金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
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流行はいらない、必要なのはライフスタイル

2017年04月05日 | うんちく・小ネタ

今日(4月5日)の日経電子版を見ていると「勤勉すぎる日本人の過剰なまでの消費主義」という囲み記事があった。話し手はスタンフォード大学のレバーブ准教授。行動経済学者のレバーブ准教授は「日本人はとても流行に敏感で、『流行に遅れている人だと見られたくない」と思うあまり、はやっているものを次々に購入して消費する傾向が強いがこれは賢い消費者の行動ではない」「(日本人のビジネスパーソンの中にはスーツだけで軽く10着は持っている人がいるが)体は1つしかないわけだから、1着でも十分なのに、日本人はちょっとずつ違ったものを10着も買ってしまう。これではお金の無駄遣いです。ヨーロッパ人を少し模範にしてみてはいかがでしょうか。」と述べている。

数年前日経新聞(日曜版だったか?)で俳優の伊武雅刀さんが「男にファッションはいらない。必要なのはスタイルだ」という主旨の広告で出ていた記憶がある。カッコいい言葉だと思ったがあまり流行らなかったキャッチフレーズだったようだ。

ファッションはいらないということは流行は必要ない。流行を追う必要はないということだ。スタイルが必要というのは体形が重要という意味ではなく、ライフスタイルが必要だということだろう。

ライフスタイルは生き方の問題であり、何に価値を見出し、それに沿う生き方をするということだ。流行を追う生き方は他人指向であり、スタイルに拘る生き方は自分指向といえるだろう。

自分のウオーキングクローゼットを見ると多少の違いはあるものの、同じような服が並んでいることに気が付く。同じような服が並んでいるということは、あるライフスタイルが貫かれているような気もするが、滅多に袖を通す機会がない服があることも事実。

これから服を買いたくなった時は「体は1つ。いつその服を着るの?」とまず自問することにしよう。

 

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