昨日(7月30日)マイクロソフトの4半期決算が発表された。全体的は収益は残念同期比15%増の647億ドルで、純利益は10%増の220億ドルだった。
悪くない決算内容だと思うが、一部の投資家が着目したのは、AI事業の中心であるAzureクラウド部門の収益が29%増加に留まった点だった。これは禅四半期の31%増を下回り、FactSetによるアナリスト予想30%増を若干ながら下回った。
このクラウド部門の増収率が鈍化していることが、AI事業の成長鈍化の代理指標となり、投資家の売りを招いた。同社株は決算発表の前に1%下落し、決算発表後の場外取引では一時6%下落したが、最終的には3%下落まで値を戻した。
マイクロソフトの株価は今月初旬につけた467ドルから昨日の422ドルまで急速に値を下げた。
最大の原因は、年初来高いパフォーマンスをあげてきた情報通信産業株を売って、出遅れ株や小型株を買うローテーションの波に押されたことが原因だ。
クラウド部門のわずかなカゲリに焦点が当たったのもこの流れに一環だろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます