
この点私の言葉で補足すると、「お金を増やすことだけに目標を置いた個人の資産運用はうまくいかないことが多い」ということになります。
過去30年間の米国株のベンチマークS&P500の年平均リターンは11%強ですが、平均的な投資家のリターンは約3.7%に留まっていると言われています。
これは「投資家は相場が上がると買いたくなり、相場が大きく下がると売りたくなる」傾向があるからです。相場には「天井買わずの底売らず」という格言がありますが、実際は多くの人が逆の行動を取っているのです。
また日本の大手証券会社は、相場が相当上昇したところで株式投信を新規発売する傾向があります。これは「相場が過熱してこないと投信が売れない」ということと表裏一体の関係にあるのでしょうが、こんな投信を買うと長い間水面下に沈んでいる苦しみを味わうことになります。
つまり「お金を増やすことを目標にすると結果としてお金を増やせない」ことになる傾向があるのです。
では何を目標にすれば良いのでしょうか?
それはライフプランです。ライフプランに基づいて「目標別にお金を運用する」という考え方を守るということです。
例えば「10年後に世界一周しよう」と目標を立てた場合は、かなり積極的な運用をしても構わないと私は考えています。10年後には株価が上昇していそうな銘柄を買っておく。そして足元で株価が下落しても慌てないで静観しておく、ということです。
将来のことは分りませんから、10年後に株価が大幅上昇していることもあるでしょうか、期待していた成果が上がらない場合もあるでしょう。
株価が大幅上昇していれば、豪華船で世界一周。期待した成果が上がらない場合は、計画を縮小してバジェットな旅行をする・・・・ということでも良いでしょう。人生には夢が必要ですから。
一方老後資金はもっと安全な運用~株式と債券への分散投資~をする必要があります。
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いずれにせよ、個人の資産運用ではライフプランが大切なのです。Uさんの健筆を期待しています。
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出版した電子本
「インフレ時代の人生設計術」 B00UA2T3VK
「人生の山坂の登り方・降り方」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LYDWVPO/
「海外トレッキングで役に立つ80の英語」
「英語の慣用表現集」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LMU9SQE/
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