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大谷選手と水原元通訳はこれからどうなる?

2024年03月22日 | ニュース
 一昨日ドジャースの大谷選手の通訳を務めてきた水原氏がドジャースから解雇されたという衝撃的なニュースが流れた。
 水原氏が解雇された理由について、水原氏が現在連邦警察から査察を受けている違法ブックメーカーとの関係を理由に解雇されたという報道が流れたが、ドジャース側は解雇理由を明らかにしていない。
 スポーツチャンネルESPNの報道によると、最初水原氏はブックメーカーに対する多額の借金を支払うため、大谷選手が水原氏の監督under MizuharaIs supervisonのもと送金を行ったと述べていた。しかしその後水曜日になって水原氏は前言を翻し「大谷選手は自分のギャンブル行為や借金やその返済努力について何も知らなかった」と述べた。また大谷選手の弁護士事務所は大谷選手は大規模窃盗事件の被害者だと声明を発表した。
この一連のニュースは、日本のマスコミでも報じられているので、繰り返さないが、私が興味を持ったのはWSJがThe nightmare start to Shohei Ohtani's Dodgers vareerという記事だった。「大谷選手のドジャースでのキャリは悪夢で始まる」ということで、何が悪夢なのか?ということについて記事は次のように結んでいた。
 「次に水原氏と大谷選手に何が来るのかは明らかではない。大谷選手は単なる通訳ではなく、メジャーリーグスターとしてのプレッシャーの高い環境への順応を手助けしてくれた人物(水原氏)を刑事告訴する手続きを開始することになると予想される」

なお記事は明確に述べている訳ではないが、水原氏が大谷選手の口座から金を盗み不正送金したのか?あるいは最初に水原氏が述べたとおり、大谷選手は水原氏が賭博の借金を返済するための送金を手助けしたのか?という点について
疑問を抱いていることは間違いない。
 私も直感的には大谷選手は水原氏から借金返済のために援助を頼まれ、今後賭博に手をださないという約束の上送金を認めた可能性があると考えている。
その理由は、大谷選手と水原氏のこれまでの親密な関係と、送金時の本人認証に関する多重認証システムで多額の資金を本人の認証なしに送るのは難しいと考えるからだ。
 ではなぜ水谷氏は前言を翻し、大谷選手の資金を盗むことにつながる発言をしたのか?それは大谷選手本人による違法賭博ブックメーカーに対する送金が、犯罪とはいわないまでもMLBの規定に抵触するリスクやファン感情を傷つけるという考えが働いたか?あるいはドジャース側などからプレッシャーがあったのではないか?という推測が成り立つ。
 だがこれまた憶測にすぎない。今後なにが出てくるからは分からない。ただそれは大谷選手にとってプレッシャーであることは間違いないだろう。
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